血圧計の種類や選び方を解説！初めて買うのはどれがいい？

自身の健康状態を知り、管理する方法の一つとして血圧の測定が挙げられます。そして、血圧の測定に欠かせないのが血圧計ですよね。ところが、血圧計にはいくつか種類があります。

血圧計にはさまざまな特徴があり、測定のしやすさ・測定結果の見やすさ・データ管理のしやすさなど、何を基準に選べばいいのかと迷ってしまいます。分からないことが多いと、購入をためらってしまいますよね。

そこでこの記事では、それぞれの血圧計の種類・特徴や、選ぶ際のポイントについて紹介しています。これから血圧計を使ってみたいという方や買い替えを検討している方は、ぜひ最後までご覧いただき、自分に合った血圧計を購入してください。

カフ式とは、カフと呼ばれるパーツを腕に巻きつけるタイプの血圧計です。家電量販店などでもよく見かけるスタンダードなモデルで、見たことがある方も多いのではないでしょうか。

カフ式はカフと本体が分かれており、コンパクトな商品が多いのが特徴です。また、液晶画面や測定数値の表示が大きく見やすいため、毎日使いやすいのも魅力と言えます。

カフを巻きつけるタイプと違い、腕を通して測定するのがアームインタイプです。自分で巻きつける必要がないため、誰でも簡単に測定できます。家庭用の血圧計の中でも最も測定精度が高いと言われ、正確な数値を測りたい人におすすめです。

ただ、本体サイズが大きくなりがちで、設置スペースを取るのがデメリットと感じる人もいるかもしれません。

血圧を測定するカフ部分と、液晶画面が一体化となった血圧計が手首式です。上腕式やアームイン式に比べて安価ながらも、機能が充実しています。小型なタイプが多く、旅行先や外出先にも持ち運びしやすいのが魅力です。

ただし、上腕式やアームイン式に比べるとやや精度が劣ります。手軽に使えて、おおよその血圧が測れればいいという方は手首式の血圧計を検討してみてください。

上記3つのタイプは自動で測定してくれるものですが、病院では手動で加圧するゴム球式のものを使用するところもあります。正確な数値を測定できますが、使いこなすにはコツが必要で、一般の人では使えないかもしれません。

ゴム球式は医療関係者が使うものと割り切り、家庭や一般向けではないということを覚えておきましょう。

まず最初に測定方法を選びましょう。測定方法は上腕に巻きつけるカフ式・腕を通すアームイン式・手首に巻きつける手首式の3種類があります。測定精度の高さはアームイン>カフ式（上腕）>手首式で、アームインが最も制度が高いと言われています。

血圧は基本的に毎日測ることに意味があるので、自身が毎日使っても苦にならない方法のものを選ぶようにしましょう。

不規則脈波とは、最高血圧と最低血圧を測定している時の脈波の間隔が、平均と比べて±25％以上の差がある脈波のことです。商品によって機能は異なりますが、この不規則脈波を2回以上検知するとアラームなどで教えてくれるものもあります。

1回2回の検知では心配する必要はないかもしれませんが、測るたびに検知されると不整脈の疑いが高くなるので、検知回数が多い人は医療機関の受診を心がけましょう。

血圧計には小型タイプと大型タイプのものがあります。小型タイプは単3形や単4形の電池を使うものが多く、外出先や屋外への持ち運びもしやすくて便利です。ただ、電池が切れると使えないため、常に電池のストックを確保しておく必要があります。

大型タイプのものは電池タイプのものもありますが、ACアダプターをコンセントに挿して使うものが多いです。コンセントから電源をとるタイプは、電池切れを心配することなく使える・電池を変える手間がないというメリットがあります。

血圧計には、スマホと連携してデータ管理ができたり、メモリ機能・ユーザー管理機能があったりと、その他の便利な機能を備えているタイプもあります。ここからは、それぞれの機能について解説していきます。

スマホ・PCと連携できるアプリがあれば、過去の記録をデータ化してグラフにすることも可能です。血圧計の記録容量には限界がありますが、データを保存できる容量の大きいスマホやPCなどにデータを移行しておけば、長い期間での血圧の推移が分かります。

血圧測定の記録は、長期的に継続して日頃の変化を把握しておく必要があります。そのため、過去のデータをできるだけ多く記録しておけるメモリ機能があるものを選びましょう。また、複数人のユーザーのデータをそれぞれ管理できる機能があると、医療現場や家族間での共有も可能です。

血圧計の種類や選び方を紹介しました。健康に気を遣う人が多くなった分、健康に関する機器も増えてきており、どれを選べばいいのか迷う人も多いかもしれません。今回紹介した特徴や選び方をチェックして、自分にあった血圧計を選んでいきましょう。