背中マッサージ器のおすすめ13選｜気になる効果や選び方も紹介

日々の疲れを癒すのに、手軽にリラックスできるマッサージはとてもいい手段です。肩や腰に加えて背中も凝りやすい部分の1つです。しかし、なかなか手が届きにくい部分のため、自分でマッサージするのは難しいですよね。今回は、そんな方におすすめの背中用のマッサージ器について紹介します。

背中用マッサージ器の特徴は、種類の豊富さです。電気で動くものからエクササイズで使用するようなグッズまで、背中だけでなく体のさまざまな部分をほぐせるものがたくさん販売されています。自分のニーズに合わせて好きなものを選べるのが大きな魅力です。

この記事では、背中の凝りが起きる原因に加え、背中用マッサージ器の種類・選び方を詳しく解説します。さらに、背中用マッサージ器のおすすめ商品も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

凝りに悩む方は多いですが、なぜ起こるのかはご存知でしょうか。凝りは、筋肉に疲労が溜まることで起こります。筋肉に疲労が溜まりやすい原因として挙げられるのは、身体の冷え・慢性的な運動不足・体質などです。

筋肉は緊張状態が続くと血流が悪化し、細胞に必要な酸素が届きにくくなるうえに、栄養も血流にのせて運ぶため、血流が滞ると栄養不足に陥ります。

さらに、栄養や酸素が届かないだけでなく老廃物も滞り、結果的に疲労物質が固くなり血流を圧迫し、痛みやゴリゴリとした不快感を引き起こします。また、基礎代謝が低く体温が低いと血流の巡りがよくなく、凝りに悩まされる場合が多いです。

背中は慢性的な姿勢の悪さや何気ない普段の動作で疲れが溜まりやすく、凝りやすい部位です。さらに、首の後ろから背中を覆う大きな筋肉である「僧帽筋」がこわばると、背中の凝りを引き起こします。

そのため、この僧帽筋をマッサージをしてほぐすと、背中や肩の凝りを楽にできます。肩こりに悩む方は、肩のマッサージと一緒に背中と腰のマッサージを行うとより効果的です。

マッサージシートは椅子などに取り付けて使い、背中全体をマッサージします。背中・腰・首などの広範囲にアプローチしてくれるので、上半身全体に凝りや疲労を感じやすい方におすすめです。

マッサージチェアのように、揉み玉が動いて可動域を調整する機能やヒーター機能が搭載されたものもあります。マッサージシートは畳めるため、収納しやすい点がメリットです。マッサージチェアを置くスペースがない場合にもおすすめです。

マッサージクッションはクッションの中に揉み玉が入っていて、チェアタイプのように揉み玉が身体をマッサージします。また、マッサージクッションの場合、多彩な部位をマッサージできる点がメリットです。

マッサージクッションは椅子やソファに座りながら使うのはもちろん、寝ながら首や肩にも当てられます。マッサージチェアのように価格は高くなく、安価なモデルが多いのも特徴です。さらに、クッションなので収納しやすい点もおすすめのポイントです。

「筋膜リリース」をするときにあると便利なのが、円柱型のマッサージローラーやフォームローラーです。筋膜とは、全身の筋肉全体を包む繊維状のタンパク質でできた薄い膜のことです。長時間同じ姿勢をとったり姿勢が悪かったるすると筋肉が固くなり、筋膜はよじれてこわばります。

この筋膜のこわばりやよじれをほぐして、筋肉がスムーズに動くように刺激するのが「筋膜リリース」というメソッドです。エクササイズやストレッチでも筋膜リリースは行えますが、マッサージローラーがあればより手軽に筋膜をほぐせます。

マッサージボールも、筋膜リリースをするときにあると便利なアイテムです。肩甲骨や肩、腰などの背面側を効果的にほぐせます。また、足裏やふくらはぎのマッサージに使えば、血行を良くするのにも効果的です。

