米ぬか石鹸のおすすめ10選！気になる効果や選ぶ際のポイントを解説！

米ぬかは玄米を精米するときに生まれる皮の部分のこと。実は米ぬかには玄米全体の約75%に相当するほどの豊富な栄養成分が含まれていることをご存知でしたでしょうか？そんな米ぬかは食べるだけでなく、スキンケアに取り入れても非常に嬉しい効果を発揮してくれるのです。

米ぬかを使ったスキンケアアイテムの1つが米ぬか石鹸です。米ぬか石鹸は牛乳石鹸でおなじみのカウブランドや、創業110周年を誇るマックスなどさまざまなメーカーから販売されているので、どれを購入したら良いか迷ってしまう方も少なくないはず。

ここでは米ぬか石鹸で期待できる効果を含め、購入時に役立つ選び方やおすすめの商品をご紹介していきます。米ぬか石鹸が気になる方は、ぜひご覧になってください。

『米ぬか石鹸』は美肌効果がたっぷり詰まった米ぬかを使用した石鹸です。「石鹸で洗顔をするとヌルつきが残ったりカサカサになることが多くて困る」という人が多いでしょう。一方、高い洗浄力と保湿効果を併せ持つ米ぬか石鹸なら、ツルツルもっちり肌に洗い上げてくれます。

また、お米由来の成分で肌のくすみを穏やかに取り去ったり、ニキビや肌荒れを沈める効果も期待できます。ぬか漬けやお酒を作る職業の人の手肌が色白で美しいことは有名ですが、その美しさは毎日扱うお米由来の成分のおかげとも言われていますね。

米ぬか石鹸は洗顔や身体を洗うだけでなく、製品によっては髪の毛を洗うシャンプーがわりにも利用でき、リンス不要でしっとりすると人気を呼んでいます。台所でなら食器洗い洗剤の代用にもなるので、人工的なものを使わずに自然の洗浄成分だけを利用したい人に最適な石鹸です。

美容成分が豊富な米ぬか石鹸ですが、具体的にどのような成分が含まれているのでしょうか。米ぬか独自の主な美容成分を、緩和が期待できる肌悩みと合わせて解説します。

米ぬかに含まれる代表的な美肌成分を4つ挙げましたが、注目の成分は『γ-オリザノール』です。医薬品にも使用されているお米だけの成分で、エイジングケアや美白ケアに最適です。豊富なビタミンB群でターンオーバーのサイクルを改善しながら肌老化の予防が期待できますね。

保湿効果が高いセラミドとオリザブランの相乗効果で、洗顔後のツッパリ感を抑えながら肌のバリア機能をアップ。洗顔をするだけで肌が本来持っている『肌力』を向上させて外的ストレスから守ってくれるのが米ぬか石鹸の特徴です。

市販されている様々な米ぬか石鹸には、泡立ちの良くないものもあります。「泡立ちが良い石鹸の方が洗えそう」と思いがちですが、泡立ちを良くして洗浄力を上げるために界面活性剤や合成添加物を使用している製品も多くあるのです。

「米ぬか石鹸なのに洗い上がりの肌がつっぱる」と感じている時も、肌に良くない添加物が含まれている可能性があります。自然の美容成分が多いという理由から米ぬか石鹸を使うのに、肌にストレスを与えるような成分が添加されていたらもったいないですよね。

使用感が良くて肌に優しい米ぬか石鹸を見分けるには、まず原材料を確認してみましょう。『無添加』と表示されているものがベストですが、それ以外でも防腐剤や界面活性剤・香料が入っていないものならおすすめです。製品の口コミをチェックするのも良い方法ですよ。

ここでは、米ぬか石鹸の選び方を『含有成分・合成添加物・原料の栽培方法・使用する目的や場所』の4つのポイントに分けて詳しく解説します。様々な種類がある米ぬか石鹸の中から、自分にぴったりな製品を上手に選んでくださいね。

米ぬか石鹸を選ぶ時に一番大切なポイントは『米ぬか成分がしっかり含まれているか』というところです。米ぬかの成分が全て含まれていなければならないということではなく、「自分の肌悩みに合う成分」が含まれているものを選ぶことが大切なのです。

乾燥肌や敏感肌ケアのためならセラミドやオリザブラン、エイジングケアなら新陳代謝を活発にするビタミンB群が入っているものがベターです。シミやくすみなど美白ケアだけでなく、全般的な美肌ケアをしたい人にはγ-オリザノールが入っているものがおすすめです。

米ぬかのどの成分が入っているか、きちんと明記されている製品を選ぶようにしましょう。

天然の栄養分が豊富な米ぬか石鹸を購入するなら、合成添加物不使用の製品を選びましょう。「米ぬか石鹸の使用感や泡立ちについて」でも解説しましたが、合成添加物は肌にストレスをかける可能性があるので避けた方がよい物質なのです。

合成添加物は製品に表示されている内容成分で確認ができます。界面活性剤・防腐剤・香料などが合成添加物に該当します。米ぬか石鹸に含まれる合成添加物は比較的肌ストレスが少ないものが多いのですが、より安全なものを選ぶなら『無添加』と明記してある製品が良いでしょう。

