エアコンはレンタルでお得！家庭用エアコンを個人でも借りられる？リースとの違いは？

エアコンは家電の中でも価格が高い製品なので、なるべく費用を安く抑えたいですよね。実は、エアコンは個人でもレンタル可能です。

月単位のレンタル、あるいは年単位のリースで家庭用エアコンを貸し出す場合があるほか、取り付けから取り外しまで行っている場合も珍しくありません。家庭・法人問わず個人でもレンタル可能なので、1ヶ月だけレンタルしたい方や短期の単身赴任にもぴったりです。

本記事では、エアコンレンタルのメリットとデメリット・料金相場・注意点を紹介します。賃貸でレンタルする際の注意点・ダスキンでもレンタルを行っているかについても解説しますので、ぜひご覧ください。

エアコンのレンタルのメリットは、利用料を支払えば取り付けから取り外しまで専門業者が行うことです。契約内容によりますが、ユーザー側に過失がない限り、不良や故障が発生した場合は、交換や修理手配を業者が行います。

レンタルなので処分費用がかからず、引き払うときはレンタル会社が回収して終わりです。一般的な利用方法は、工事現場やイベント会場といった短期的な利用がメインで、単身赴任や仮住まいなど、滞在期間が短期的な場合も有効です。

マンションから引っ越す場合、引っ越し業者に取り外しから転居先の取り付けまで依頼すると、高額になる場合があります。しかも、持って行っても住居との配置の兼ね合いで取り付けできない可能性も。転居が多い人は、一考の価値があります。

エアコンのレンタルにはメリットがありますが、同時に注意しなければいけない点がいくつかあります。まず、レンタルする場合は、レンタル会社の在庫から選ばなければいけません。メーカーや型番にこだわりがあっても、望むものがあるかはレンタル会社次第です。

エアコンのレンタルは、金額も高額です。およそ6畳相当のエアコンの料金は、1ヶ月で5万円前後はかかります。2年間だと8~9万程度かかり、明らかに購入した方が安上がりです。メリットで挙げた短期的の利用ならともかく、長期的な利用においてはレンタルをおすすめできません。

そして、最も注意しなければいけないことが工事です。レンタル料の中には工事料金が含まれていますが、標準工事までです。標準工事の内容はレンタル会社により異なりますが、基本的には配管4mまでがほとんどです。それ以上の作業が発生するときは、現地で現金払いになります。

ここまで、エアコンのレンタルサービスのポイントについて挙げてきました。ですが、エアコンにはリースも存在します。そもそも、レンタルとリースは何が違うのでしょうか。レンタルは、レンタル会社の在庫から借りるサービスです。

機種は何世代も前のものが中心で、最新機種が貸し出されることは少ないです。レンタル期間は短く、高めの料金になっています。そのかわり、過失がない限り保守はレンタル会社側が受け持ち、レンタル終了後は返却します。

これに対してリースは、ユーザーが最新機種を自由に選んで借りることができます。リース期間は長期を想定していて、初期投資や月額が安いことが特徴です。希望によって期間の延長もできますが、保守は基本的に借り手側の負担になります。業務用リースで有名なダイキンでは、リース期間内の修理は無料で行っているので、修理費用の確認も大切です。

エアコンのレンタルは、短期間の利用がおすすめですが、そのシチュエーションは限られてきます。長期的に利用することが前提であれば、購入するのがおすすめです。レンタルでは高額になりがちで、型落ちの機種が中心になります。

購入であれば、省エネ性能が高く、自分にとって最適な最新エアコンを選択できます。特に持ち家であれば、今後何十年も生活する上で、レンタルが大きな負担になることは間違いありません。

以下の記事ではエアコンが安い時期やおすすめの高コスパなエアコンを紹介していますので、気になる方はあわせてチェックしてくださいね。

「中古」のエアコンと聞くと古くて状態がよくないイメージがあるかもしれませんが、中古市場を探せば製造年が新しく状態のいいエアコンが見つかります。

金額的にもレンタルするよりずっとお得で、場合によっては古いエアコンを買い取ってもらえるかもしれません。もちろん設置費用はかかりますが、お得にエアコンを使いたいならレンタルや新品購入以外に中古という選択肢もおすすめします。

