スキーウェアおすすめ20選｜人気ブランドやメーカー・メンズ向け商品も

ウィンタースポーツを代表するスキーは、老若男女問わず親しまれている人気のスポーツです。スキーを楽しむときは、寒さから身を守るスキーウェアが欠かせません。防寒性を高めることはもちろん、転倒してしまったときに雪面から守る役割を担っているのがスキーウェアです。

冬が近づくに連れて、市場には機能性抜群の暖かいスキーウェアが並びます。見た目にこだわったかわいいデザインも多いため、選ぶときに迷ってしまいますよね。思ったよりも防寒性が低かったりすぐに濡れたりすると、せっかくの楽しいスキーも台無しになってしまいます。

そこでこの記事では、スキーウェアを選ぶ時のポイントと人気ブランド・メーカー、おすすめの商品を紹介していきます。スキーウェアの種類や機能性、長持ちさせるコツなども解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

同じウィンタースポーツであるスノーボードも、スキー同様に専用のウェアの着用が推奨されています。スキーウェアもスノボウェアも似たような見た目をしていますが、よく見てみるとシルエットに違いがあります。

スキーウェアは風の抵抗を最低限に抑えるために、できるだけタイトなシルエットに作られているのが特徴です。対してスノボウェアは、衝撃を和らげるプロテクターをウェア内に装着するので、余裕をもって仕込めるようにゆったりとしたサイズ感で作られています。

スキーウェアには大きく分けて4種類のタイプが存在するので、どのように滑りたいのか目的に合わせて選ぶ必要があります。まずは、スキーウェアにはどのような種類があるのか、どのような方に向いているのかをチェックしていきましょう。

アルペン・レーシングタイプは、タイムを競う競技勢向けに作られているスキーウェア。上下を繋げたワンピースの形状をしており、ウェットスーツのように体にぴったりと密着するのが特徴です。

ウェアの面積を最小限に抑えているので風の抵抗を受けにくく、スピードを出しやすいメリットがあります。

デモタイプは一般スキーヤー向けのスキーウェアで、基礎を重視して作られています。滑りや動きがきれいに見えるよう、ウェアのシルエットにこだわっているのが特徴的。パスケース入れやポケット付きなど、機能性も充実しており使い勝手のいいスキーウェアです。

フリーライドタイプは主にフリースタイルで着用するスキーウェアです。ジャンプ・回転・コブでの滑走をしやすいようにルーズなサイズ感で作られています。そのため、スピードよりもアクティブにスキーを楽しみたい方に向いているウェアです。

また、フリーライドタイプはおしゃれなデザインが多く、ファッション性に優れているのが魅力でもあります。ルーズなウェアなので、スキーとスノーボードの兼用ウェアとして販売しているメーカーも多いです。

バックカントリータイプのスキーウェアは、その名の通りバックカントリーエリアで滑走する方向けに作られているウェアです。整備されていない雪面を滑り降りるため、ハードな場面でも快適に滑走できるように設計されています。

一般向けスキーウェアは保温性を高めるために、綿を詰めて厚みを出しています。一方、バックカントリータイプは汗をかくことを考慮して、レイヤリングできるよう薄手に作られているのが特徴です。

スキーウェアのジャケットとパンツは、別売りされている場合と上下セットアップで販売されている場合の2パターンがあります。上下セットアップはサイズやデザインをバランスよく組み合わせているので、難しいことを考えずに選べるのが魅力です。

ただし、人によってはどちらか一方のサイズが合わない場合もあります。そんなときは、別売りのジャケットとパンツをそれぞれで合わせるのがおすすめ。パンツはオーバーオールかそうでないかでも使用感が変わるので、しっかりと試着してから購入するのがベストです。

スキーウェアを購入するときはサイズ感やデザインはもちろん、快適度を左右する耐水圧や透湿性なども忘れずにチェックしましょう。スキーウェアを選ぶ際に確認しておきたいポイントを以下の7つに分けて解説していきます。

耐水圧とは生地がどれほどの水圧に耐えられるのかを表した数値で、数字が高ければ高いほど防水性に優れています。耐水圧300mmで小雨程度、10,000mmで大雨に耐えられる数値です。スキーウェアの場合、快適に過ごすためには10,000mmあるのが理想とされています。

耐水圧が10,000mm以上あれば、雪が降るなかでも滑走できたり、雪面に座って休憩できたりします。

透湿性とは生地の内側にある水蒸気を外側に放出する能力を示した数値です。数字が高くなるにつれて通気性が高くなるため、スキーウェア内の蒸れを防げます。長時間にわたってスキーを楽しむならば10,000g以上が好ましいですが、最低でも5,000～8,000gあれば不快な蒸れを防止できます。

