トースターを使った焼き芋の作り方をご紹介｜電気代は？

寒い季節にハフハフしながら食べるのが醍醐味でもある焼き芋。最近では、コンビニやスーパーなどでも扱っているので、昔に比べて目にする機会が増えてきました。焼き芋は気軽に購入できますが、自宅でも簡単に作れるのをご存知でしたか？

自宅で焼き芋を作るのに必要なのがトースターです。トースターはパンを焼く目的で使うことがほとんどですが、実は焼き芋も焼けます。トースターで焼くと時間はかかりますが、アルミホイルなどを使用せずにネットリした食感やほくほくした食感の甘い焼き芋を作ることが可能です。

そこで今回は、トースターを使った焼き芋の焼き方や注意点をご紹介します。その他にも、気になる電気代や人気商品であるビストロ・ブルーノなども紹介するので必見です。本記事を読んで、トースターの魅力を知ってもらえたら嬉しいです。

まずは、焼き芋の作り方を紹介します。

1. トースターにアルミホイルを敷く
2. さつまいもをのせる
3. 200℃または850Wで20分加熱する
4. 裏返して更に20分加熱する
5. 竹串などを刺してみて中心まですんなり入っていくかを確認する（ここですんなり入らなければ追加で加熱していく）

一般的な家庭用のトースターには温度やワット数を指定できない機種があるかもしれません。現在販売されているトースターは安いものでも900W前後、200℃前後まで加熱できるものが多いため、あまり気にしなくても大丈夫です。

トースターで焼き芋を作るときに重要なのはワット数や温度です。安い機種ではタイマー設定のみで、ワット数や温度を調節することはできないかもしれませんが、ほとんどの機種でどちらの項目も満たしているため、時間の調節をするだけでできます。

トースターがワット数や温度を調節できる機種であった場合は、ワット数なら800～850W、温度なら200℃を目安に設定しておきましょう。

一時期アルミホイルや新聞でくるんでからトースターで焼くというのが流行っていましたが、それをすると蒸し焼きっぽくなってしまいます。中には、アルミホイルや新聞のせいで温度が回りにくくなって時間がかかるという声もあります。

ねっとりとした焼き芋が作りたいなら、さつまいもをアルミホイルなしで包まずに焼くのがおすすめです。トースターの網の上に直接置くとさつまいもから蜜があふれて庫内が汚れることがあるため、網の上にはアルミホイルを敷いておきましょう。

あまり知られていないことかもしれませんが、同じ品種のさつまいもでも焼き芋に適しているものとそうでないものがあります。さつまいもの皮の色が濃い、蜜のあふれた跡などである程度判断することができますが、両端を切って色を確認するのが分かりやすいでしょう。

端を切ったときにさつまいもの表面が黄色いものが焼き芋に適しています。表面が黄色くなくても焼き芋にすることはできますが、黄色い方が美味しく仕上がると言われていますので、これからやってみようと思う人は確認してみてください。

大小さまざまな形があるさつまいもですが、トースターで焼き芋を作るときは太さに注目してみましょう。細いものは火が通りやすく、太いものは火が通りにくいため、出来上がりに差が出てきます。

太くても調理できないわけではありませんが、あまりに太いものでは中に火が通る前に他の部分が焼けすぎてしまうため、太すぎないものを選ぶのがおすすめです。

同じさつまいもというカテゴリーでも、品種によって味や食感が異なります。ここでは、ねっとり食感・ほくほく食感におすすめの品種を紹介します。

近年人気が上昇してきたねっとり系の代表品種は、紅はるか・安納芋・シルクスイートなどです。ねっとり系は、口当たりがまろやかでしっとりしているのが特徴です。最近では産地だけでなく品種を表示するスーパーも増えているので、ねっとりとして甘い焼き芋が食べたいなら品種をしっかり確認しておきましょう。

一昔前の焼き芋といえばほくほく系が主流でした。そんなほくほく系の代表品種は紅あずま・鳴門金時・紅こまち・紅こがねなどです。ねっとり系に比べるとあっさりとしており、ちょっとぱさついた食感なのが特徴です。焼き芋以外には、天ぷらや大学芋にも適しています。

