低木シンボルツリーの人気おすすめ20選｜玄関先に植えるおしゃれな常緑木も

庭に植える比較的小さな木を「低木シンボルツリー」と呼んでいます。低木シンボルツリーには、葉っぱが落ちない「常緑タイプ」や紅葉が楽しめる「落葉タイプ」があります。また果実が実る木なら、シーズンがくれば実を食べられます。

玄関先にシンボルツリーがあればおしゃれですが、どんな木を選べばいいのかわからないとの声もあります。そこで今回は、低木シンボルツリーについて解説していきます。おすすめの低木シンボルツリーはもちろん、選び方やおすすめの種類を解説。

植える場所によって選ぶべき低木シンボルツリーは異なります。ぜひ自分の家に合った木を見つけて、素敵な低木シンボルツリーを育てましょう。

低木シンボルツリーは、外観の雰囲気をガラリと変えてくれます。少し大きめの木を選べば、接道からの視線をさえぎってくれます。外部からの視線をさえぎることで、プライバシーや防犯に高い効果を発揮可能です。

また、低木シンボルツリーを植えることで、空気をきれいにできます。そのほかにも日よけや風よけなど、暮らしやすい環境が作れます。このような点から、低木シンボルツリーを植えるメリットは数多くあるといえます。

• 庭のシンボルになる
• プライバシーや防犯性を高める
• 生活環境の向上

近年の宅地にはあまり土地の余裕がないところが多いです。そのため落ち葉に関するトラブルはかなり多く聞きます。屋根まで伸び落葉樹からの落ち葉で、樋が詰まる可能性があります。また枝や根が越境してクレームになる可能性も。

そして、駐車場の増設やリフォームを行う際に、木を抜くとなるとかなりの金額がかかります。そのためシンボルツリーを植える際は、デメリットを知ったうえで選びましょう。

• 落ち葉で近隣とのトラブルになる
• 地下で根が越境する
• 水道管を根が壊す可能性がある
• リフォームの際に邪魔になる

沈丁花は虫がつきにくく、とても上品な香りがします。低木シンボルツリーの中では、比較的お手入れが簡単なので、初めての低木シンボルツリーにおすすめです。

ただ、沈丁花は移植を嫌がります。そのため、最初に植える際には日当たりのいい場所に植えてください。また沈丁花は春に花が咲き、花が咲き終わったら5月中旬ごろまでに選定しましょう。

ドウダンツツジは春に白い壺上の花を咲かせます。春の花だけでなく、ドウダンツツジは秋に素晴らしい紅葉が見られます。季節の変わり目を感じられる素敵な木です。

ドウダンツツジは比較的お手入れがしやすく、鉢植え・地植え共に楽しめるシンボルツリーです。ドウダンツツジは夏に翌年のつぼみを付けるので、5～6月頃に剪定を行ってください。

ソヨゴはモチノキ科の常緑樹です。常緑樹の中では明るい雰囲気を楽しめると好評です。現代的な住宅に良く合います。ソヨゴは耐寒性や耐暑性が高く育てやすいです。

半日日陰でも大丈夫な反面、西日が強く当たる場所では育てられません。年によっては赤い実がたくさんなります。ソヨゴの剪定時期は2～3月頃がおすすめです、新芽がつくまえに行ってください。

9月～10月にオレンジ色の花がつくのが金木犀です。金木犀の木は、5～6ｍまで育ち、金木犀特有の素敵な香りがします。

金木犀は寒さに弱いので、冬の寒い風が当たらないところに植えてください。金木犀はきれいな空気を好むので、大気の汚れた場所では育ちが悪くなります。また年に一回翌年の4月までに一回り小さく剪定しましょう。

コニファーはマツ科・スギ科・ヒノキ科などの常緑樹の総称です。そのため、コニファーと言っても、1つの木を指すわけではないのでさまざまな種類があります。

もともとはヨーロッパから渡来してきた植物で、地植えと鉢植えどちらにも適しています。さわやかな香りの物も多く、人気のシンボルツリーです。コニファーの剪定を行うなら、生長に影響がない3～4月がおすすめです。

繊細な葉と細い枝が特徴的なのがハイノキです。株立ちは美しく野性味があります。シンボルツリーとして立派に立ってくれて、育てやすいことからとても人気です。

成長がとても遅い木なので、自然の樹形を楽しめます。剪定の必要があまりないため、手のかからないシンボルツリーを探している人におすすめです。

常緑低木とは、1年中葉や枝が幹についているシンボルツリーのことです。常緑低木は、落ち葉が出ない樹高の低い木を指し、ツゲやコケモモなどがあります。玄関先に植えるなら、落ち葉の掃除が必要ない常緑低木がおすすめです。手軽に楽しめるのが特徴です。