この数値は一般的な目安なので、汗をかきやすい方はできるだけ透湿性の高いスキーウェアを選びましょう。

スキーウェアの防寒性を高めるためには保温性も大切です。保温性が高ければウェア内の熱を逃がしにくいので、寒さ対策に繋がります。スキーウェアに使われている保温性の高い素材は、体熱に反応する発熱性素材と、熱を外部へと逃がさない蓄熱性素材の2種類があります。

スキーウェアの保温性の高さは数値化されていないので、どのような素材が使われているのか、保温性のある素材なのかをチェックしましょう。また、暖かさに関しては実際に試着して確認するのがベストです。

スキーウェアのサイズは普段着と同じサイズ感で、ジャストサイズまたは一回り大きいサイズのものを選びます。スキーウェアのなかにはインナーも着用するので、ぴったりすぎると窮屈に感じてしまいます。そのため、適度に余裕を持たせるのがおすすめです。

ジャケットの場合は両手を伸ばしたときに手首が露出しないか、腕を大きく動かしたときに窮屈さを感じないかをチェックします。パンツ丈の長さは、裾が地面に軽く触れるくらいを目安に選んでください。スキーブーツを履いたときに、シルエットがきれいに見えるおすすめのサイズ感です。

ここからは、機能性の種類とそれぞれの特徴を解説します。スキーを快適に楽しむためには、スキーウェアに搭載されている機能性のチェックも大切です。機能の有無は商品ごとに違うので、購入時に求める機能があるかないかを確認してください。

パスケース機能が付いていればポケットからリフト券を出す手間が省けるため、リフトへの乗車がスムーズに進みます。また、最初からウェアに縫い付けられているパスケースは、滑走中に落とすリスクが低いのが嬉しいポイントです。

スキーウェアにポケットが付いていれば、スマートフォンや財布などの貴重品を持ち歩けます。特に、内ポケットがあれば貴重品が濡れにくいうえに、滑走中に落とすリスクが低くなるのでおすすめです。

パンツにポケットがある場合もありますが、スマートフォンをパンツに入れておくと転倒時に破損してしまう可能性があります。貴重品を持ち歩くのであれば、パンツのポケットよりもジャケットに内ポケットがあるか確認しましょう。

リフト乗車中などの暇な時間に音楽を聴きたい方は、ケーブルホールがあるかをチェックしておきましょう。最近のスキーウェアは、イヤホンケーブルを通せるケーブルホールが搭載しているものも多いです。

ケーブルホールはイヤホンケーブルをしっかりと固定しておけるため、ケーブルが揺れるなどの煩わしさが軽減されます。

ジャケットやパンツの裾にパウダーガードがあると、スキーウェアの内部に雪が侵入してくるのを防げます。深雪を滑走するときや転倒したときなど、雪が侵入してきやすい状況で活躍するのがパウダーガード機能です。

ジャケット・パンツの裾部分が2層構造になっており、内側の生地が体に密着するように作られています。

ベンチレーションとはウェアの一部に取り付けられた通気口のようなもの。ファスナーを開けると内部の熱を外に逃がせるので、熱くなった体を涼めたいときに役立つ機能です。わざわざウェアを脱がなくても温度調節できる点が大きなメリット。

ベンチレーションは、汗をかきやすい脇や内太もも部分に設置されている場合が多いです。

スキーウェアのデザインや色は、できるだけ派手なものを選ぶのが好ましいです。というのも、万が一転倒をして動けない状態になったとき、地味なスキーウェアだと周りに見つけてもらえない可能性があるからです。

特に気を付けたいのが白色のカラースキーウェアです。雪面と同化しやすい白のデザインは、雪に埋もれてしまうと見つけるのがとても困難になります。

そのため、黒色・赤色・黄色などの色を取り入れたウェアを選ぶのがおすすめです。派手すぎるデザインに抵抗がある方は、上下どちらか片方だけでも気を使ってみてください。

長年愛用できるものを探しているのであれば、品質にもこだわっている人気メーカーから選ぶのもおすすめです。海外ブランド・日本ブランド合わせて多くのメーカーから高品質なスキーウェアが販売されています。ここでは、特に知名度の高いメーカーをピックアップして紹介します。

日本が誇る「モンベル」は、品質の高いアウトドアウェアに定評のある人気アウトドアブランドです。高品質でありながら手の届きやすい価格で販売されているので、コスパのいい買い物ができる点も魅力ポイント。

