プリンター台をDIY(自作)しよう｜作り方や必要な道具は？【100均】

プリンターは文書のコピーやプリントだけでなく、写真のプリントやスキャン、電話やファックスの送受信など用途が広いのが魅力です。しかし、プリンターは置き場所に悩みがちなアイテムでもあります。市販のプリンター台は価格が高い、ちょうどいい大きさや好みのデザインがないなどの悩みを解決する方法がDIY(自作)です。

市販のプリンター台は7,000円以上という価格が高いものが多いのですが、自作すると3,000円程度に抑えることもできます。最低限必要な材料の購入目安は、以下になります。

• 板　2,000円
• キャスター　1,000円
• 木ネジ　2～300円

自作したい大きさや塗装によってはさらに費用が掛かりますが、7,000円以内に抑えることは十分可能です。本記事では自作方法と必要な工具を紹介しますので、ぜひご参考にしてください。

プリンター台の素材は、大きさを調節しやすくするために木材がおすすめです。ホームセンターには、さまざまな種類の木材が販売されています。その中でも扱いやすくて反りが少ない「集成材」や「合板」などがいいでしょう。

ホームセンターで購入すると、好みの大きさにカットしてもらえるので、購入前にあらかじめ寸法を決めておき、指定の大きさにカットしてもらうと、作業がとても楽になります。

安めの板だと、2m近いものが1,000円台で購入できるので、これをカットして使用しましょう。

プリンターの大きさは製品ごとに違います。製品の仕様書には大きさの記載がありますが、LANケーブルを接続したり、本体カバーを上げたりする可動域を計っておくと、とても使いやすくなります。またプリンターを置く場所の空間を横幅や奥行きを計っておく必要もあります。

プリンター台に使用する木材は、ホームセンターでカットしてもらうのがおすすめですが、作成中にサイズを変更したくなる場合もあるでしょう。そんな時に備え、のこぎりを用意するのがおすすめです。数ミリ単位で木材の長さを変更したい場合は、やすり掛けもおすすめです。

木材同士を接続するには、木材用のネジ、つまり木ネジが必要です。ホームセンターでいろいろな長さや太さの木ネジが手に入ります。木ネジの長さは、短いと外れやすくなり、長すぎると扱いにくくなるので、適度な長さを選びましょう。また太すぎると板が割れるので注意が必要です。

プラスねじを使用すると、電動ドライバーで簡単に打ち込むことができます。また頭が平らなネジを選ぶと、ネジが目立たなくて安全です。

木ネジをしっかりと打ち込むためには、電動ドライバーがおすすめです。余分な力を必要としないので、まっすぐに打ち込むことができます。コードありと充電式（コードなし）があるので、作業する場所に合わせて購入しましょう。

また慎重に木ネジを打ち込みたい時は、電動ドライバーの先端をドリルに差し替えて、あらかじめ木ネジを打ち込むポイントに穴を開けましょう。

プリンター台をDIYする場合は、キャスターを付けることもおすすめです。キャスターがあればプリンターを台ごと楽に動かすことができるし、掃除も楽になります。

キャスターも、ホームセンターで販売されています。木ネジで装着することができます。幾つかの種類やサイズがあるので、自作したい台にあったものを選びましょう。4個セットで1,000円前後で購入できます。

プリンター台をDIYする際は、思わぬ怪我をしないためにも軍手が必要です。また板を合わせる位置や木ネジの位置を書き込むために鉛筆も用意しておきましょう。

また組み立て後に、好みの色で塗装するのもDIYの醍醐味。プリント台は屋内で使用するので、誰にでも扱いやすい水性の塗料が無難ですが、ビンテージ感を出したい場合は、ステイン塗料もおすすめです。

プリンター台のDIYは、自由に作れる点が魅力ですが、手順を決めておくと手際よく作ることができます。簡単な手順をご紹介します。

1. プリンターなどのサイズを計り、プリンター台の設計図を作る。
2. ホームセンターで板などの材料を購入する。
3. ホームセンターで板をカットしてもらう。
4. 板を合わせ、鉛筆で木ネジの位置を決める。
5. 電動ドライバーで木ネジを打ち込む。
6. キャスターを取り付ける。
7. 好みによって塗装する。

ホームセンターで板をカットしておくことが、重要なポイントとなります。

• 二人で作業をする

プリンター台をDIYする時に重要なのは、水平と垂直です。板同士が90度で接続していると、プリンターが水平に置ける上に頑丈ですが、角度が歪んでしまうと、不安定な台になります。それを防ぐために、できるだけ二人以上でしっかりと固定しながら作業しましょう。

• 背の高い台を作る時は補強が必要
  

高さが20cm程度の背の低い台を自作する場合は、補強の必要はそれほどありませんが、もっと高い台を自作する場合は、台をぐらつかせないための補強が必要です。「筋交い」といわれている、斜めの板などを背中部分に接着させる方法を取り入れるのも一手です。

プリンター台をDIYで自作すると、好みの大きさに作ることができ、市販の台を購入するよりも費用は安くなります。電動ドライバーなどの工具を用意し、ホームセンターで木材をカットしてもらえば、比較的簡単に製作できるので、この記事を参考にプリンター台のDIYにチャレンジしてみてください。