春スキーウェアおすすめ10選｜春スキー・春スノボに必須の服装と持ち物は？

ウィンタースポーツの代名詞といえば、スキー・スノーボードですが、いつまで楽しめるかご存じでしょうか。雪が降る真冬のシーズンはもちろんですが、それを過ぎた春でもまだまだゲレンデを楽しむことが可能です。むしろ近年では、寒さが緩和する春スキー・春スノボの人気が高まっています。

「冬に行き損ねた」という方でも春スキーならまだ間に合います。そこで今回は、メンズ・レディースにおすすめの春スキーウェアについて詳しく紹介します。冬スキーとの違い、どんな服装やインナーを選ぶのが最適なのか、必要な持ち物についてもまとめました。

冬のシーズンを過ぎても春先までゲレンデに行って雪山を堪能したい方は、ぜひこの記事を参考に春スキーに適した格好を揃えて、思い切りスキー・スノーボードを楽しみましょう。

春スキーとは一般的に「3月～5月の暖かい時期のスキー」を指します。12月末～2月頃のとくに積雪が多い時期は「ハイシーズン」「トップシーズン」と呼ばれており、それを過ぎると旅行のスキーツアーにも「春スキー」の文字が並ぶようになります。

もちろん、気候や立地によって時期に多少のばらつきが出ますが、大体上記の期間が冬スキーと春スキーの境界線と考えておくといいでしょう。

同じゲレンデでも、春スキーには以下のような特徴があります。

• 雪質は水分が多く重め
• 初心者には難しいコースが多い
• 気温が上がり体感温度も上昇する
• 雨が降ることが多い
• ハイシーズンより料金が安く人が少ない

気温が上がってくる春スキーは、何より雪質が異なります。一部には土と雪が混ざっていたり、一度解けた雪が固まってザラザラしていたりするため、初心者にはハイシーズンよりも滑るのが難しくなっています。

その分、料金が安かったり慣れている方が行くので人が少なかったりと利点がありますが、服装や天気もハイシーズンとは違うので、行く前の準備に気を付けましょう。

トップスは撥水加工があり、通気性のいい素材を選びましょう。とくに晴れた日は汗をかきやすいので、揮発性もあると快適です。春スキーでは多少天候が悪くても冬ほど極寒になることはないので、ウィンドブレーカータイプなど薄手でも大丈夫です。

春スキーのトップスは自由度が高く、ご自身の体感気温によってはパーカーなどラフな格好でも問題はありません。ただし、撥水性がないと雪が染みてきて、体温を下げてしまう恐れがあるため注意してください。

パンツも、撥水加工のされたものであればスキー専用でなくても大丈夫です。冷えが気になる方は、インナーに温かいタイツなどを用いて調整しましょう。春スキーは場所によって土混じりの雪がある可能性が高いので、汚れても洗いやすいものだと安心です。

パンツも撥水加工がないと水がすぐに染みてくるため、購入時は撥水加工がついているかをしっかり確認しましょう。

ビブパンツとは、オーバーオールのように胸当てとサスペンダーが付いたスタイルのパンツです。ウィンタースポーツを楽しむ方のなかでも特にスノーボーダーに愛用者が多く、機能性の高さや見た目のかわいさもあり、子供から大人まで幅広く着用しています。

ビブパンツのメリットは、転倒しても雪が侵入しづらい・暑い日はビブパンツのみでも対応できる・おしゃれでベテランのように見えるなどが挙げられます。ただ、タイプによってはトイレがしづらい場合がありますが、最近は容易に着脱できるビブパンツもあります。

春スキーの温度調整は、主にインナーでおこなうのが基本です。気温が高い日は薄手を、気温が低い日は厚手か重ね着で調整しましょう。インナーであれば、1日の中の気温変化によって手軽に着替えられるので、何タイプか用意しておくのが理想です。

また、春スキーは汗をかきやすいため、汗を吸いやすいものや揮発性が高いものがあると蒸れずに快適に楽しめます。大量に汗をかいたときのためにも、インナーは替えを準備しておきましょう。

春スキーでは小物も冬スキーより軽量化することが多いです。

• ニット帽はキャップに
• グローブは雪山用より軽量な登山用に
• ゴーグルは紫外線対策用のサングラスに

上記の小物を変更すると、春スキーをする際に便利な仕様になります。春スキーの際にゴーグルやグローブをしない方もいますが、目を紫外線から守るため、また転んだり接触したりしたときの怪我を少しでも軽減するために、グローブやサングラスは必ず身につけましょう。

雪山は真冬であっても日焼けのしやすい場所です。それに加えて、春スキーシーズンは紫外線の量が増えるために日焼対策は必須になります。とくに雪面は紫外線を反射するため、上からも下からも紫外線を浴びることになり街中よりも焼けやすいのです。

ゲレンデに出る前には必ず日焼け止めを塗り、また途中で塗り直しもできるように日焼け止めは持ち歩きましょう。また、以下のようなフェイスマスク・フェイスカバーもおすすめです。

スキー場には、食事をしたり休憩をしたりできるレストハウスがありますが、場所によっては春スキーシーズンは閉館している場合があります。そのため、自分が行くスキー場のレストハウスのオープン状況は事前にしっかり確認しておきましょう。

もし閉館しているのであれば、簡単な軽食と水分は必ず持っていってください。とくに春スキーは汗をかくため水分は必須です。

春スキーでは軽食・飲み物・日焼け止め・汗をかいたときのためのタオル・体温調整のためのグッズなど思っているよりも荷物が多くなります。こうしたときのためにバックパックがあると大変便利です。

バックパックは小分け用のポケットも充実しているので、スマホなどの小物もしっかり収納でき破損や紛失も防げます。

春スキーは気温が高いため、それだけでも雪が溶けやすくなっています。そこに雨が降ってしまうと、さらに雪質が悪化し視界も悪くなるため、天候には充分注意してからゲレンデに出てください。また、快晴も雪を溶かしてしまうため、意外にも曇りがベストな天候になります。

また、雪の溶けてかけているコースは岩や石が露出している可能性もあるため、注意しましょう。

春スキーは冬スキーよりも軽装備で楽しむことができます。しかし、気を抜きすぎるとケガに繋がる恐れがありますので、この記事を参考に最低限の装備は揃えてから出かけてください。冬とはまた違った気候と環境を味わえる春スキーを、安全に楽しみましょう。

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