食卓に上るお米を選ぶように、米ぬか石鹸の原料『米』の栽培方法にも注目しましょう。「無添加石鹸なのに使うとヒリヒリする」という人は、有機栽培・無農薬栽培の米ぬかを選ぶと安心して使用することができます。

米ぬか石鹸自体の原材料が無添加だったとしても、栽培時に使用していた農薬の残留物が含まれている可能性があります。キャリーオーバーと呼ばれる残留物は製品になった時には効能効果を発揮しない成分ですが、製品内にはまだ含まれている可能性があるのです。

特にアトピー体質や敏感肌・化学物質に過敏な人などは、有機栽培・無農薬栽培の米ぬかを使用した石鹸を選びましょう。

米ぬか石鹸を選ぶ時には「どこを・何を洗うのか」という目的に合わせることも大切です。まずは肌を洗うために使う米ぬか石鹸の選び方から説明します。お風呂で全身を洗うのか、もしくは洗顔専用で使用するのかという点は大きな選び方のポイントです。

全身用も洗顔用も高い保湿力がある米ぬか石鹸が適しています。特に乾燥肌の人にはセラミドなどの保湿成分が多いものをおすすめします。また、洗顔用なら美肌効果が高い成分に注目して選ぶようにすると、肌ストレスを軽減しながらスキンケア効果も期待できます。

台所で使用するのが主な目的ならば、コスパ重視で価格を目安に選ぶのもおすすめです。普通の石鹸よりも米ぬか由来の洗浄成分は環境にも優しく、手肌を傷めにくいのも米ぬか石鹸のメリットです。

それでは、米ぬか石鹸のおすすめ商品10選を紹介します。ここまで解説してきた選ぶときのポイントを参考にして、自分にぴったりな米ぬか石鹸を見つけてください。それぞれの米ぬか石鹸に含まれる美容成分もピックアップしているので、肌悩みに合わせてチェックしてくださいね。

肌や環境に優しい米ぬか石鹸を自分で作ることもできます。使用感や泡立ちよりも「安全な無添加がいい！」と思っている人には手作り石けんの方がおすすめです。自分で作る楽しみと、使用している材料がしっかりわかる点においては、安心感が最も高いと言えるでしょう。

【顔・全身】【キッチンの油汚れ】の2つに分けて、材料や作り方を詳しく説明します。比較的手に入りやすい材料ばかりなので、さっそくトライしてみてください。主な材料の米ぬかは、スーパーの野菜・米売り場で入手できますよ。

洗顔や入浴での使用におすすめの米ぬか石鹸の作り方です。

■ 材料

• 無添加石鹸（使いかけでもOK）：100g
• 米ぬか：5〜10g
• お湯or濃いめにいれた緑茶やハーブティー：30cc

■ 必要な道具

• おろし金
• レンジでも使える耐熱ポリ袋
• 石鹸の型（牛乳パックやタッパーなどの容器でOK）
• ラップ

■ 作り方

1. 無添加石鹸をおろし金でおろします。耐熱のポリ袋の中に直接入れていくと作業がスピーディーです。
2. 下ろした石鹸に熱めのお湯（お茶など）を少しずつ入れ、ポリ袋の外からダマがなくなるようにこねる。
3. 石鹸が柔らかくなったら、米ぬかを加えてさらに混ぜます。
4. 混ざった石鹸をレンジで数秒加熱する。（目安は半透明になるくらい）
5. 型にラップを敷いて石鹸を絞り出します。
6. 粗熱が取れたら型・ラップを外し、日陰で自然乾燥させます。

保湿効果を高めるならオリーブオイルや椿油を10g混ぜるのもおすすめ。お湯をお茶系にするなら、緑茶は美白・ミントは殺菌・ラベンダーはニキビ・カモミールは保湿などの効果があります。好みの香りやほしい効果に合わせて、オリジナルの石鹸を作ってくださいね。

食器洗いだけでなく、フキンや鍋も洗える米ぬか石鹸の作り方です。

■ 材料

• 米ぬか：100g
• 重曹：10g
• 水：300cc

■ 必要な道具

• 鍋（材料総重量の2倍が入るくらいの大きさがベスト）
• ヘラor木じゃくし
• 石鹸の型

■ 作り方

1. 鍋に水を入れて沸騰させたら、鍋を火から下ろします。
2. 重曹をパラパラと入れて溶かす。（泡が大量に出るので注意）
3. 泡がなくなったら米ぬかを入れ、ヘラで良く混ぜましょう。
4. 混ざって温度が低くなるとペースト状になるので、型に入れて冷まします。

ペースト状のままでもしっかり洗える米ぬか石鹸ですが、雑菌が繁殖しやすくなるので大量に作らない方が衛生的です。また、冷めたものを小分けにして冷蔵庫で保存しながら使うのもおすすめです。重曹はアルカリ性なので、肌が弱い人はゴム手袋などを使うと良いですよ。

今回は、米ぬか石鹸のおすすめ商品10選を紹介しました。一口に米ぬか石鹸といっても様々な製品あり、選ぶだけでも一苦労します。肌悩みや使用する場面に合わせて、紹介した選び方のポイントも参考にしながら、お気に入りの米ぬか石鹸を入手してくださいね。