アラジンはイギリスのメーカーです。アラジンのトースターの人気の秘密は、デザインです。レトロな雰囲気がおしゃれで、キッチンのインテリアを楽しめます。

また、機能面も抜群で、0.2秒で発熱するため時短になり、独自技術の遠赤グラファイトにより焼き芋も外はサクサク・中はしっとりと美味しい仕上がりにしてくれます。

ブルーノのトースターの魅力はおしゃれなデザインと機能性です。マットな質感がレトロな雰囲気で、懐かしさと新しさが共存しています。機能性は高くスチーム＆ベイクトースターで焼いたトースターは、水蒸気により中はふっくらなのに、外側はカリッと仕上がります。朝のトースターは食パンを4枚いてもたった4分で焼きあがるのも嬉しいです。

うまみ包み焼き製法では熱を庫内に循環させるため、焼きムラが少なく美味しく仕上がり、スイーツからノンフライ調理まで幅広い料理が作れます。コンパクトなのに庫内が広々使えるのも嬉しいメリットです。

ビストロはPanasonicが手掛けるトースターです。通常、トースターは遠赤外線ヒーターを使用しており、表面をこんがり焼き上げますが中まで熱が届きにくいデメリットがあります。ビストロは遠近トリプルヒーターを搭載しており、食材の中も外も効率よく加熱します。

さらに、インテリジェント制御機能で、センサーにより庫内の温度上昇を感知するため最適な温度で調理可能です。ビストロには「じっくり焼きいも」のモードが搭載されていて、まるでお店で作られた石焼き芋のようなねっとりとジューシーな仕上がりになります。

トースターで焼き芋を作るときは、短くても30分以上は加熱し続けるので電気代が気になるところですよね。お使いのトースターの消費電力や都道府県によって異なりますが、850Wのトースターを40分加熱したときの電気代は15.3円です。（1kWhあたり27円で計算）

さつまいも1本が100円程度とすると120円前後で焼き芋が作れます。市販の焼き芋はそれ以上の価格がほとんどなので、家で作る方が安いですね。また家ならいろいろな品種を試せるので、好みの品種を探すときにも役立ちます。

最後に焼き芋の保存方法と保存後の食べ方についてご紹介します。家で焼き芋を作ってみたけど、多く作って余ってしまったときなどの参考にしてください。

焼き芋は冷凍庫で保存すれば約1ヶ月は保存できます。保存の仕方も簡単で、表面が濡れているときはキッチンペーパーなどで拭き取り、粗熱を取った焼き芋をラップでしっかりくるんで冷凍庫に入れるだけです。たったこれだけのことで約1ヶ月も保つので、残ってしまったときは冷凍保存することを覚えておきましょう。

また、焼き芋を作るのは時間がかかるので、手が空いているときに多めに作っておいて保存するのもおすすめです。そのときにそのまま冷凍するのではなく、輪切りやペーストにしておけば、解凍後の幅も広がります。

冷凍保存された焼き芋を常温で完全に解凍、または電子レンジで3分ほど加熱すれば、焼き芋として食べることができます。ただし、電子レンジで加熱すると熱が早く入ってしまい、ぱさついてしまう恐れがあります。時間があるときは自然解凍、すぐに食べたいときは電子レンジと使い分けていきましょう。

3つ紹介する中で最もおすすめで流行っているのが焼き芋アイス。焼き芋アイスの作り方は冷凍保存した焼き芋を半分ほど解凍するだけです。半解凍後はスプーンなどですくうと食べやすくなります。

焼き芋アイスはほくほく系よりも蜜芋と呼ばれている甘いさつまいもを選ぶと、より美味しく食べられるので、ぜひ試してみてください。

冷凍保存するときにあらかじめペースト状にしておく、または解凍後にペースト状にすると、料理やスイーツのお供にもなります。上で紹介した食べ方もおすすめですが、さつまいもは付け添えとしても優秀なので、覚えておくと使用用途の幅が広がります。

焼き芋を家で作るのと買うのと、どちらが安いのか気になります。さつまいもは1本あたり90円弱で購入可能です。オーブンで調理したとして、電気代は約20円ほどです。つまり、100円ちょっとあれば焼き芋1本が作れます。

お店で焼き芋を買うと、1本あたり200円程度です。つまり倍ほどの値段がします。もちろん、自分で作ると手間がかかりますが、焼き芋は皮をむく必要もなくオーブンに入れるだけなので調理も簡単です。

トースターで焼き芋を作る方法をご紹介しました。お店で買うのが一般的だった焼き芋が自宅でも簡単に作れるのは驚きですよね。時間がかかるのがややネックではありますが、お店にはない品種を使って作ることもできるので、いろいろな品種で味を比べてみてください。