中古購入で心配なことの1つが「保証」の有無ですよね。せっかく安くエアコンを購入しても壊れた際に保証がなければ多くの修理費用がかかってしまいます。中古ショップによっては1年保証や長期3年保証などをつけているため、購入前に必ず確認しましょう。

以下の記事では中古エアコンの購入方法や注意点を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

エアコン選びで最も注意したいのが畳数目安です。使用する部屋の広さと、対応した畳数のエアコンかどうかを確認しないと電気代がかさんだり、効きが悪かったりします。実はレンタルではラインナップに縛りがあり、サイズを選べないことも。

エアコンを使用する部屋が広い時、複数台設置すると工事代とレンタル代が高額になりますよね。そのため、最適なサイズのレンタル用エアコンがない場合は最新エアコンの購入をおすすめします。

エアコンを選ぶときの注意として、10畳部屋だから10畳用のエアコンにすればいい訳ではありません。なぜなら、エアコンは部屋の間取りによって効きが変わるからです。たとえば、西日がさす部屋なら夏場は気温が上がりやすいため、冷房能力を高めに見積もっておく必要があります。

逆に、日当たりが悪い部屋では、冬場を想定して暖房能力の高い機種を選びましょう。使用環境がカタログスペックの畳数とマッチしているとは限りません。使用環境にどれだけの出力が必要なのかを考えて選ぶことが大切です。

エアコンは夏場の冷房・冬場の暖房と、オールシーズン活躍します。利用シーンが多くなると、気になるのが電気代です。レンタルの場合、レンタル会社の在庫から選ぶ必要があるため、最新エアコンと比べると省エネ性能がやや劣ります。

エアコンは、消費電力が比較的に高めの家電です。利用目的をはっきりさせた上で、各部屋に最適なものを設置しないと負担が大きくなります。滞在時間が長い部屋では省エネ性能が高い機種、客間のようなあまり利用しない部屋では安い価格の機種、というように目的に応じたエアコンを設置しましょう。

カタログに記載されている「省エネ基準達成率」や「期間消費電力量」を参考にして選ぶといいですよ。以下の記事では、おすすめの省エネエアコンを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

最新のエアコンの場合、AIによる運転の最適化・スマートフォンでの遠隔操作・空気清浄機能などさまざまな機能が搭載されていますよね。レンタルの場合、シンプルなモデルを取り揃えていることが多いため、ここまでの機能が搭載されていないことがあります。

レンタルする場合はなるべく最新に近い機種を選ぶか、最低限必要な機能が備わっているか事前にきちんと確認しておきましょう。

エアコンを使用する上で、どうしても手間になることがフィルター掃除ですが、フィルター自動清掃の機能がついている製品が便利です。本体内にフィルター清掃用の掃除機が搭載されていて、付着したゴミを自動で掃除します。

また、エアコンを清潔に利用する上でカビ対策も欠かせません。カビ対策はメーカーごとにさまざまで、パナソニックやシャープのようにイオンで除菌する場合もあれば、日立では内部にステンレスを使用することでカビの発生を抑えます。

ダイキンでは、「ストリーマ」と呼ばれるプラズマ放電で、カビ対策をしています。自動清掃機能や、メーカーによるカビ対策の観点からエアコンを選ぶのも1つの方法ですよ。

借家や賃貸マンションに住んでいるときは、必ず管理会社や大家さんにエアコン工事をしていいか確認しましょう。配管を通す穴、室外機を固定する必要があるとき、専用コンセントが必要なときなど、多くのシチュエーションで壁に穴を開けることが想定されます。

借家や賃貸マンションなどは、後々のトラブルを回避するための確認は重要です。さらに、壁の中には電気配線やアンテナ線が通っています。状況次第では、大家さんに立ち会ってもらうことも考えておきましょう。

