ホットプレートの捨て方を解説｜処分で注意すべきポイントは？無料で処分できる？

小型家電リサイクル法は平成25年にスタートした法律です。その名のとおり、ゲーム機・パソコン類・デジタル機器など、小さな家電を回収してリサイクル資源に充てようといった内容になっています。もちろん、ホットプレートも小型家電リサイクル法の対象になる場合があります。

特にホットプレートは材質や大きさもさまざまで「自治体の回収ボックスに入れていいのか」「不燃物なのか」「粗大ゴミなのか」と迷う方も多いはずです。このように自治体によって捨て方が異なるため、結局捨てずに放置してしまいがちです。

そこで今回は、そんな処分方法に困るホットプレートの具体的な捨て方について詳しく解説します。粗大ゴミや回収ボックスのほかに、フリマサイトやアプリで売る方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

粗大ゴミの処分費は自治体ごとに異なります。しかし、一般的にホットプレートに多いのは200円〜400円程度です。また、回収か持ち込みかによっても変わります。粗大ゴミは「貼り付けシール」と「ビニール袋」という形で運用されています。

ビニール袋であれば、ほかのゴミとまとめて一緒に処分することが可能です。ホットプレートの大きさによって決めてください。また、これらシールや袋はコンビニエンスストアなどで気軽に購入できます。

実際の自治体でおこなわれているホットプレートの処分方法と処分費用について、いくつか例を挙げてご紹介します。

<世田谷区の場合>

<練馬区の場合>

<川崎市の場合>

自治体によっては小型家電リサイクル法にのっとりレアメタルの回収を進めており、小型家電回収ボックスを設置しているところもあります。ただし、この回収ボックスに入れられる品目は限定されており、指定されていることがほとんどです。ホットプレートが対象かどうかは各自治体によって問い合わせてください。

ホットプレートはフリマサイトやアプリで売るのもアリです。有名どころだと「メルカリ」や「ヤフオク」または「ジモティー」もおすすめです。特にメルカリではホットプレートの出品が多く、価格もピンキリです。基本的に新品未使用品が多い傾向がありますが、それよりも価格が安い中古品も十分売れています。

中古品の場合、状態が良ければ1万ほどで売れるケースもあります。そのため、状態やメーカーにもよりますが5,000円～1万円を目安に売ってみるのがおすすめです。とはいえ、あきらかに使い古したホットプレートは、なかなか売れないので製品の状態を見てフリマサイトやアプリを活用してください。

リサイクルショップなどで買取に出すときは、年数が古いものは値がつかず0円で引き取りになることが多いです。しかし無料で引き取ってもらえるので、処分方法の一つとしては有効です。

また、最近ではフリマアプリやネットオークションで個人間取引をする方も増えています。特に人気のブルーノやプリンセスといったメーカーのものは人気が高く買い手がつきやすい傾向があります。ただし、ヤフオク！やメルカリなどを利用する際には、個人間であるがゆえのトラブルにご注意ください。

忙しい方は自宅まで取りに来てくれる不用品回収業者を利用するのもおすすめです。壊れていない家電であることが望ましいですが、ジャンク品でもいい場合があります。買取とはならずに、無料かこちらがお金を払って引き取ってもらうようになるので確認しましょう。

気を付けたいのが無料と謳っておきながら、実際に引き取ってもらう際にお金を要求されるケースです。タダで処分できると思っていたのに、思いがけず費用が発生する場合があります。

またホットプレートは小型家電リサイクル法の対象になるため、認定業者でなければ回収することはできません。「一般廃棄物処理業許可」を持っているかどうかを必ず確認しましょう。

※「産業廃棄物処理業許可」「古物商の許可」では回収できません。

全国の自治体と連携した回収業者として「リネットジャパン」があります。東京のみでなく全国が対象ですので、信頼できる回収業者がわからないという方はご覧になってみるのをおすすめします。

ここまで記載してきたホットプレートの処分手段は「ゴミとして出す」「売却する」「回収業者を利用」でした。その中でもメリットデメリットを比較してお手軽なのは「ゴミ(不燃ゴミ・粗大ゴミ)」として出すことです。

たとえ粗大ゴミであっても、金額面はさほど高くありません。売却や回収業者を利用する手間(デメリット)を考えると、コンビニでさっと粗大ゴミシール(袋)を買って申し込むのが一番スマートです。

ホットプレートの捨て方は自治体により違います。小型家電リサイクル法に当てはまるため、勝手に未登録の不用品業者で処分すると違法になることを確認しておきましょう。自治体の回収ボックスへ持って行くことがありますが、忙しい方は宅配のリサイクルショップを利用するのもおすすめです。