ほこりを簡単掃除！扇風機の掃除方法｜モーター掃除やほこり対策も

夏場の必須アイテムである扇風機は、とにかくほこりが溜まりやすいですよね。1か月放っておくだけでかなりのほこりが溜まります。ほこりをそのままにしておくと本来の風を感じにくく、最悪カビが発生したり故障したりすることもあるのです。

分解できるものなら掃除しやすいですが、中には分解できずに掃除しにくいタイプの扇風機もあるため、今回はそんな難しいタイプの掃除方法や、ほこりがつきにくくなる裏技も合わせてご紹介します。

この記事では、扇風機を掃除するタイミング・掃除方法・モーターの掃除について、ほこり対策の裏技、分解できない扇風機の掃除方法について詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

「今さら扇風機の掃除のタイミングなんて人に聞けない…」と思いますよね。扇風機は6月頃に使い始め、7〜9月をメインに使用する方が多いと思いますが、最低でも月に一度は、掃除をおこないましょう。

10月頃には使用頻度が少なくなるため、そのまま押し入れに収納したくなりますよね。しかし、本格的に掃除した後に収納することが大切です。ほこりが付着したまま収納してしまうと、カビが発生しやすくなるからです。来季に備えて、その年の汚れは落として収納しましょう。

「扇風機のほこり掃除におすすめのアイテムは何？」細かな隙間や湾曲した羽を落とすのにぴったりのアイテムがあればいいですよね。実は扇風機のほこりを落とすのは簡単です。家にあるものや100均で買える低コストな道具で掃除可能です。以下のアイテムを参考にできます。

• ハンディ掃除機
• 布巾
• スポンジ
• 綿棒
• 割りばし
• ブラインドクリーナー

などなど、身近なアイテムで掃除可能です。たとえば、割りばしの先端にキッチンペーパーや布巾を巻きつけて使用すれば、細かな汚れも綺麗に落とせますよ。

「扇風機の分解なんてしたことがない‥」そんな方のためにここでは扇風機の分解手順を解説していきます。

1. ほこりが床に落ちても掃除しやすいように、新聞紙を床に敷き養生テープで止める
2. コンセントを抜く（掃除中、誤って電源が入るのを防ぐため）
3. 前カバーを外す
4. プロペラを外す（プロペラを固定するねじには大抵「シマル↔︎ユルム」の記載有
5. 後ろカバーの留め具を外す
6. 後ろカバーを外す

基本的に扇風機の分解は「手前のパーツから外していく」と覚えておけば簡単に分解可能です。なお、前カバーの留め具（ツメ）は力が加わり過ぎると割れてしまう可能性が高いため、慎重に取り外すようにしましょう。

※メーカーや機種によって分解方法は異なるため、詳しい手順は取扱説明書で確認してください。

布巾やスポンジを無駄に汚さないために、まずは掃除機を使ってプロペラやカバーの大きなほこりを吸い取っておきましょう。その後、洗面台に水を張り、パーツを水につけておきます。

また、たくさんの部品を漬けるには自宅のバスタブがおすすめです。バスタブに入れたぬるま湯に、台所用中性洗剤を少量投入します。そのままバスタブの中でほこりと油汚れを落とし、最後にシャワーで一気に泡を流すと、あっという間に綺麗になります。

布でパーツの水気をしっかり拭き取ったら、新聞紙の上でよく乾燥させましょう。プロペラやカバーを乾燥させている間に、重曹スプレーを使用して本体の電源パネルや伸縮棒を掃除します。重曹スプレーは水200mlに対し、小さじ2杯の重曹で簡単に作れますよ。

組み立ては分解したときの逆の手順で行います。組み立てる前に、洗ったパーツがしっかり乾いているか確認しましょう。パーツが乾いていなかったり、正しく組み立てなかったりすると、故障や事故の原因になるため、取扱説明書をよく確認してください。

通常の扇風機とは異なり、ダイソンの扇風機は分解して掃除できません。外側から見えるほこりを取り除くことになります。

1. 本体部分を乾いた布、または湿らせた布で拭く
2. 吸気口のほこりや異物を柔らかいブラシや掃除機で取り除く

吸気口の外側にフィルターユニットがついている場合は、円形パーツのロックを解除し、フィルターユニットを取り外してから吸気口のお掃除をしてください。

扇風機の後ろカバーを外したら、モーターの掃除もおこないましょう。モーターの掃除方法を簡単に解説していきます。

1. モーターカバーのねじを外す
2. キッチンペーパーにセスキ水を吹き付ける
3. 湿らせたキッチンペーパーでモーター内部のほこりを拭き取る
4. モーターカバーを戻し完了

モーター内部の掃除は割りばしなどを使用すると、奥までしっかり拭き取れます。モーターは収納するタイミングで掃除すると、カビの繁殖を抑えられます。ちなみにセスキ水は500mlの水に、セスキ炭酸ソーダの粉を小さじ1、2杯で作れますよ。

ほこりが溜まる1つの原因は、静電気です。静電気が空中のほこりを引き寄せ、次々と扇風機のプロペラやカバーに付着していきます。そのやっかいなほこり対策に有効なのが柔軟剤です。柔軟剤をタオルに染み込ませ、プロペラやカバーを優しくなでるだけで静電気対策になります。

柔軟剤が本体をコーティングして、ほこりの付着率を抑えてくれます。ほこりが溜まりすぎるとモーターへの負担が増すため、しっかり対策をおこなっておきましょう。

「前カバーは外れても、後ろカバーが外れない‥」という扇風機も存在します。せっかく掃除するなら、後ろカバーのほこりも掃除したいですよね。そんなときに役立つのが、100均などにも売っているブラインドクリーナーです。

ブラインドクリーナーにはマイクロファイバーなどの布が付いており、カバーの隙間に差込み掃除できます。カバーの隙間が狭いときは、割りばしに布やキッチンペーパーをゴムで巻きつけて代用可能です。

タワー型の扇風機の場合は、まず吸気口部分に掃除機をかけて大きなほこりを吸引します。その後、つまようじや綿棒などを使用して、細かい部分を掃除していきましょう。セスキ水などで湿らせた綿棒を使用すると細かな汚れも落としやすくなりますよ。

扇風機によっては、送風距離が30m以上を超えるものもあります。つまり風量が強くなればなるほど、ほこりが飛び散る範囲も広くなります。特にお子様がいるご家庭は、衛生面で気を使いますよね。今回紹介した扇風機の掃除方法で、是非快適な空間を維持してくださいね。