【徹底解説】ミキサーの仕組み｜ハンドミキサーなどとの違いや特徴も

食材を細かくしたいときに便利なミキサー。どういう仕組みなのか気になったことはありませんか？実は種類によって仕組みや構造はさまざまで、目的にあわせていろいろな種類のミキサーが販売されているんです。

通常の思い浮かべるであろう形のミキサー以外にも、ジューサー・ハンドブレンダー・ハンドミキサー・フードプロセッサーといったもの。それぞれ得意なことが違うので、仕組みを知っておくことで自分にぴったりなミキサーを選ぶことができます。

今回の記事では、日々の家事をグッと楽にしてくれること間違いなしのミキサーについて、仕組みを交えて解説します。これを読むだけでミキサーの仕組みだけでなく、使い方やお手入れまで詳しくなれること間違いなしです。

食材を細かく刻む・スムージーを作る・料理の下ごしらえなど、調理の手間を省いてくれるミキサー。頼もしいミキサーですが、仕組みはとてもシンプルです。ここでは、ミキサーの仕組みとその特徴について解説していきます。

さきほどもお伝えしたとおり、ミキサーの仕組みはとってもシンプルです。ガラス又はプラスチック製容器の底に設置された刃を内蔵のモーターで回転させ、中に入れた食材を刻むという仕組みになっています。

メーカーによって、容器部分の素材・刃の形状など細かな違いがあるので、「丈夫なガラス製がいい」「軽くて扱いやすいプラスチックがいい」など好みにあわせて選ぶことが大切です。

食材を液体状になるまで細かくできるミキサーは、ジュースを作るのによく使われます。お店で販売されているフルーツジュースとは違い、繊維を丸ごと摂取できるので無駄なく栄養を補給することができるのが特徴です。

「繊維があるとドロッとしたジュースになって飲みづらい」という方には、ジューサーと呼ばれるタイプがおすすめ。

繊維だけを取り除いてくれるので、サラっとしたジュースになり、とても飲みやすくなりますよ。余った繊維をお肉などに混ぜて、料理に使えるのもう嬉しいポイントです。

日本でいうミキサーはこのブレンダーを指すことが多いですね。ブレンダーにも2通りあり、据え置き型のものをブレンダー、スティック型のものをハンドブレンダーと呼びます。

どちらも混ぜる・切る・潰すが得意ですが、据え置きタイプのブレンダーは1度に多くの食材を調理できるというメリットがあります。一方でスティックタイプのハンドブレンダーは食材を鍋に入れたまま調理ができるというメリットがあるので、どのように使いたいかを考慮して選びましょう。

海外で「ミキサー」というと、このハンドミキサーのことを指します。ハンドミキサーは液体を泡立てるのが得意な家電です。ホイッパーを使うよりも簡単に短時間で調理ができるため、1台あるだけで作業効率がグンと上がります。

刃がついていないため、ブレンダーのように切ったりこねたりはできませんが、生クリームやメレンゲを泡立てる際に非常に役立ちます。お菓子作りのときに使うことで調理時間を短縮できます。

最後にフードプロセッサーとブレンダーの違いについて解説していきます。フードプロセッサーは刻む・捏ねる、といったことができます。ミキサーと役割が似ていますが、カットした食材の荒さに違いがあります。

ミキサーが食材をジュース・スープなどの液体状にするのに対して、フードプロセッサーはペースト状やみじん切りなどが得意。1度に調理できる量が多いため、料理の下ごしらえに適しているのが特徴です。

フードプロセッサーは、使い方次第ではミキサーの代わりにもなります。そのため、ミキサーとフードプロセッサーのどちらを選ぶかで迷ったら、フードプロセッサーを購入することを強くおすすめします。

最新のミキサーは多種多様。ミキサー(ブレンダー)といえば”食材を刻んで液体状にするだけ”というイメージが強いですが、ここでは進化した最新の多機能付きミキサーについて紹介していきます。

• ヒーター内蔵で食材を入れるだけでスープが作れるタイプ
• 香辛料やコーヒー豆などの固いものを粉末状にできるタイプ
• 凍った食材を砕いてフローズンヨーグルトが作れるタイプ
• コードレスの充電式で場所を選ばず使えるタイプ
• ボトル内を真空状にして新鮮なスムージーを作れる真空ミキサー

このように、便利な機能が盛りだくさん。1台でいろいろな楽しみ方ができるので、購入する際は多機能付きの最新式ミキサーを購入することをおすすめします。

ミキサーの使い方はいたって簡単です。電源を入れて食材を投入し、スイッチを入れるだけ。ただし、いくつか注意点があるので紹介します。

• 水分が少なく固い食材だけで使用すると刃こぼれや故障の原因になる　

固い物は水と一緒にミキサーにかけるようにしましょう。

• 長時間連続で使い続けると、モーターに負荷がかかって壊れてしまうことがある

ミキサーごとの連続使用時間は必ず守りましょう。

• 大きいままの食材を入れると刃が空回りしてしまい故障につながる

食材は一口サイズに切ってから入れましょう

以上の項目を守ることで安全に刻むことができます。そのため、購入した際は説明書をよく読んでから使い始めるように心がけましょう。

容器と刃が一体型のミキサーを手洗いするのは大変ですよね。ミキサーのお手入れ方法は以下の通りです。

1. ミキサー容器に1/3くらいの水と洗剤を入れる
2. ミキサーを回す

これだけで、刃に挟まった食材の繊維も簡単に落とすことができます。ただし、ミキサーを使用してから時間が経つと、食材のカスが乾いて容器にこびりつきます。1度乾いてしまったカスはこの方法では落ちにくいため、ミキサーを使用したあとはすぐに洗うようにしましょう。

最後にミキサーに入れてはいけない食材をまとめて紹介していきます。間違えていれてしまうと故障につながることがあるため、しっかり覚えましょう。

• コーヒー豆
• 乾燥したパン
• 干しシイタケ
• 氷
• 生のイモ類
• 固形の香辛料
• 納豆
• おくら
• 肉
• さかな

まだまだありますが共通しているのは「固い・粘り気がある・水分が極端に少ない」という点です。なかにはミルやフローズン用カッターなど、アタッチメントを変えることで使えるようになる食材もあります。

ミキサーを長く使っていくためにも、ミキサーの種類によって何が使用できるのかを把握しておきましょう。

ジュースやスープ作り、料理の下ごしらえなどとっても便利なミキサー。欲しい機能を持ったミキサーを選ぶことで、毎日を美味しくより楽しめるようになります。この記事の内容がミキサー選びの参考になれば幸いです。