チェリーブランデーおすすめ10選｜人気のカクテルの作り方や飲み方を徹底解説！

種類が豊富にあるブランデーの中でも今、さくらんぼを原料とした「チェリーブランデー」が人気を呼んでいます。名前はブランデーとなっていますが、中にはリキュールに分類されているものもあり、それゆえ多彩な使い方や飲み方ができる人気のお酒です。

一口に「チェリーブランデー」と言っても、産地・メーカー・値段も幅広く発売されています。そこで今回はチェリーブランデーについて、飲み方のおすすめや有名なチェリーブランデーのカクテル、産地別の特徴などをご紹介します。

チェリーブランデーが気になっている方、一味違ったお酒を味わってみたい方はぜひこの記事を参考に美味しいチェリーブランデーを楽しんでください。

チェリーブランデーは、その名の通りさくらんぼを使って作られているお酒です。さくらんぼの甘みと程よい酸味が特徴になっています。チェリーブランデーは大きく2種類に分類され「フルーツブランデー」と「チェリーリキュール」として販売されるのが一般的です。

「フルーツブランデー」は、さくらんぼの果汁を発酵させ蒸留して作られており、さくらんぼ本来の甘酸っぱさが感じられます。一方「チェリーリキュール」はブランデーなどのスピリッツにさくらんぼを漬け込んで作られており、甘さとアルコールのほのかな苦みが特徴です。

チェリーブランデーと記載があっても、実際は「チェリーリキュール」の場合も多いため、ブランデーを求める方は購入時にしっかり確認しましょう。

チェリーブランデーをおいしく味わうなら、ストレートがおすすめです。サクランボの爽やかな香り・酸味・甘みと果実本来の風味を楽しめます。ただしブランデーは度数が高いために、高アルコールが苦手な方は注意が必要です。

水割りにしてもおいしく飲めますので、アルコールに弱い方はそちらもぜひお試しください。

リキュールタイプならカクテルで飲むのがおすすめです。チェリーリキュールはジンやウォッカなど、カクテルによく使用されるお酒との相性がよく、またさくらんぼの甘みを活かした味になるため、お酒が苦手な方でも飲みやすい仕上がりになります。

また、チェリーリキュールはお菓子作りにも適しています。さくらんぼの風味がしっかり出るため、芳醇な味わいをプラスしたいとき、ケーキの生地などにプラスしてみましょう。

オランダのチェリーブランデーは、サクランボの味わいにこだわりたい方におすすめです。中でも「ボルス チェリーブランデー」は世界的にも有名で、さくらんぼの濃縮果汁とブランデーを原料としており、味のバランスのよさが人気となっています。

カクテルとして飲むのがおすすめで「シンガポール・スリング」という名のカクテルが、1日3,000杯も注文されるホテルがある程にメジャーです。

フランスのチェリーブランデーは、お菓子作りにも最適です。フランス産は厳選されたさくらんぼで作られており、フレッシュな香り・まろやかな酸味がお菓子の中にプラスすると素材の味わいをうまく引き立ててくれます。

中でも「ジョリーチェリー」はえぐみが少ないため、お酒として飲んで楽しむのはもちろん、お菓子作りにも人気がある一品です。

デンマーク産は、チェリーリキュールが多く発売されているので気軽に楽しみたい方におすすめです。さくらんぼを種ごと潰して作られた「チェリー・ヒーリング」はチェリーリキュールの代表格で、サクランボ本来の味わいが人気となっています。

チェリーリキュールは濃厚な味わいが多いため、カクテルにしたりトニックで割ったりすると飲みやすくなります。

ポルトガル産では、度数が低めのチェリーブランデーが発売されています。平均度数が25度程度であるチェリーブランデーの中で、「ジンジャ・デ・オビドス」は19度と特に低く、あまりお酒が強くない方でも飲みやすいと人気です。