落葉低木は、冬に葉を落とす木を指します。目隠し目的で植える場合は適しませんが、季節によって異なる顔を魅せてくれます。葉が落ちる前には、緑から赤に色を変えます。また種類によっては実がなるものもあり、好みに合った落葉低木を選ぶと楽しく育てられます。

剪定にあまり手間をかけたくないなら、成長の遅い木を選びましょう。成長の遅い木は、自然にきれいに育つため、選定の必要のないものが多いです。

そしてあまり大きくならないものも多いので、周辺の家との越境が気になる人にも向いています。大きくならない木には、ラズベリーやユスラウメなどがあります。

虫が苦手なら、防虫性の高い木を選びましょう。虫が付きにくい木は、虫が嫌う匂いを発するものや、花や実や目立たないもの、そして葉が食べにくいものが挙げられます。虫が付きにくい木とされているのが、オリーブやシマトネリコなどです。

寒冷地でも育てられるのが、寒さに強い木です。寒さに強い木はもともと寒い土地で生えていた植物がほとんどです。寒冷地に住んでいるなら、寒さに強い植物を選びましょう。寒さに強い植物としては、ヤマボウシ・シャラ・エゴノキなどがあります。

乾燥や日陰に強い木は、あまり日差しが当たらない場所でも育ちます。とはいえ全く日光がなくても育つわけではないので、適度な日光浴は必要です。

乾燥に強い植物の多くは、土が乾いたのを確認してから水を上げるのが基本です。毎日水を上げると枯れる可能性があります。ソヨゴ・ハイノキ・カクレミノなどが乾燥に強いとされています。

玄関に置くシンボルツリーは、まさにその家の印象を決めるアイテムです。そのため家の雰囲気にあったものを選ぶようにしましょう。

どのような雰囲気の玄関にするのかで、選ぶ木が変わってきますが、基本的には自分が素敵だなと思うものを選んでください。アカシアテレサやシルバープリペットがおすすめです。

シンボルツリーを目隠しに使いたいなら、葉がたくさん生えるものを選びましょう。ある程度高さが欲しい場合は、低木の中でも中木よりのサイズがおすすめです。

目隠しのシンボルツリーとして人気なのが、ハイノキ・ゲッケイジュ・フェイジョアなどです。成長が早い木が多いので、境界には配慮してください。

家の庭に地植えするなら、少し大き目のものを選びましょう。大きめの木なら、接道からの目隠しにも使えますし、まさにシンボルツリーとしての役割を果たしてくれます。庭に植えるなら、お手入れの簡単なものがおすすめです。人気なのは、アオダモやソヨゴです。

洋風の庭にしたい場合は、外壁の色と合うものを選びましょう。オリーブは洋風の外壁によく映えます。外壁のカラーは白だけでなく、黒や青などとも相性がいいです。またシマトネリコも洋風のお庭にしたい人から人気が高くなっています。

和風の庭にしたい場合は、自然な形が楽しめる樹木を選びましょう。紅葉が楽しめる木なら、季節感のある庭にできます。

和風の庭を作りたい人に人気なのが、イロハモミジです。イロハモミジは広い庭でも狭い花壇でも育てられるので、幅広い人に選ばれています。

イングリッシュガーデン風にしたいなら、ナチュラルな雰囲気のものを選びましょう。実がなるものやハーブ系なら、自然な雰囲気を演出できます。

花を咲かせたいなら、小さめのお花がおしゃれです。自然な雰囲気を作れる樹木はお手入れが簡単なので、初心者にもおすすめです。

自宅の玄関や庭をおしゃれにするなら、お花の寄せ植えもおすすめです。シンボルツリーとはまた違った雰囲気作成可能です。おしゃれな雰囲気や、かわいい雰囲気を作りたい人に向いています。おすすめのお花の寄せ植えを紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

最後に、庭に植えないほうがいい樹木の特徴について解説します。特に初心者の方や、これから低木を植えてみようと思っている方は、以下をぜひ参考にしてください。

• 毒性を持つ樹木：
  葉・花・樹液などに毒がある樹木は剪定の際に危険性が高まります。
  夾竹桃（キョウチクトウ）・ツガなど
• 虫がつきやすい樹木：
  駆除が大変で刺されると怪我につながる場合があります。
  椿・りんご等果実がなるものなど
• 成長が早い樹木：
  すぐに成長してしまう木はこまめな剪定が必要になり手間がかかります。
  ゴールドクレスト・ツゲなど

家の印象を作るなら、シンボルツリーを植えましょう。どんなシンボルツリーにするかで、家の雰囲気は全然違うものになります。ぜひ自分の家の雰囲気に合うものを選びましょう。