【上まぶたのくぼみ】目の上のくぼみをなんとかしたい！セルフで改善できる？美容整形？【美容外科クリニック7院も紹介】

老化やダイエットなどによって、目の周りの眼窩脂肪が減少すると目の上にくぼみが発生します。また、目元のたるみ・クマを除去する‎脱脂手術によっても脂肪が減少し、くぼみが生じてしまう場合があります。この場合、目の上に脂肪やヒアルロン酸を注入する整形手術を行うと、脂肪の減少による目のくぼみを解決できます。

加齢によって目の周りの脂肪やコラーゲンが減少したり、筋肉が衰えたりすることで、目にたるみやくぼみが生じます。筋肉の減少によるくぼみ・たるみは、眼輪筋のトレーニング・マッサージを行うと改善可能です。

パソコンやスマートフォンを長時間見続けていると、瞬きの回数が減り筋肉が衰えるため、若年層であってもくぼみが生じる場合があります。デスクワークを行っている方は、定期的に目の周りをマッサージして、眼の周りの筋肉を刺激して血流をよくしましょう。

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたを動かす筋肉が弱まることで、まぶたが垂れさがってしまう症状を指します。眼瞼下垂には、生まれつき生じる先天的なものと、生活習慣や加齢による筋肉の減少が原因で発生する後天的なものがあります。

眼瞼下垂になると、脂肪や筋肉の位置がずれてしまい目の上にくぼみができるだけでなく、視力が低下してしまうので手術が必要です。一般的な美容整形と異なり健康保険が適用されるため、症状が悪化する前に治療を行いましょう。

目の上のくぼみを治す方法には、マッサージやストレッチなどのセルフケアと、ヒアルロン酸注射・脂肪注入などの美容整形の2種類があります。セルフケアは無料で行えるのが魅力的ですが、改善できる範囲には限界があり、老化によるくぼみには対処しづらいのが欠点です。

マッサージやストレッチでは眼の周りの筋肉へのアプローチとなるため、老化によって脂肪やコラーゲンが減少している場合はくぼみの改善は行いづらくなります。しかし、アイクリームなどを使って目元の保湿ケアを行うことでくぼみの原因であるたるみを予防できるため、くぼみ予防には有効です。

皮下脂肪やコラーゲンが残っている若年層であれば、マッサージやストレッチを行うだけでくぼみ目を改善できる可能性があります。くぼみを解消できるように、スマホを見る時間を減らした上で目がこった時はマッサージを行いましょう。

真皮の部分にコラーゲンと共に存在するヒアルロン酸を入れる、ヒアルロン酸注射を行うと皮膚にハリ・ツヤを与えながら、目のくぼみを改善できます。治療費用が1回あたり1万～3万程度とリーズナブルで、気軽に受けられるのがメリットです。

しかし、体内に存在する成分であるため、時間とともに体内に吸収されてしまい、半年から1年ほどで効果が薄れてしまいます。定期的に打つのが面倒な方は、持続時間の長い脂肪注入を行いましょう。

脂肪注入では、自分の太ももなどの脂肪を少量吸入してから、注射針を使って目の上のくぼみに注入します。ヒアルロン酸注射に比べて大掛かりな手術になるため、施術代金は脂肪採取代を含めると30~50万円程度と高価です。

ヒアルロン酸と異なり、いくらか体内に吸収されるものの、くぼみの部分に定着するので半永久的に効果が持続します。1~2週間程度のダウンタイムがあるので、休みを取ってから治療を受けるようにしましょう。

まぶたが下がる眼瞼下垂には、軽度・中度・重度の3段階に大きく分けられ、症状の程度によって最適な治療方法が異なります。比較的軽度な場合は、まぶたの筋肉である上眼瞼挙筋・ミュラー筋がまだ動くので、挙筋前転術(きょきんぜんてんじゅつ)で改善可能です。

眼瞼下垂が進行して筋肉が機能しなくなった場合は、前頭筋吊り上げ術を行うと重度の眼瞼下垂も治療できます。挙筋前転術・前頭筋吊り上げ術のどちらも健康保険が適用されるため、5~10万円程度で手術可能です。

