グレーンウイスキーおすすめ15選！バーボンとの違いは？知多など人気銘柄も紹介

ウイスキーを飲んでみたいけれど、モルトウイスキーの味は苦手、と困った経験はありませんか。グレーンウイスキーはモルトウイスキーが苦手な方にもおすすめな、軽い口当たりが特徴的です。スコッチよりも価格設定が安い製品が多いといったメリットもあります。

グレーンウイスキーには人気のメーカーがあり、知っておくと評判のウイスキーを探しやすくなるのがポイントです。日本のメーカーも評判で、父の日などのギフトに適した製品もあります。ウイスキー好きな目上の方へのお礼の品を探している方にもおすすめです。

こちらの記事では、グレーンウイスキーの特徴やモルトウイスキー・バーボンとの違いについて説明します。グレーンウイスキーのおすすめの飲み方も紹介するので、おいしくウイスキーを飲みたい方はぜひ参考にしてみてください。

スコッチなどのモルトウイスキーよりも価格設定が安い製品が多い、といったメリットがあります。モルトウイスキーは単式蒸留器で個性を引き立てる製法で作られますが、グレーンウイスキー連続式蒸留器で短期間で一気に濃縮させる製法で作られる分、大量生産できるのが違いです。

連続式蒸留器で作られたグレーンウイスキーは原材料の風味が残りにくく、クリアな味わいになります。モルトウイスキーとグレーンウイスキーを合わせたウイスキーは、ブレンデッドウイスキーと呼ばれるのがポイントです。

バーボンとの違いは細かい規定があるかどうかです。バーボンとグレーンウイスキーの製法は似ていますが、バーボンは以下のような規定をすべて守る必要があります。

• 原料の穀物としてトウモロコシを51%以上含む
• 80度以下で蒸溜する
• ホワイトオークの新樽の内面を焦がして使う
• アルコール度数62.5度以下で熟成する

1度利用したバーボン樽で作ったウイスキーは、バーボンとして認められないのが違いです。

『知多』が有名な「Suntory（サントリー）」は、飲料水だけでなくウイスキーの製造も行っており、海外からの評判も高いメーカーです。世界中でも珍しく、グレーン原酒の造り分けをするこだわった製法も特徴的となっています。知多はほのかな甘みが楽しめる、口当たりがよい味わいが魅力です。

2022年リニューアルの『陸』がおすすめの「KIRIN（キリン）」は、富士御殿場に蒸留所を持っており、多彩な原酒を用いたウイスキー作りを行っているメーカーです。陸は北米産ホワイトオーク樽を使用して熟成しており、冷却ろ過を行わないため豊かな風味とふんわりとした甘みが感じられます。

クリアな味わいと豊かな香りを両立させたウイスキーを探している方におすすめなメーカーです。

甘く複雑な味わいの「LOCH LOMOND（ロッホローモンド）」は、スコットランドのうちに南ハイランド地方に蒸留所を持つメーカーです。専用の蒸溜器の「カフェスチル」を活用し、甘みと滑らかな味わいが複雑に合わさったウイスキーを製造しています。

ロッホローモンドのシングルグレーンはバニラの香りとフルーティな味わいが楽しめる銘柄です。

安く購入できる「CameronBrig（キャメロンブリッジ）」は、スコットランドにて毎週4000tのウイスキーを生産しているのが特徴的です。ヨーロッパでは最大の蒸留所として、生産能力の高さを生かし、コストを抑えてウイスキーを生産しています。価格設定が安いウイスキーを探している方におすすめです。

魅力を引き出すならハイボールで飲むのがおすすめです。ハイボールにすれば軽やかな飲み口に仕上がり、ウイスキーならではの苦味を軽減できます。知多をハイボールにする際には、ソーダを知多の3.5倍の量に調整して割るのがおすすめです。ソーダは氷に当たらないように注ぐのがコツとなります。

味わいをじっくり楽しむならストレートが適します。氷や水を使わずそのまま飲むと、味が薄まらないためグレーンウイスキーごとの違いを飲み比べできるのが魅力です。特にサントリーの知多やニッカのカフェグレーン・キリンのシングルグレーンウイスキー富士は、ストレートでもおいしく飲めるウイスキーとなっています。

まろやかな口当たりのお湯割りは、冬にじんわいと体を温めながら飲めます。特に、サントリーの知多にはお湯を2.5倍の量で加えれば、湯気にのって立ち上る香りを楽しめるのがメリットです。さらに、ゆずのピールを追加すれば、爽やかな風味を加えられます。お湯割りをする時には、事前におちょこを温めるのがおすすめです。

軽い口当たりのグレーンウイスキーで、楽しい時間を過ごしましょう。グレーンウイスキーは、Suntory（サントリー）の「知多」や2022年にリニューアルされたKIRIN（キリン）の『陸』などが人気です。スコッチよりも安いグレーンウイスキーで、コストを抑えつつウイスキーを楽しみましょう。