立ち仕事の後にマッサージボールで足裏をマッサージするのも気持ちいいですよ。マッサージローラーよりも小さいので、ピンポイントで筋肉のこりをほぐせるのが特徴です。

マッサージ棒とは、棒状で背中に届くツボ押しのことです。長めのアームと小さなほぐし玉が特徴で、ピンポイントで筋肉のこりをほぐせます。座りながらできるアイテムのため、長時間のデスクワークなどで背中や肩が凝っている方などにおすすめです。

また、安価な値段で購入できるメリットもあります。マッサージ器を買うほどではないけれど筋肉のコリはほぐしたいときにぴったりです。

背中用マッサージ器は、種類も豊富でさまざまなメーカーから登場しています。ここでは、マッサージ器を上手に選ぶコツを紹介するので、購入するときの参考にしてください。

マッサージシートやマッサージクッションは、便利な機能が搭載された製品も多いです。どのような機能が搭載されているか、確認するのがおすすめです。

ヒーター機能が搭載されたマッサージシートやマッサージクッションなら、じわじわと温かい揉み玉が身体をほぐします。温感マッサージをすることで血行促進に繋がり、疲労緩和にも効果的です。

また、身体がじんわりと温まるためリラックス効果も期待でき、血行の悪さで悩んでいる方にもおすすめの機能です。

マッサージシートやマッサージクッションを使っていたら、気持ちよくてそのまま眠ってしまう方も多いですよね。マッサージ器のつけっぱなしを防ぎたい方は、タイマー機能の有無を確認しましょう。設定時間になると自動的にオフになる便利な機能です。

また、マッサージ器は長時間使用すると揉み返しや怪我に繋がる場合もあります。タイマー機能があれば、長時間の使用も防げます。

まずは、サイズを確認します。マッサージローラーの場合は15×30cmサイズ、マッサージボールの場合は直径6cmのものが一般的で初心者にもおすすめです。15×30cmのマッサージローラーは持ち運びしやすいので、ジムに持っていく方も使いやすいです。

また、エクササイズでの使用や広範囲で刺激を与えたいときには、サイズを大きくしましょう。マッサージローラーは65cm、マッサージボールは直径10cm以上だと大きめサイズになります。最初はスタンダードなサイズを購入し、大きいサイズは必要に応じて追加で買うのがおすすめです。

素材も選ぶときの大事なポイントです。初心者や高齢者の場合は、やわらかめの素材でできたマッサージローラーやマッサージボールがおすすめです。ウレタン素材やポリエチレン素材のマッサージローラーや、塩化ビニールやシリコンでできたマッサージボールが使いやすいです。

一方、刺激がもっと欲しい方や筋肉質の方は、硬質PVCやEVAといった硬めの素材を使ったものがおすすめです。また、マッサージボールは空気を入れたり抜いたりして硬さを調整できる製品もあります。

マッサージローラーやマッサージボールには、凹凸があるものとないものがあります。刺激の調整もしやすいという特徴があるため、初心者や高齢者など強めの刺激に慣れていない方は、凹凸がないものや少ないものを選ぶのをおすすめします。

反対に、凹凸の数が多いものは強めの刺激を求める方や、使い慣れている方におすすめです。とげや突起があるものは、しっかりと筋膜をほぐしたいときや奥深くまで刺激を届けたいときに効果的です。刺激が強めになるので、使用するときは圧のかけ方に注意してください。

マッサージ器を使う場合は長時間使用したり、過度な刺激を与えたりしないように注意してください。痛い方が効果があると思っている方や、気持ちいいからと長時間使用している方もいますが、過度なマッサージは揉み返しが起こったり、内出血や腫れの原因になったりします。

長時間の使用を防ぐためには、タイマー機能を使うのがおすすめです。時間が来ると自動で停止するため、使いすぎを防止できます。また、痛みを感じるときは無理に使用しないでください。

今回の記事では、背中の凝りが起こる原因や背中用マッサージにおすすめのグッズを紹介しました。今回紹介したグッズを使えば、自宅で手軽に身体を癒せます。マッサージグッズの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。