ただし、偽性眼瞼下垂に対する手術は自由診療になり、高額な施術費用がかかる場合が多いです。偽性眼瞼下垂は眼瞼下垂との見分けが付きづらいので、一度、専門の眼科クリニックに行って診断してもらいましょう。

採取した自身の血液から血小板(PRP)を抽出し、肌に注入する皮膚再生治療は、PRP再生治療とも呼ばれています。細胞が若返りコラーゲンやヒアルロン酸が増えるので、ヒアルロン酸注射と同様に肌にハリとツヤがもたらされます。

体内の成分であるため体内に吸収されますが、肌の細胞自体が活性化するので、持続時間が1年~3年と長いのもメリットです。しかし、1回あたりの施術料金は10~30万円程度と効果なため、予算に余裕がない方はヒアルロン酸注射の方が適しています。

代表的な4種類の目の上のくぼみ治療にかかる、施術費用の目安は以下の表のとおりです。施術内容によって一度きりのものと定期的な通院が必要なものに分かれます。

ヒアルロン酸注射はダウンタイムも少なく費用的にも取り入れやすい施術ですが、持続期間は長くても1年程度のため定期的に施術を受けなければなりません。そのため、長期間継続した場合のコストは他の施術より高くなる場合もあります。

* 保険適用外の場合の費用。眼瞼下垂症と診断された場合は保険適用となり、5万円程度で治療が可能。

整形で目の上のくぼみを解消する上でのメリットとデメリットを、表にして分かりやすくまとめてみました。目の上のくぼみを解消する整形を受けるか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

整形によって目の上くぼみを解消する最大のメリットは、さまざまな種類のくぼみに対処できることです。まぶたの上の脂肪・コラーゲンを増やせるだけでなく、眼瞼下垂によるまぶたの垂れ下がりも解消可能です。

マッサージやストレッチに比べて効果の持続時間が長く、脂肪注入を行えば半永久的に効果が持続します。ヒアルロン酸注射・PRP再生注射などの注入治療であれば、目の上に注射するだけで整形が終わるので、ダウンタイムも短くて済みます。

セルフケアと異なり、即座にまぶたのコラーゲン・脂肪の量を増やせるため、目の上のくぼみが素早く改善されるのもメリットです。ヒアルロン酸注射・PRP再生注射でコラーゲンを増やせば、肌のハリやツヤも取り戻せます。

整形を行う上で一番大きなデメリットは施術費用の高さであり、長期的にくぼみを除去しようとすると数十万円単位の費用が必要です。若いうちはマッサージやストレッチでしのげる場合が多いため、予算がない方は加齢によるくぼみが生じる前に整形費用を蓄えておきましょう。

目の中に異物を注入するので、眼球圧迫などのリスクがありますが、再手術を行えるため取り返しの付かない自体にはなりづらいです。施術後の後遺症が不安な方は、溶解注射を行えるところを選びましょう。

効果の持続時間が短いヒアルロン酸注射を受ける時は、定期的に通院することになるので、通いやすいクリニックを選ぶ必要があります。また、抜糸・検診のある眼瞼下垂手術では、3回以上通院しなければなりません。

永久的に効果が持続する脂肪注入でも、万が一トラブルが発生した時に、すぐ相談できるところを選んだ方がいいです。整形手術を受ける前に家・駅からの距離をチェックして、自宅から通いやすいクリニックを選びましょう。

美容クリニックでは、さまざまな顔のパーツの整形が行われるので、目の上のくぼみ治療の症例数が少なくなる場合があります。HPにクリニック全体の実績が掲載されているところが多いので、症例数が多い美容クリニックを選びましょう。

見え方に及ぼす眼瞼下垂手術では、クリニック全体の実績だけでなく、医師個人の実績も確認した方がいいです。医師個人が行った手術件数の情報は広告では手に入りづらいので、クリニックに来院して聞くようにしましょう。

眼瞼下垂手術は失敗すると取り返しがつかないので、クリニックのカウンセリングの質も重要な選び方のポイントです。現在の症状や治療に関する不安に親身になってくれるところであれば、整形手術の疑問点を解消できます。また、仕上がりのイメージ共有を行ってもらえれば、施術後に後悔する可能性を減らせます。

