フードプロセッサーで氷は砕ける？｜氷も砕けるフードプロセッサーについても必見

フードプロセッサーとは、食材を粗めに刻んだり混ぜたりできるキッチン家電です。そのため、ハンバーグなどみじん切りの工程が多い料理を作る際に重宝しますが、「フードプロセッサーで氷や凍った食材をかくはんできる？」と気になる方も少なくありません。

しかし、フードプロセッサーは氷のかくはんには向いておらず、スムージーなどを作る際はミキサーを使うのがおすすめです。ネット通販などで氷対応と記載されている商品もありますが、有名メーカーでは展開されていないため、どこのメーカーかわからないものは避けましょう。

本記事では、氷対応フードプロセッサーについての解説や、おすすめの氷も砕けるフードプロセッサーをご紹介します。スムージー作りに最適なおすすめのミキサーも紹介しているので、氷対応のかくはんアイテムが欲しい方は参考にしてください。

パナソニックやティファールなど、キッチン用品の人気メーカーに氷対応のフードプロセッサーがないか気になる方も少なくありません。人気メーカーの中では山本電機とToffyに「氷も砕けるフートプロセッサー」の取り扱いがあります。

山本電機の「MB-MM56」は多目的ブレードを搭載しており、液体から氷などの固いものまで対応しています。また、ステンレス製なので温かいものから冷たいものまで使用用途はさまざまです。

また、Toffyの「K-FP1」も同様に、料理の下ごしらえから氷を使用したスムージー作りまでマルチに対応しています。しかし、現在公式サイトでは生産終了となっており、楽天市場などのECサイトの在庫限りなのでお早めにお買い求めください。

氷も砕けるフードプロセッサーは一般的なフードプロセッサーとの違いがあります。すでにフードプロセッサーをお持ちの方も、購入を検討中の方も、こちらを参考にして氷対応かどうかを確認しましょう。

氷を砕けるかどうかで最も大きな違いはパワーです。目安となるのはワット数(W)が高いアイテムです。パワーが足りないと砕けないどころか、モーターに大きな負荷がかかり壊れます。

たとえ砕けたとしても、引っかかって割れてしまうのならパワーが足りない証拠です。そのまま使い続けるとモーターに負荷がかかって故障の原因になってしまうため、無理に使用するのはやめましょう。

フードプロセッサーの中には氷対応ブレード（フローズンブレード）が付属している、または別売りしている場合があります。そのため、氷対応ブレードの有無でも違いを見分けることができますが、先述の「パワーがあること」が前提となります。

氷対応ブレード（フローズンブレード）と普通のブレードの違いは、刃の形状です。氷対応ブレードは刃の部分のギザギザやトゲトゲが非常に大きくしっかりとしていて、氷に当たっても滑らず、しっかり引っかかります。そのおかげでより細かく氷を砕けるので、滑らかな口当たりのスムージーも作れます。

氷を砕くには最低でも200W以上のパワーが必要です。ただしパワーがあるモデルは強いモーターが入っているためしっかりと固定された台の上で使う必要があります。近くに食器がある棚で使うと、食器が揺れ動いて割れる可能性もあるので注意しましょう。

容量は意外と重要です。容量が少なく1回で1杯しか作れないものだと、家族で楽しみたい場合や一度に多く作りたい場合に不便ですよね。スムージー1杯の目安を200mlとして選ぶと失敗しにくいですよ。

二人暮らしのご家庭であれば400ml以上のもの、四人暮らしのご家庭であれば800mlを目安に選ぶのがおすすめです。なお、一人暮らしの方には、ボトルがそのまま保存容器やコップとして使えるモデルが便利です。

フードプロセッサーは1回使うごとに洗うのが基本です。洗いにくいフードプロセッサーを選んでしまったがために、面倒になってスムージーを作らなくなったという話はよくあります。ポイントとなるのがブレードの取り外しが簡単にできるかどうかです。

一昔前はブレードと容器部分が一体型となっており、洗うのが危険で面倒なフードプロセッサーがたくさんありました。今はブレード取り外し可能なモデルが基本ですが、念のため確認しましょう。もし食洗機をお持ちなら、ブレードを食洗機で洗えるかもチェックしておくといいです。

安全性は小さいお子様がいる家庭ではもちろんのこと、一人暮らしの大人でも要チェックです。最近のフードプロセッサーには「蓋をしめていないと動かない」という安全策がとられているものが多いです。

しかし、プロ用の製品や一部の海外製品は安全機能がなかったり、機能のオンオフが簡単にできなかったりするものがあります。氷も砕けるレベルのブレードで指を切ったらちょっとした怪我では済まないので、安全性はしっかりと確認しましょう。

スムージーを作りたい場合は、フローズンフルーツも砕けるモデルがベストです。毎日新鮮な果物を用意するのは面倒なので、バナナやベリー系、キウイフルーツなどのフルーツをあらかじめカットして凍らせておけば、とても手軽に作れるようになります。

しかもフローズンフルーツを使えば氷を使う必要もなくなるため、とても濃いスムージーが作れるようになります。

これまでご紹介した通り、氷対応のフードプロセッサーはあまり売られていないため、氷を砕きたい場合はミキサーを使用しましょう。ミキサーはフードプロセッサーとは違い、液体になるまでかくはんできるため、スムージーやスープ作りなどにおすすめです。

食材や作りたいレシピによってフードプロセッサーとミキサーを使い分けましょう。以下のリンクでおすすめのミキサーを多数ご紹介していますので、参考にしてください。

氷も砕けるフードプロセッサーもありますが、スムージー作りなどに特化したキッチン家電が欲しいならミキサーがおすすめです。また、食材をかくはんするか、氷をかくはんするかでフードプロセッサーとミキサーを使い分けましょう。