サバイバル用マルチツール10選！普段使いや防災用にもおすすめ！

キャンプや登山などをはじめとするアウトドアに欠かせないアイテムであるマルチツールですが、その種類や使い道は名前の通り、マルチに広がります。「いらないのでは？」と思う方もいるかもしれませんがあると便利です。

サバイバル用のマルチツールはナイフをメインとしたものが多く、コンパクトでありながらしっかりと道具としての役割を担ってくれる最強なマルチツールがほしいですよね。サバイバルように限ってもマルチツールの内容は商品ごとにそれぞれです。

この記事ではサバイバル用マルチツールの選び方や他の使い方、おすすめ商品など盛りだくさんでご紹介します！最後まで読んで、自分に最適なお気に入りのマルチツールを見つけてください！

サバイバル用マルチツールはナイフやドライバー・缶切りなどを一つのグリップに収めたアイテムです。日本では「十徳ナイフ」とも呼ばれますが、その機能は十指に余る用途があります。サバイバルやアウトドアだけでは収まりきれない、マルチツールの活躍シーンを紹介しましょう。

マルチツールをキャンプに持っていけば、あらゆるところで活躍します。たとえば、キャンプ場に到着するとまず行う焚き火用の小枝の準備。ナイフやハサミがあれば、剪定後の大きな枝を小分けにしたり、長さを揃えてトライポッドを作ることもできますね。

ノコギリやニッパー・プライヤーなどが装備されたマルチツールなら、テントの設営時に役立ちます。チェアやグリルのようなアウトドアアイテムの不具合をその場で修理することも可能です。

調理に便利なツールはパンチ（穴あけ）や缶切り・ピーラーです。ナイフはもちろん包丁がわりに使用しますが、他にも栓抜きやワインオープナーがあればビールやワインを気軽に楽しむことができますよ。

マルチツールは旅行でも大活躍します。メモを切ったり開けにくいスナックの袋を開封したりするハサミはマストなツールです。観光している最中に衣服のほつれに気づいても、ハサミがあればサッとはみ出た糸をカットできますね。

海外旅行ではワインオープナーが必需品です。観光中にマーケットでおいしそうなワインを見つけたら、購入してすぐに飲んでみることができますね。海外の宿にないものといえば栓抜きで、意外とフロントにも常備していないので持っているといいですよ。

地元の果物や野菜を使って自炊する人にはナイフと缶切りがマストです。日本では缶詰の蓋がほとんどプルトップですが、海外の主流は自分で開けるタイプ。ぜひ缶切りがあるマルチツールをおすすめします。

マルチツールが役に立ったという声が多いのは災害時です。ホイッスルやワイヤーカッター・ハンマーヘッドなどは避難だけでなく救出を待つ間にも活用できるツールです。また、LEDライトが装備されているマルチツールなら停電時にも役立ちます。

スマートフォンが普及して懐中電灯は不要と考える人も多いようですが、電源がなくなることを想定して持っておくといいでしょう。ファイヤースターターがあれば、ライターがない状況でも火を起こして暖をとることが可能です。

マルチツールを持っていれば、避難中や後片付けの時にも道具を探したり借りたりする必要がなくなります。災害に備えるための「防災アイテム」として、非常持ち出し袋に入れておくことをおすすめします。

サバイバル用マルチツールはDIYや普段使いにもおすすめです。DIYにはノコギリやドライバーが含まれているマルチツールがおすすめで、ドライバーはプラスとマイナスのの2種類が備わったタイプが便利ですね。

ペンチやワイヤーカッター・レンチなども装備されていれば、重たいツールボックスを持ち出すことなく作業ができます。また、親子でDIYを楽しむ人にもマルチツールはおすすめで、通常の工具よりも軽量でコンパクトサイズなので一緒に作業するのに適しています。

普段使いにはワインオープナー・ピンセット・爪やすりなどさまざまな使えるツールがあります。サバイバル用マルチツールは男性のアイテムという印象が強いかもしれませんが、グルーミングやキッチンで役立つツールが装備された商品が多いのも特徴。女性にもおすすめですよ。

キャンプや登山だけでなく、日常生活でも大活躍するマルチツール。さまざまな商品の中から自分に最適なマルチツールを選ぶ方法を解説します。「ツールの機能」「持ち運びやすさ」「あると便利な機能」の3つに分けて見ていきましょう。

グリップの中にさまざまなツールが仕込まれたマルチツールは商品によって機能が異なります。とりあえず安い商品を買ってみたものの必要な機能が入っていなかったり、逆に機能が多すぎて一度も使っていないツールがいくつもあるということではもったいないですよね。

