プリンターの特定の色が出ない｜エプソン・キャノンの対処法は？一色だけ出ない

自宅にプリンターがあれば、書面の印刷から写真印刷まで素早く簡単にできて便利ですよね。キャノン・ブラザー・エプソンなどのメーカーが、さまざまな家庭用プリンターを販売しています。一般的な家庭で使われているプリンターは、インクジェットプリンターと呼ばれるものです。

インクジェットプリンターは、液体インク使って用紙に印刷する機械です。ブラック・シアン・マゼンダ・イエローの4色のインクを使用するのが主流ですが、5色や6色のモデルも登場しています。しかし、家庭用プリンターが普及する中、印刷してもカラーが出ないといったトラブルを経験した方は多いですよね。

そこで、「赤が出ない」「青が出ない」「黒が出ない」といった特定の色が出ない・一色だけ出ないときの対処法や、インクあるのに印刷できないときの対処法を紹介します。記事で紹介する対処法にはノズルチェックなどのほかに、綿棒を使う裏技もあります。色が出ないトラブルは落ち着いて対処すれば解消できる場合がほとんどなので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

プリンターの色が出ない理由として、インクの残量がなくなっていることが考えられます。インク残量の確認方法は以下の通りです。

1. プリンターの電源を入れる
2. パソコンのWindowsマークを右クリックして「設定」選び、項目の中にある「デバイス」を選択
3. 表示される項目の中で「プリンターとスキャナー」を選択
4. さらに表示されるプリンター一覧の中で、使用しているものを選択して「管理」→「印刷設定」の順でクリック
5. 印刷設定の表示から「ユーティリティ」、もしくは「基本設定」・「メンテナンス」タブを開いて、「プリンター状態の確認」を選択
6. プリンターのインク残量が色ごとに表示される

上記の確認を行ってインクの残量がない場合は交換し、インク残量があるのに特定の色が出ない場合は、この後の記事で解説するノズルチェックを行いましょう。

インク交換後も色が出ない、インクあるのに印刷できない場合、プリンターヘッドが目詰まりを起こしている可能性があります。そのときは、ノズルチェックをしましょう。

ノズルチェックとは、プリンターヘッドで目詰まりが起きてないかを確認するテストプリントです。各色ごとにパターンが印刷され、異常がないかを目視で確認できます。もし、異常が見つかった場合は、ヘッドクリーニングでプリンターヘッドを洗浄します。

その後、もう一度ノズルチェックを行い、まだ異常があるときは再度ヘッドクリーニングを行います。ただ、ヘッドクリーニングはインクを使って目詰まりを解消する方法なので、インクの消費量が多く、何度も繰り返すと残量はすぐになくなります。2・3回やっても改善しなければ、修理を依頼するのをおすすめします。

ノズルチェックとは、プリンターヘッドで目詰まりが起きてないかを確認するテストプリントです。各色ごとにパターンが印刷され、異常がないかを目視で確認できますので、以下でノズルチェックの方法を解説します。

ヘッドクリーニングは以下の手順で行ってください。その後もう一度ノズルチェックを行い、まだ異常があるときは再度ヘッドクリーニングを行います。2・3回やっても改善しなければ、修理を依頼するのをおすすめします。

1. プリンターの電源を入れる
2. パソコンのWindowsマークを右クリックして「設定」を選び、項目の中から「デバイス」を選択
3. 表示される項目の中で「プリンターとスキャナー」を選択
4. さらに表示されるプリンター一覧の中で、使用しているものを選択して「管理」→「印刷設定」の順でクリック
5. 印刷設定の表示から「ユーティリティ」、もしくは「基本設定」・「メンテナンス」タブを開いて、「ヘッドクリーニング」を選択
6. 表示される案内に沿ってヘッドクリーニングを2~3回行う

ヘッドクリーニングは手軽に問題を解消できますが、インクを使って目詰まりを解消する方法です。そのため、インクの消費量が多く何度も繰り返すと残量はすぐになくなりますので、その点は注意してください。

インクには使用期限があり、期限を過ぎるとインクが固まって使えません。古いインクはできるだけ交換しましょう。また、インクカートリッジが純正でないと目詰まりする恐れがあります。少々値段が高いものでも、純正のほうが安心です。

ヘッドクリーニングを繰り返しても色が出ない場合、経年劣化で部品が摩耗している可能性があります。その場合は、修理に出すのを検討しましょう。

メーカーの修理サポートのページなどで、修理料金が確認できます。しかし、必ずしもすべてのプリンターを修理可能とは限らないので注意が必要です。プリンターの発売からの修理対応期間は、6年程度です。それを過ぎると補充部品が残ってない可能性があり、修理するのが難しくなります。

古い機種であれば、買い替えをおすすめします。プリンターのサポート期間は短く、金額も1万円前後かかるのが一般的です。そのうえ、本体の価格よりも、ランニングコストの方が高い機械といえます。手の施しようがなければ、買い替えた方がお得かもしれません。

「黒だけ出ない」・「青が出ない」・「赤が出ない」など一色だけ出ない場合も、先ほどご紹介した対処法を行いましょう。まずは、以下のポイントをチェックしてください。

• インクの残量が十分あるか
• インクカートリッジが適切にセットされているか
• インクカートリッジの保護シールを剥がし忘れていないか

以上を確認しても色が出ないようであれば目詰まりを起こしている可能性が高いです。ノズルチェックを行って目詰まりを確認できたら、ヘッドクリーニングを行いましょう。

ここまではメーカーが推奨する、色が出ないときの対処方法をご紹介しました。上記以外の裏技として、プリンターヘッドを直接掃除する方法があります。

目詰まりはインクが乾いて固まるのが原因で起こります。ぬるま湯で湿らせた綿棒などでヘッド部分を直接掃除して、乾いたインクを除去すれば目詰まりを解消できる場合があります。また、ヘッド部分が外せるプリンターは、ヘッドをぬるま湯につけて溶かす方法もあります。洗浄後は、よく乾かしてからプリンターに戻してください。

他にも、プリンターヘッド用洗浄液などもあるので、試してみるのもおすすめです。ただし、いずれの方法も確実に直る保証はなく、この行為が故障の原因になる可能性もあります。メーカー保証がある場合は、修理に出すのをおすすめします。

プリンターヘッドの目詰まりを解消するために、ドライヤーの熱でインクを温めて溶かす方法があります。しかしながら、プリンターヘッドに熱を加えるとプリンターが変形したり故障したりする可能性が高いです。修理すれば使える状態のプリンターであれば、ドライヤーの使用はおすすめしません。

プリンタ―を使いたいときにインクの色が出ないと、困ってしまいますよね。そんなときは、すぐに故障とは判断せず、今回の記事で紹介した方法をぜひ試してください。慌てず対処法を行うと、意外と簡単に解決できる場合もあるものです。