【最強】ハードクーラーボックスおすすめ6選｜保冷力・コスパがいい商品も

キャンプでの食事をおいしく安全に楽しむには、クーラーボックスが欠かせません。しかし、「安いクーラーボックスでいいや」と何となく選んでしまい、いざ使ってみたら「思ったよりすぐにぬるくなってしまった！」なんて経験はありませんか？

そんな失敗を避けたいなら、ハードクーラーボックスを選ぶのがおすすめです。一般的にソフトタイプよりも保冷力が高く、頑丈でいす代わりに使えるものもあります。おしゃれなデザインもたくさんあり、サイトの雰囲気づくりにも有効です。

この記事ではハードクーラーボックスの魅力や、選ぶときに知っておきたいポイントについて解説します。人気メーカー・コスパのいいもの・小型などの、おすすめ商品も紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。

ソフトクーラーボックスとの最も大きな違いは保冷力です。ハードクーラーボックスには真空断熱パネルなどの硬くて分厚い断熱材が使われており、これが長時間冷たさを保ちます。

一方でソフトタイプは、ポリウレタンなど薄く柔らかい断熱材を使っているため保冷力はハードタイプに劣り、連泊など長時間の保冷には向きません。その分、軽くて持ち運びやすいメリットはあります。

ただしこれはあくまで一般論。最近では安いハードクーラーボックスよりも保冷力の高い、高性能なソフトクーラーボックスも多く出ています。したがって、基本的に保冷力の高さは価格の高さに比例すると考えておきましょう。

ハードクーラーボックスはその名のとおり硬くて頑丈です。落とす・ぶつけるなどして外からの衝撃が加わっても、中身をしっかり守ってくれます。卵やトマトのような壊れやすい食材を入れても安心です。

また、商品によってはテーブルやいすの代わりにも使えます。天板がフラットになっているタイプや大人2人が座れるほど頑丈なタイプなど、テーブル・いすとしての使用を前提に作られているものがあり、おすすめです。

サイズ展開が豊富なのもハードタイプのメリットです。ソロ向けの10L程度から大人数でも使える60Lの大容量まで、幅広く選べます。ソフトタイプは大きくても30L程度のものが一般的です。

幅広いサイズがあれば、いろいろな使い分けもできます。たとえば冷たいドリンクがたくさん欲しくなる夏場には、小容量タイプのクーラーボックスを追加で持って行き、ドリンク専用にするのも有効です。

ハードクーラーボックスの価格帯は、数千円から数万円まで幅広いです。保冷力などスペックの高いものほど、価格も高くなります。ただ、デザインやブランドにこだわらなければ、価格のわりに高機能な、コスパのいいクーラーボックスを見つけるのも可能です。

自身の用途に合ったスペックを選ぶのも重要になります。たとえば、日帰りキャンプにしか使わないのであれば、保冷力は数時間程度あれば十分です。容量も使用人数に見合ったサイズを選びましょう。

保冷力の高さで選ぶなら真空断熱パネルです。内部が真空になっており、断熱性能の高さと軽さを兼ね備えています。高性能な分価格も高く、一般的には釣り用のクーラーボックスにしか使われていません。

アウトドア用で最も多く使われている素材が発泡ウレタンです。ポリウレタンを発泡させたもので、断熱性能と価格のバランスが優れています。保冷力の高さは発泡ウレタンの分厚さに比例するため、高性能なほど本体の重さも増すのは覚えておきましょう。

お手頃で初心者向けなのが発泡スチロールです。保冷力は他の素材に劣るため、暑さの厳しい時期や長時間の保冷には向きません。その分価格も控え目なので、初めてでも比較的気軽に手を出せます。

中に入れた氷が一週間後も残る、驚異的な保冷力のクーラーボックスが話題を集めています。保冷力の秘密は特殊な成形技術である「ロトモールド製法」。これによりボディに繋ぎ目がなくなり、密閉性と頑丈さが生まれます。

そこに断熱材のポリウレタンを隙間なく詰め込むことで、今までにない保冷力を実現させています。実験によると、約20kgのバラ氷を入れて7日間置いたところ、溶け切らずに残っていたそうです。

クーラーボックスを使う人数と用途によって、適切なサイズを選ぶ必要があります。サイズの選び方の目安は次のとおりです。

ハードクーラーボックスには保冷できる日数が記載されています。キャンプの予定にあわせて選びましょう。ただし、日数の基準はメーカーによって異なり、しかも最近では夏の気温が上昇傾向にあるので、考慮が必要です。

