ホームベーカリーの故障のサインは？焦げ臭い・異音・焼けない？原因と対処法を紹介！

自宅でパンを気軽に焼けるホームベーカリー。ホームベーカリーも家電なので、当然故障したり寿命が来たりします。場合によっては火災になってしまう可能性などもあるので、時期を見極めて修理・交換が必要です。

ホームベーカリーの故障のサインは、焦げ臭い・異音・回らない・電源が入らないなどがあります。パンが上手に焼けないとき、それはホームベーカリーの不具合ではなく、何か別の原因があるかもしれません。

この記事では、ホームベーカリーの寿命、壊れたサイン、故障以外のパンの出来が悪い原因について、シロカやパナソニックなど各メーカーの対応について詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

ホームベーカリーの寿命は、概ね5～10年です。使用頻度によってバラツキがあります。希に、これより早く寿命を迎えてしまうものもあります。

ホームベーカリーの調子が悪い時は、購入してから何年経っているかを確認しましょう。寿命が来たホームベーカリーは使い続けられません。積極的に買い替えを検討してください。下記記事では、ホームベーカリーの寿命について詳しく解説しているので、ぜひチェックしてください。

ホームベーカリーが故障した時に良くある症状の1つは「動作音が大きくなる」「異音がする」です。これは、回転部品やパッキンの摩耗や破損が原因です。しかし、この症状は、故障以外の原因で生じる場合もあります。

• 小麦粉が容器内で詰まっている
• 固い食材（ナッツ等）を入れてこねている
• ドライイースト投入中である
• 羽根がきちんと取り付けられていない
• ホームベーカリーを不安定な場所に置いて使っている

ホームベーカリーからパンを取り出しにくくなるのは、内釜の劣化が原因の場合が多いです。内釜に施されているコーティングは、何度も使用しているうちに剥がれていきます。内釜の裏にある羽根を左右に動かすと、きれいにパンを取り出せる場合があります。

また、パンを取り出した時、羽根にパンの生地がたくさん貼りついている場合があります。これは、羽根の劣化による症状です。羽根を新調して付け替えると解決します。

ホームベーカリー使用中にパン以外の焦げたに臭い（異臭）がする場合は、電気系統の故障が考えられます。火災の恐れもありますから、すぐに電源を切ってください。続いて、煙が発生していないか、コンセントが熱を持っていないかを確認します。

電気系統に異常が無ければ、ホームベーカリー庫内の汚れが考えられます。この場合は電源を切ってコンセントを抜き、本体が冷めてから布巾等できれいに拭き掃除しましょう。

ホームベーカリーで焼いたのに、パンが上手く仕上がらない場合があります。しかし、これは必ずしもホームベーカリーの故障が原因であるとは限りません。

ホームベーカリーを使うにしてもパンとは、粉と水がしっかり混ざった状態の生地を作らなければ美味しく焼けないものです。最も重要なのは、イースト菌を入れるタイミングです。これを間違うと生地のふくらみが悪くなり、きめが粗く表面が凹んだパンが出来上がります。

ホームベーカリーを修理に出す場合、修理費がかかります。修理費は会社によって違います。一覧にしますので、参考にしてみてください。

Panasonicの修理費相場

シロカの修理費相場

ツインバード/タイガーの修理費相場

修理するのと新品に買い換えるのと、どちらが得かはケースバイケースです。使用年数と修理費、購入店の延長サポート等を考慮して検討してください。

パナソニックは、公式サイトに修理診断ナビのページを設けています。ホームベーカリーの故障を疑った時は型番を確認した上で、この修理診断ナビにアクセスしましょう。修理が必要となればそこから申し込めるだけでなく、修理料金の見積もりまで算出してくれます。

パナソニックは「宅配修理サービス」も行っています。こちらは専用フォームから修理の申し込みをした後、故障した本体を宅配便で送ります。到着したらパナソニック側で診断・見積もりを行い、修理が終わると宅配便で自宅に返送されます。

シロカの場合は、公式サイトの「よくある質問」のページにアクセスしてください。故障や不具合についても細かいシチュエーションに応じて説明し、解決方法も一緒に記載されています。

部品の取り換えが必要な場合は、部品・消耗品購入ページへのリンクが貼られていますので、そこから購入しましょう。修理料金も「お客様サポート」のページに一覧表を掲載されています。修理の依頼は、販売店かシロカの修理センターに電話が必要です。

ツインバードは公式サイト上で製品別に、PDFの取扱説明書（マニュアル）とQ&Aを掲載しています。使い方や故障・トラブル対処法はサイトを読むだけでわかるよう、工夫されています。

修理と部品購入については、「お問い合わせ窓口」のページで受け付けています。修理については「お問い合わせフォーム」からのメールだけでなく、お客様サービス係への電話（平日9時～17時）かファックスでも受け付けています。

ホームベーカリーが故障した時、自分で分解して修理しようとする方がいます。しかし、それはご自身が修理のプロでない場合はおすすめできません。自分で分解修理するリスクは以下のものが挙げられます。

• 複雑な回路や部品がある
• 感電するなど事故に遭う可能性がある
• 更なる故障を招く可能性がある
• メーカー保証がなくなる
• 元に戻せなかったら、有償修理になる可能性がある

しかし、ブログなどで、自分で分解して修理したといった話もしばしば挙がっています。大手メーカーであれば部品の取り寄せは大抵可能です。どうしても修理してみたい方は、自己責任で行ってください。

ホームベーカリーも電化製品です。故障もすれば寿命もあります。うまく働かない時は落ち着いて、説明書等を読んで原因を探りましょう。故障や寿命と判明した場合はプロに修理の依頼、あるいは買い替えを検討してください。