眼瞼下垂手術以外のまぶたの整形は自由診療になり、治療代が高額になるので、費用の安いクリニックを選んだ方がいいです。ヒアルロン酸注射は、1回の費用は安くても持続時間が短くランニングコストがかかるため、長期的な費用は高くつく場合が多いです。

クリニックによって受けられる治療方法が異なり、PRP再生注射・脂肪注射を行えないところもあります。各クリニックの対応コースを確認した上で、治療方法ごとのトータルコストを検討しましょう。

眼瞼下垂でなければ、注射による施術(ヒアルロン酸注射・脂肪注入など)を受けられるので、眼の上のくぼみを切らずに整形可能です。痛みやダウンタイムも少なく、3日~1週間程度でまぶたの腫れが収まります。

目の上のくぼみの整形は美容医療にあたるため、基本的には保険適用外になり、6~50万円程度の高額な施術費用がかかります。ただし、偽性眼瞼下垂を除く、眼瞼下垂の治療は健康保険が適用されるので、5~10万円程度で手術が可能です。

ヒアルロン酸注射・PRP再生注射・脂肪注入であれば、注射による整形を行うだけなので、まゆの形状は大きく変わりません。

皮膚の縫合や切除を行う眼瞼下垂手術では、注入による整形手術よりもダウンタイムが長くなり、1~2週間は腫れや内出血が生じます。皮膚の切除を行う場合は特にまぶたの負担が大きくなり、2週間~3ヶ月の間まぶたが腫れ上がります。

切らない手術では、挙筋腱膜とミュラー筋を縮めるために、5日~1週間程度縫合し続けなければなりません。まぶたの傷跡に液体が入ってしまうと、感染症を引き起こしてしまうおそれがあるので、洗髪や入浴は避けておきましょう。

1週間程度して抜糸すると、洗髪や激しい運動を行えるようになりますが、コンタクトレンズの装着やアイメイクは控えた方がいいです。1ヶ月経過すると制限がすべて解除されるため、完全に通常通りの生活を送れるようになります。

ヒアルロン酸・脂肪などを注入した時に生じる、主な副作用は以下のような症状が挙げられます。しこり・細かいでこぼこや皮膚の壊死が出来てしまっても、ヒアルロニダーゼ等の溶解注射を行えば、術後の後遺症も改善可能です。

注入による整形手術の副作用

• 内出血が起きる
• アレルギー症状が出る
• しこりができる
• 細菌に感染して炎症が起きる
• 塞栓によって皮膚が壊死する(皮膚の色が白→赤→紫→黒に変化する)
• 細かいでこぼこができる

まぶたの皮膚の縫合や切除を行う眼瞼下垂の手術では、注入整形にはない重い副作用が生じる可能性があります。数カ月程度経過すれば後遺症が収まる場合が多いため、副作用が生じた時は様子を見ましょう。

眼瞼下垂の手術の副作用

• ドライアイ・涙目
• まぶたが閉じにくくなる
• 目が開きすぎる
• 乱視強度の変化による視力の低下
• まぶたの開きに左右差が生じる
• 細かいでこぼこができる
• しこりができる
• 眼瞼けいれんが生じる
• 眼瞼下垂が再発する

ヒアルロン酸自体は体内に吸収されるので、異物が混入していない限りは、繰り返し注射しても顔が膨らみません。しかし、粗悪なヒアルロン酸製剤は体内に溶けない成分が入っているため、注入すると顔の形がおかしくなってしまいます。

完全に溶け切っていないのにも関わらず、効果切れだと思い込んで再注入すると、顔がパンパンになる場合があります。手術してからしばらくすると、見慣れてしまい変化が分かりづらくなるため、施術前に顔写真を撮影して違いを比較できるようにしましょう。

美容クリニックで整形手術を行えば、老化や眼瞼下垂によるくぼみに対処できるだけでなく、半永久的に美容効果を得られるのが魅力です。長期的に目の上のくぼみを除去するには高い施術代がかかるため、しっかり予算を用意した上で、信頼性の高い美容クリニックで治療を受けましょう。