最低限の機能だけでいいのか、もしくはキャンプやDIYなど目的を満たす多機能なマルチツールにするのかという点が重要なポイントです。また、機能が増えるほど重量も増していくということを念頭に置いて選ぶことも大切です。

ここでは、「アーミーナイフ」と「プライヤーツール」の2種類に分けて、その機能を紹介します。

アーミーナイフは、ナイフを主体として構成されたマルチツールです。サバイバルツールとも呼ばれるタイプで、物を切る場面で最も活躍します。アーミーナイフは大小2種類のブレードが装備されたものが多く、ノコギリなどと組み合わせれば用途がさらに広がります。

たとえば木の枝を落として薪を切り揃えたり、行く手を遮る草木を刈ることも可能です。また、小さな野菜をカットしたり塊肉をスライスしたりと調理にも便利で、手元の小物だけでなくさまざまな物を切ることに長けているのがメリットです。

もちろんドライバーなどの工具はセットされていますが、耳かき・爪切り・ハサミなど応急処置に欠かせないツールもまとめて装備されている商品が多いのも特徴です。アーミーナイフはサバイバルでも身体的な快適度を下げたくない人におすすめのタイプと言えます。

『プライヤーツール』は工具がメインのマルチツールです。自分の身の回りにある物に対するケアに特化したアイテムといえます。ハンドルを開いてテコの原理を利用して使うタイプなので、使用時に力を入れやすいのがメリットです。

金属製の歯で物をつまめるプライヤーがメインなので、テントの設営やアウトドアアイテムの修理などに大活躍します。また、自転車やバイクのメンテナンスや自宅の水道設備のちょっとした修理など、さまざまなシーンで使用できます。

どちらかというとプライヤーツールを単体使用するよりも、アーミーナイフとセットで携帯する方が便利です。

マルチツールは主に外出先で使用するアイテムなので、いつでも気軽に持ち運べる携帯性にも着目しましょう。ここでは、持ち運びに便利な「タイプと機能」を4つに分けて紹介します。

最も持ち運びやすいのはキーホルダータイプのマルチツールです。さまざまな装備をミニサイズにしたもので、鍵につけるだけで常に携帯することができます。「家から持ってくるのを忘れた！」と言わずに済むので、いつでもどこでも気軽に使用できますね。

カラビナが付属したマルチツールなら、ベルトループやリュックに取り付けることが可能です。持ち物の中に埋もれてしまうことがなく、すぐに使用できるのがメリットです。ボディ自体がカラビナになっているタイプはさらに便利に使えますよ。

カードタイプは普段使いに最もおすすめで、1枚のカードに10種類を超える機能が搭載されています。クレジットカードとほぼ同サイズなので、財布やシステム手帳のポケットにもスッキリ収納できるのがメリットです。

レターオープナーやボールペン・LEDなどが備わったタイプが多いので、職場のデスク周りで大活躍します。ヤスリやピンセットなどもあり、女性のグルーミンググッズとしてもおすすめですよ。

マルチツールはポケットに入れたりキーホルダーとして持ち歩くため、持ち運ぶ際の安全性も考慮して選びましょう。ナイフやハサミがポケットの中で出てしまうと、怪我の危険性もあります。

安全に持ち運ぶためには、ロック機能が搭載されたマルチツールがおすすめです。ロックを解除しないとナイフのブレードをグリップから引き出すことができないので、万が一の事故を防ぐことが可能です。

また、収納ケースが付属しているマルチツールも安全性と利便性がアップします。ロック機能がなくてもブレードが飛び出す心配がありませんし、ベルトに通して身につけていつでも使用することができます。

マルチツールを正当な理由なく携行すると、銃刀法・軽犯罪法などの処罰の対象となる場合があります。キャンプや釣りでのマルチツールの使用は、正当な理由になるので、キャンプや釣り道具と一緒に携行して、正当な理由を説明できるようにしましょう。

くれぐれもマルチツール単体で持ち運ばないでください。キャンプや釣りなどから帰ったら、マルチツールをすぐに家に持ち帰りましょう。決して車のなかに入れたままにしないように注意してください。

アウトドアだけでなく、日常生活や防災にも役立つマルチツールを紹介しました。マルチツールには男性的なイメージがありますが、実は女性にも使いやすくてかわいい商品もあります。お気に入りのマルチツールを常備して、キャンプからグルーミングまでさまざまな場面で活用してくださいね。