また甘めの味わいなので、食前酒として飲んだりアイスにかけたりとさまざまなシーンで楽しめます。

チェリーブランデーの購入に迷った際は、メーカーで選ぶのもおすすめです。ほかのお酒で自分の好きなメーカーがある場合は、そこからチェリーブランデーが発売されているかをチェックしてみましょう。日本のメーカーだと、サントリーやアサヒから発売されています。

小ボトルで販売されているものもありますので、まずチェリーブランデーがどういうものか試してみたい方は、小サイズもチェックしてみてください。

シンガポール・スリングは1915年にシンガポールで考案された、世界的にも有名なクラシカルカクテルです。東洋の神秘と称えられるシンガポールの夕暮れを表しており、その赤い色が魅力的なカクテルとなっています。

■材料

• 氷
• ソーダ適量
• ドライジン45ml
• レモンジュース・チェリーブランデー各20ml
• カットしたオレンジやスライスしたレモン

■作り方

1. ドライジン・レモンジュース・チェリーブランデーをシェイク
2. 氷を入れたグラスに注ぎ、ソーダを適量加えかき混ぜる
3. カットしたオレンジなどを添える

コンカドロはイタリア語で「黄金の谷」という意味合いを持ち、カクテルも白みかかった黄金色がとても美しく映えます。国際カクテルコンペティションで優勝に輝いた歴もあり、人気が高いカクテルです。

■材料

• 氷
• ドライジン45ml
• チェリーブランデー5～8ml
• ホワイトキュラソー5～8ml
• マラスキーノリキュール5～8ml

■作り方

1. シェイカーに各材料を加えて氷と一緒にシェイク
2. カクテルグラスに注ぐ

キス・イン・ザ・ダークは、チェリーブランデーを使ったカクテルの中でもスタンダードで人気があるカクテルです。チェリーの色を思わせる、透明感のある赤色が特徴になっています。アルコール度数が高めなので、強いお酒が苦手な方は注意してください。

■材料

• 氷
• ドライジン
• ドライベルモット
• チェリーブランデー

■作り方

1. ドライジン・ドライベルモット・チェリーブランデーを等量用意
2. 氷と一緒にミキシンググラスに入れてステア
3. カクテルグラスに注ぐ

ハンターはチェリーブランデーとウイスキーで作るカクテルで、古くから愛されている一品です。ウイスキーの濃厚な風味と、チェリーブランデーの甘みが調和したお酒好きな大人向けのカクテルになっています。

■材料

• 氷
• チェリーブランデー
• ウイスキー

■作り方

1. ウイスキーとチェリーブランデーを3：1の比率でシェイカーに
2. 氷も入れてシェイカーでシェイクする
3. カクテルグラスに注ぐ

※甘口が好きな方はウイスキーとチェリーブランデーを2：1にするのもおすすめです。

チェリーブロッサムは横浜で誕生した、日本生まれのカクテルでその後世界に広まりました。アメリカンチェリーのような赤みと果物の甘みが特徴の、飲みやすいカクテルです。

■材料

• チェリーブランデー30ml
• ブランデー30ml
• オレンジキュラソー4、5滴
• レモンジュース4、5滴
• グレナデンシロップ4、5滴

■作り方

1. 材料をシェイカーに入れてシェイク
2. カクテルグラスに注ぐ

※氷を使う場合と使わない場合があるため、お好みでお試しください。

チェリーブランデーは、お酒としてそのまま飲むのもおすすめですが、多彩なアレンジができる点も魅力です。代表的な用途として、アイスクリームにそのままかけて風味を楽しんだり、お菓子作りやスムージー作りの香りづけに使用されたりしています。

また、アルコールが苦手な方は煮詰めて作ったフルーツソースを使用するのもいいでしょう。お好みのアレンジを見つけてみるのも、チェリーブランデーの楽しみ方のひとつです。

チェリーブランデーは芳醇な香りと甘酸っぱい味わいが人気で、飲んでもよしお菓子やソースの香りづけに使ってもよしの万能品です。カクテルもこれ1本でいろいろな種類が楽しめるので、ぜひ癒しのひとときにチェリーブランデーを取り入れてみてください。

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