ホップの強いビールのおすすめ15選｜クラフトビールのおすすめの種類も紹介！

ホップが多いビールは、飲みごたえがある苦みと爽快な香りがうまいと人気です。ホップは麦芽や水と同じ主原料の1つで、ホップの種類・量・入れるタイミングなどで、ビールの味わいが大きく変わります。

しかし、ホップが多いビールの種類・銘柄などが分からず、どれを選べばいいか迷ってしまいます。特にホップが強いと注目を集めているのが、カスケード・シトラなどのホップ使用したペールエール・IPAなどのクラフトビールです。

そこで、本記事ではホップが効いたビールの選び方、おすすめ15選を紹介します。それぞれのビールの種類で、どんな味わい・香りなのか、詳しく説明しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

ホップとは、アサ科カラハナソウ属のツル性の多年生植物の一種で、麦芽や水と同じくビールの味・香りを決定づける原材料です。緑色の松ぼっくりのような見た目で、「球花（きゅうか）」「毬花（まりはな）」とも呼ばれます。

主に、ヨーロッパ・アメリカ・オセアニアなどで栽培されていますが、日本でも北海道など冷涼な地域で栽培されています。ホップには多数の種類があり、どの品種を使うかで、ビールの香り・味が大きく変化するのが特徴です。

また、ホップは薬用ハーブともいわれていて、ホップ由来の苦み成分が食欲を増進させたり消化を促したりする効能があるといわれています。

カスケードホップは、アロマホップの一種で華やかな香りが特徴です。主にアメリカで栽培されていて、苦みの強さを表すα酸含有量は、4.5～7％でホップの中では低めです。

柑橘系とシトラスが混ざったような爽やかな香りと、フローラルのような上品さも兼ね備えています。主に、IPAやペールエール・ポーターなどの香りが特徴的なスタイルのビールに使用されています。

シトラホップは、グレープフルーツやライムのような柑橘系の鮮やかな香りが特徴です。α酸含有量は11～13％程度で、しっかりとした苦みが感じられます。アメリカンホップの代表格で、世界各国のブルワリー・ビール醸造所で使われている人気のホップです。

また、パッションフルーツやベリーのようなフルーティーな強い香りもあり、ビールに芳醇なアロマを感じられます。主に、ペールエール・IPA・セゾンなどのビールスタイルに使われています。

モザイクホップは、奥深い香り甘みがあるフルーティーさが特徴です。アメリカンホップの一種で、α酸含有量は11～14％程度でしっかりめの苦みがありますが、特に香りの豊かさが魅力のホップです。

柑橘系・トロピカルフルーツ・フローラル・ハーブなど、バラエティ豊かな香りが複雑に混ざっているのが、モザイクホップの名前の由来だといわれています。主に、IPA・ペールエールなどに使われているホップです。

モトゥエカホップは、トロピカルフルーツのような香りが特徴です。ニュージーランド原産で、シトラス・トロピカルフルーツのような香りが強く、癒されるようなアロマの香りをしています。α含有量は、6～9％で苦みと香りのバランスがいいと人気のホップです。

パイナップルのようなトロピカルフルーツの強烈な香りの中に、レモンやライムのような爽やかな柑橘系の香りも感じられます。主に、IPA・ペールエール・ベルジャンホワイト・ラガーなどのスタイルに使われています。

ソラチエースは、レモン・ハーブ・ヒノキのような一風変わった香りが特徴です。日本の北海道空知で生まれたアロマホップで、他のホップの品種とは一味違った風味・香りを持ち合わせています。α酸含有量は、12～15％で苦みが強めなホップです。

しかし、日本ではソラチエースの味の独特さがあまり受け入れられず、アメリカで評価されているホップです。主に、ペールエール・IPA・セゾンなどのビールスタイルに使われています。

ペールエールは、フルーティーなホップの香りが楽しめるビールスタイルです。イギリス発祥のスタイルですが、アメリカのカスケードを使った華やかなホップが考案され、世界中で人気のスタイルとなりました。

ペールエールは、大麦麦芽の深いコク・ホップの香りと、心地いい苦みと甘みの余韻が楽しめます。なめらかでふくよかな味わいが、どんな料理にも合わせやすいので、食事と一緒にゆっくり楽しむビールにおすすめです。

IPAは、「India Pale Ale（インディア・ペールエール）」の略で、一番ホップの強いビールスタイルです。ホップを大量に使用して造られていて、ペールエールより苦みが強いのがのが特徴です。

麦芽の濃厚な味わいと苦みがクセになり、クラフトビール好きになった方が多くいるため、クラフトビールブームの火付け役といわれています。アルコール度数が高めで、飲みごたえがあるのも魅力です。

また、銘柄によってフルーティーなものや、クセの強いものまで、さまざまな種類・香りが楽しめるので、ぜひ好みのIPAを見つけてみてください。

ピルスナーは、世界で最も広く飲まれているビールスタイルで、淡色麦芽で造られた爽やかなのどごし・軽い味わいが特徴です。日本でも飲み慣れたビールの味わいで、初心者はピルスナーから試してみるのがおすすめです。

キレのあるスッキリとしたのどごしで、モルトのコク・ホップの香りもしっかり楽しめます。日本の大人気ビールのアサヒスーパードライ・キリン一番搾りもピルスナーに分類されます。和食・洋食・中華など、どんな料理にも合いやすく、ごくごく飲めるビールをお探しの方におすすめです。

クラフトビールは、日本・海外でさまざまな種類・銘柄が販売されています。日本では、「COEDO瑠璃」」「田沢湖ビール」「横浜ビール」などのピルスナーや、「よなよなエール」「志賀高原ビール」などのペールエールなどのクラフトビールが人気です。

また、海外では「インドの青鬼」「KONA（コナ）ハナレイ」などペールエール・IPAなど、ホップの香りが豊かなクラフトビールが多数販売されています。特に、ドイツ・ベルギーはビールの国ともいわれていて、本場のビールの香りや味を楽しめるのでおすすめです。

ホップが強いペールエール・IPA・ピルスナースタイルなどの、アルコール度数をチェックしましょう。ペールエール・ピルスナーは、アルコール度数4～5％程度で比較的低めなので、初心者やアルコールに弱い方におすすめです。

IPAのアルコール度数は、5.5～7.5％と通常よりも高いです。そのため、苦み・飲みごたえが欲しい方は、IPAをおすすめします。また、ビールを飲む量が多い方も、アルコール度数が低めのものを選びましょう。

プレゼントやお土産などに本当に美味しいビールを贈るなら、ちょっと高級なビールがおすすめです。普段飲まないようなホップが強いビールを贈ると、特別感が出て喜ばれます。

ご当地のクラフトビールのギフトセットや、海外のクラフトビールの飲み比べセットなど、多数の商品が販売されています。ぜひホップの種類などにこだわって、普段飲まない特別なビールを選んでみてください。

ホップが多いビールは、香り・苦みなどが存分に楽しめる美味しいビールです。ホップには、カスケード・シトラなどさまざまな種類があるため、特徴を理解しておきましょう。ぜひ本記事のホップの効いたビールの選び方、おすすめ15選を参考に美味しいビールを楽しんでみてください。