工事の手配をするときは、事前に電圧のチェックをすることが必要です。エアコンには、100Vと200Vで動く機種があります。明確な基準はありませんが、12畳用までが100V・14畳用以上が200Vであることが多いです。

100Vまでであれば専用コンセントを引っ張ってくれば使用できますが、200Vの場合は、電圧切り替えが必要な時があります。不安な場合は見積もりの手配をすることをおすすめします。

エディオンで行っているエアコンレンタルは、基本料金にプラスして使った日の分だけ支払うという仕組みになっています。月額基本料金は8畳タイプのエアコンで月額528円・加算料金は1日418円で、10畳タイプのエアコンは月額638円・加算料金は1日550円です。

たとえば、8畳タイプのエアコンを月に7日間使用した場合、528円(月額)＋2,926円(日加算418円×7日分)で、月3,454円でエアコンレンタルができる計算になります。頻繁にエアコンを使わない場合や、賃貸に一定の期間だけ居住して使用する場合などにおすすめです。

エディオンのサービスは、自宅のインターネットにエアコンのWi-Fiコンセント接続することで利用状況を送信できるIOT技術を使用しているため、使用した日数分を計測できる仕組みになっています。レンタルサービスを利用する際にはインターネット環境が必須となりますので、注意しましょう。

かして！ドットコムのエアコンレンタルは、新品をレンタルするか、中古品をレンタルするかによって料金が変わります。主に6畳タイプの新品の場合は30日間で60,480円、中古品の場合は30日間で50,760円と1万円ほど差があるため、コスト面などのこだわりで選べるので便利です。

また、気になる機種がある場合、希望する機種をレンタルできるサービスもあります。商品名・メーカー名・型番などを伝えることで、好みの機種をレンタルできるためおすすめです。しかし、入荷まで1週間〜1ヶ月かかる場合や在庫切れの場合もあるので余裕を持って注文するようにしましょう。

エネセーブは、広島を中心にオフィスや医療福祉施設など、大型施設で使用するエアコンのレンタルなどを行っています。

料金は初期費用として設置工事費＋レンタル料です。使用する機種や使用する場所の広さによって変わりますが、約12坪用のエアコンを使用する場所、月額が4,800円（税込5,280円）＋設置工事費（現地調査後に見積もり）となります。

また、年1回の定期点検を行ってくれる基本パックや、5年間の修理全額負担会社負担のフルメンテパックなどメンテナンス面も充実しているため、安心してレンタルできます。

アムスなんでもリースは家具・家電のレンタルサービスを安い料金で提供している会社です。エアコンは個人でもレンタルOKで、6～7畳の部屋に対応したものが借りられます。最短1ヶ月からレンタルでき、配送対応エリアは全国です。

中古レンタルは月額11,000ですが、12ヶ月契約だと月額2,000円と大変リーズナブル。2か月以上使用する予定なら、12ヶ月契約がお得です。また新品リースは月額2,100の4年契約であり、長期使用を検討しているなら新品リースがおすすめ。ただし設置撤去料として、別途29,700円が必要です。

ハウスクリーニングや清掃用品のレンタルで有名なダスキンではエアコンのレンタルは行っていません。しかし、扇風機や冷風機などの冷房機のレンタルがあります。家庭用の扇風機はもちろん、イベント会場や学校の体育館などで使える大型扇風機・冷風機などのレンタルが可能。特定のイベント時のみ使いたい場合に便利です。

DMMいろいろレンタルでは、置き型エアコンがレンタル可能です。機種にもよりますが、安いもので30日5,780円から借りられます。破損・故障にも対応している自己負担0円の保証があり、安心して使えるのも嬉しいところです。

家電のほか、ゴルフクラブや着物など幅広い商品をレンタルしているので、ぜひ一度サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。

エアコンをレンタルする際のメリットやデメリット・レンタルする場合の注意点を紹介しました。イベント会場や単身赴任・仮住まいなど、滞在期間が短期的利用の場合にエアコンのレンタルはとても有効です。エアコンを賢くレンタルして快適に過ごしましょう。