そんな「モンベル」からは、ブランドオリジナルの防水透湿性素材を用いた高機能スキーウェアが販売されています。

「ゴールドウイン」はトップアスリートからアマチュアまで、幅広い層に適したアイテムを展開する人気ブランド。スキーウェアはもちろん、スキーウェアのなかに着込めるインナーの品揃えも豊富なのが魅力的です。

防水性や透湿性に優れたゴアテックス素材を使用した、ハイクラスのスキーウェアなどが販売されています。

1952年に日本で生まれた「フェニックス」は、着心地のいいスキーウェアを販売していることで人気のブランドです。マテリアル・テクノロジー・デザイン性の3つの要素が合わさった、トップアスリートにも通用するアイテムを提案しています。

「フェニックス」のスキーウェアはストレッチ性に優れているため、厚手の生地でも動きやすいのが強みです。

「ミズノ」は大阪に本社を構える大手総合スポーツメーカー。ミズノのスキー部門は1923年にスタートし、100年にわたる歴史のなかで確たる技術を築いてきました。独自開発した吸湿発熱素材「BREATH THERMO」が取り入れられているので、保温性に優れています。

また、「ミズノ」のスキーウェアは、おしゃれなデザインが多い点も人気の理由です。

大阪で生まれた「デサント」は、さまざまなスポーツウェアを扱っている高級ブランドです。プロスキーヤーのアドバイスを取り入れながら改良を重ねた、高機能なスキーウェアが展開されています。

ミニマムパターンの「S.I.O」シリーズが代表的な商品で、着心地や快適度だけでなく運動性にもこだわったスキーウェアです。価格は高いですが、高性能で汎用性が高く、値段以上の品質を実感できるためおすすめです。

「サロモン」はフランス発祥の老舗アウトドアブランドです。ウィンタースポーツをはじめ、ランニングやハイキングに関するアイテムを幅広く手掛けています。耐水圧と透湿性の数値が高い高性能なスキーウェアを展開しているので、機能性を重視したい方におすすめです。

また、「サロモン」のスキーウェアはファッション性も高く、おしゃれを楽しみながらスキーを満喫できます。

スキーウェアはカラーやデザインなどさまざまな種類がありますが、おしゃれに着こなすにはいくつかのポイントがあります。カラーリングでは以下の3パターンがおしゃれです。

• モノトーン＋2色
  モノトーンに2色をプラスする事で、華やかさが増す
• ワンカラーコーデ
  シンプルで統一感が出せておしゃれ
• ワントーンコーデ
  カラーによってクール・かわいいなどの雰囲気が出しやすい

カラーリング以外では、上着に柄があればパンツは無地にしたほうがバランスがよく見える、ゴーグルやインナーなど関連のアイテムの色を揃えるなどがおしゃれに着こなすポイントになります。

スキーは冬限定のスポーツなので、シーズンが過ぎてしまえばスキーに関するアイテムは長い保管期間に入ります。このとき、事前に保管準備をするかしないかでスキーウェアの寿命が左右されます。できるだけ長持ちさせるためには、以下のポイントを意識してみてください。

• 保管前に洗濯またはクリーニングしておく
• 保管前にしっかりと乾燥させておく
• 保管前に撥水加工・スプレーを施す
• 保管するときは風通しのいい場所で
• 圧縮保存はしない

スキーウェアにはアウターウェア以外にもインナー・グローブ・ニット帽などさまざまなアイテムが必要です。それをすべてレンタルやスキーウェアブランドで購入するには価格の面で気になる方もいるかもしれません。それらのアイテムを安く揃えるにはワークマンやユニクロのアイテムで代用する方法があります。

ワークマンはスキーウェアの取り扱いもあり、安いうえに機能的である事から人気が高いです。また、小物系のソックスやグローブ・インナーなども揃います。ユニクロでは、ヒートテックなどの防寒対策に必要なアイテムが安く手に入るので、スキーウェアを少しでも安く揃えたい方はワークマンやユニクロのアイテムで代用してみてください。

以下にユニクロやワークマンで揃うアイテムをご紹介します。

• ハイソックス
• グローブ
• インナー
• 防水シューズ
• ニット帽
• ネックウォーマー
• 中間着
• 防水バッグ
• 小物ケース　　など

手袋・帽子・ゴーグル・インナーなど、スキーに必要なアイテムはウェアだけに限りません。スキーウェアを購入するときに一緒に揃えてしまえば、使用期間を確認しやすくなるだけでなく、コーディネートを考えて揃えられます。

スキーウェアは寒さから身を守るだけでなく、快適にスキーができるようサポートしてくれるアイテムです。市場にはおしゃれなデザインのスキーウェアも溢れているので、おしゃれを楽しみながら思い切りスキーを楽しみましょう。

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