保冷日数は記載されている数字の半分程度で考えておいた方が無難です。あるいは、食材を凍らせてから入れる・直射日光を避ける・開閉を少なくするなどの工夫で保冷力を長持ちさせましょう。

クーラーボックスの持ち運びやすさはハンドルの形状によって変わります。

• U字ハンドル：蓋に取っ手が付いたタイプで最も一般的、片手で持ちやすい
• ベイルハンドル：本体の側面から伸びるハンドル、大きくて両手で持ちやすい
• サイドハンドル：両側に取っ手がそれぞれ付いていて2人で運びやすい

キャスター付きのクーラーボックスもあります。車輪が大きいものを選ぶと、段差のある道でも安定して運べて楽です。ただ、密集した草地・砂浜・険しい山道など、道によってはかえって持ち運びにくい場合もあります。

イエティのハードクーラーボックスは、リックポートが付いており鍵を取り付けられるようになっています。キャンプ場で熊にクーラーボックスを漁られないようにする工夫ですが、防犯面にも役立ちます。

また、底面のノンスリップフィートで滑りにくく、2ヶ所の穴から水抜きできるのもポイントです。ダブルホールハンドルで持ち運びもしやすく、ハンドルは邪魔にならないよう本体の凹みにスッキリ収納しておけます。保冷効果も高いので、夏場にも大活躍です。

コールマンはアメリカの歴史あるアウトドアブランドで、幅広いアイテムを出しています。ハードクーラーボックスもキャスター付きやドリンクホルダー付きなど、ラインナップが豊富です。

機能だけでなく、おしゃれなデザインも人気です。バターナッツカラーでビンテージ感のあるスチールベルト・かっこよく輝くステンレスのクーラーボックスといった、個性的なものがそろっています。

シマノは大阪の釣り道具メーカーです。魚を新鮮に保つため、釣り用のクーラーボックスは高い保冷力が求められます。シマノのクーラーボックスは保冷力に強度と軽さも兼ね備え、釣り人たちからの支持は抜群です。

そんなシマノからは、キャンプ用のクーラーボックスも出ています。釣り用と同じ真空断熱パネルを使ったハイスペックタイプで、カーキやサンドベージュなど、アウトドアになじむカラーも魅力です。

オルカは2012年に誕生したアメリカのブランドです。オルカのクーラーボックスはアメリカらしいがっしりしたボディに、オルカ（シャチ）の尾びれのマークがかわいらしさを添えています。

特徴的なのは見た目だけではありません。ボディはロトモールド製法で強度と密閉性が高く、保冷日数はなんと最大10日（メーカー情報）。数日程度の連泊なら余裕で冷たさを保てます。耐久性にも優れ、長く使い続けられます。

ハイランダーはアウトドア用品ショップ「ナチュラム」のプライベートブランドで、高コスパな商品が人気です。ハイランダーのハードクーラーボックスは保冷力の高さとお手頃価格を兼ね備え、コスパ最強とも称されています。

保冷力の秘密は内部にぎっしり詰め込まれたポリウレタンフォーム。厚さは4cmもあり、抜群の断熱効果を発揮します。それでいて価格は、性能が近い大手海外ブランドの製品と比べて6割程度と、驚きの安さです。

コメリは新潟県に本社のあるホームセンターで、オリジナルアウトドアブランドの「ナチュラルシーズン」を展開しています。コメリのハードクーラーボックスはロトモールド製法を採用した本格仕様のクーラーです。

冷気を逃がしにくい構造と約4.5cmの分厚い断熱材で、3～4日程度の保冷力があります。アウトドアで人気のベージュカラーと、海外ブランドを思わせるおしゃれなデザインも魅力的です。

ハードクーラーボックスの使い方を工夫すれば、より氷を長持ちさせられます。以下のようなコツがあるので、知っておきましょう。

• 食材と氷を交互に入れる：層ができて効率的に冷やせる
• クーラーボックスの中に隙間を作らない：隙間があると氷が溶けやすくなる
• 氷に塩をかける：凝固点が下がってよく冷える

ハードクーラーボックスはドリンクの冷たさや食材の新鮮さをしっかり守る、キャンプの心強い味方です。さまざまな機能やサイズがあるので、目的にあわせて使いやすいクーラーボックスを選び、快適に楽しみましょう。