顆粒の除草剤おすすめ15選｜危険？液体との違いも解説

ガーデニングや、お家周りの掃除のときに困るものといえば雑草です。何度抜いてもすぐ生えてくる強さには悩まされてしまいます。そこで活躍するのが除草剤ですが、除草剤には顆粒タイプと液体タイプがあり、一体どちらを使うべきなのか悩みますよね。

そこで今回は、顆粒タイプの除草剤に焦点をあててご紹介します。顆粒除草剤の効果から、正しい巻き方・おすすめ品まで顆粒除草剤の情報をまとめました。また、「健康への影響はないの？」といった疑問にもお答えしています。

この記事を読めば、悩まされていた雑草たちを一網打尽にできます。ぜひ日々の雑草取りに苦労されている方は、参考にしていただき顆粒除草剤をお試しください。

顆粒除草剤の1番の特徴は「生えてくる雑草の発芽を抑制する」点です。除草剤によって地面に薬剤の成分層を作ると同時に、地中にある雑草の種子を枯らしてくれます。商品によって効果期間に差はありますが、3ヶ月〜9ヶ月ほど効果の持続が可能です。

ただし顆粒除草剤には、絶対に注意しなければならない点があります。

• 顆粒除草剤は「今生えている雑草を枯らす」役割がない

これを忘れてしまうと、効果は全くなくなってしまいます。顆粒の除草剤は、生えてくる雑草の抑制ということを忘れずに、使う前には今生えている雑草を必ず抜くようにしましょう。

除草剤の、顆粒タイプと液体タイプでは主に以下のような違いがあります。

■顆粒タイプ

• ゆっくり浸透するので効果は遅め
• 葉や茎には直接作用しにくい
• 土の中の根や種子を枯らす
• 必ず草を刈り取ったあとに散布する

■液体タイプ

• 葉や茎に直接作用する
• 効果が早い
• 土の中の根まで届かないことがある
• 育った草も刈り取らずにそのまま使える

使い勝手としては、液体タイプのほうが手軽に思えますが、顆粒タイプの特徴は「草を生えさせない」ことです。しっかり手順通りに使えば、結果的に雑草を見なくて済むようになります。

顆粒タイプの除草剤を買ってきた袋のまま撒こうとすると、1ヶ所にどさっと出てしまうなど散布のバランスが悪くなってしまいます。そこで、ぜひ使いたいアイテムが散布機です。手動から電動までさまざまな種類があるので、ぜひチェックしてください。

電動の方が値段も高額になりますので、ご家庭で使う際には手ごろな手動の散布機がおすすめです。

特徴でもご紹介したように、顆粒タイプの除草剤は背が高く育ってしまった雑草には効果がほぼ発揮できません。そのため、今生えている雑草は手で抜くか、顆粒タイプとは別に茎葉処理に特化した除草剤を使ってしっかりと取り除いてください。

ほぼ雑草がなくなった状態の土に、顆粒タイプの除草剤をまくようにしましょう。土に薬剤の幕を張り、土の中に浸透して根や種子を枯らすのが、顆粒タイプ除草剤の強みです。

顆粒タイプ除草剤の効果を最大限に発揮させるなら、全体に均一にまくことが大切です。手や袋のままでザっとまいてしまうと、まいた場所にムラができ、そこから新たな雑草が生えてきてしまいます。やはり散粒器を利用し、隅々まで隙間なくまくことを意識しましょう。

そのため容量が多めの除草剤を用意しておいたほうが、しっかりと撒ききることができます。

除草剤には効果の期限があります。その土地の状況や、生えてくる雑草の種類によって効果は変わってきますが、もし迷うようであればまずは半年効果のものをおすすめします。そして3月〜4月と9月〜10月の2回に分けて散布しましょう。

他の効果期間の除草剤の場合も、雑草の活動が活発になるのは3月～4月にかけてなので、そこをスタートとしてまき始めると、より高い効果が期待できます。

風の強い日・強い雨の日に散布をするのは避けましょう。顆粒タイプは、強い風に飛ばされやすく、強い雨には簡単に流されてしまいます。こうなると効果も薄れてしまい、せっかくまいた労力も水の泡となってしまいます。

不安定な天気の日、または予報が出ている日の散布は避けて穏やかな天気の日におこなうようにしましょう。

顆粒の除草剤が、傾斜地に向かない理由は以下のとおりです。

• 雑草の根が傾斜を支えている可能性がある
• 顆粒が傾斜を転がり、下にある植物を枯らす可能性がある
• 田畑や河川が近くにあると成分が侵入する可能性がある

特に急こう配の傾斜の場合は、斜面を支えている雑草類の根がなくなると土が崩れる恐れがあるので要注意です。また、顆粒は散りやすいという性質をしっかりと考慮し、他の家や土地に迷惑をかけないように配慮する必要があります。

天候や傾斜地でもご紹介したとおり、顆粒の除草剤はまいた場所から他の場所へ飛散してしまう可能性があります。そのため、近くに農地や畑がある場合には特に注意が必要です。除草剤が大切な作物を枯らす原因になる恐れがあります。

成分で人に害はないと記載があるものもありますが、作物に関してはどのように作用してしまうかわかりません。必ず近隣の状態に配慮して使いましょう。

ペットや小さいお子さんがいるご家庭は、使う除草剤に注意が必要です。誤って顆粒を口に入れてしまったり、お子さんの場合は顆粒を触った手で食べ物を触ったりする恐れもあります。こうした危険を防ぐために、ペットや人体に影響がないタイプの除草剤もあります。

必ず買う場合は成分をチェックすると同時に、散布後数日はできるだけまいた場所にペットや子供が行かないようにするとより安全です。

顆粒の除草剤のみでも雑草を枯らせますが、用途によっては液体タイプも活用するとより効果的です。たとえば、背の高い雑草がたくさん生えてしまった場所には、まず液体タイプで表面の葉を枯らしてから顆粒タイプを使う手もあります。

また、ごく狭い一部分だけに除草剤を使いたいときは、液体・スプレータイプなどのほうが割安でお手軽な場合もあります。使う場所にあわせて、うまく使い分けて効果をより高めましょう。

結論からいうと、顆粒除草剤は健康に影響はありません。過去には使われてる成分「グリホサート」について、発がん性があるのではないかとして、除草剤は危険と言われていました。しかし日本の食品安全委員会をはじめ、各国の規制機関の見解で「グリホサート」が健康を害する可能性は低いとされたのです。

よって、除草剤はまいても人体に悪影響はあたえないのですが、これはあくまで「使用上の注意を守った場合」です。直接口に入れたり、皮膚の粘膜に触れたりと危険な使い方をすると、何らかの症状を引き起こす可能性があります。

除草剤を使うときには、かならず使用方法・使用容量を守ったうえで正しく使いましょう。

顆粒除草剤で雑草退治をするさいに、「いくらくらいかかるんだろう…」と金額が気になる方もいらっしゃるかと思います。これについては、まく範囲や雑草の種類、成分の違いなどによって相場が大きく異なります。効果が気になる方は、まず少量タイプで狭い範囲を試してみるのがおすすめです。

根から雑草を枯らしてくれる顆粒の除草剤は、とても強い味方です。効果が強い分、気を付けなければいけないこともありますが、正しく使えばお家周りの掃除や、畑の手入れがグンと楽になります。今回ご紹介した情報を参考に雑草対策をしましょう。

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