掃除機は分解できる？ヘッドやアイリスオーヤマも！自分で修理してみよう

アイリスオーヤマなどをはじめ、掃除機は生活するうえで欠かせない生活家電です。掃除機のヘッドやフィルターには、使用すればするほどホコリやゴミが溜まっていきますね。溜まったまま放置していると掃除機の吸引力が落ちてしまいます。

掃除機を隅々まで掃除するために、自分で分解してお手入れする方法がおすすめです。掃除機はお手入れのために分解しやすい構造になっています。しかし「外し方がわからない」「自分で分解清掃するやり方が分からない」「元に戻せるか自信がない」方も多いです。

そこで今回は掃除機の「ヘッド部分」「フィルター部分」の分解方法と分解後の修理方法を解説します。分解してメンテナンスを行えば掃除機の吸引力が持続するので、ぜひ最後までご覧ください。

掃除機は自分で分解可能です。ただし、分解できる部分は限られています。分解できる箇所は主に「ヘッド」「フィルター」部分です。

ヘッドの分解方法やフィルターの取り外し方は、各メーカーの公式サイトから確認可能です。説明書に記載されている場合もあります。また、メーカーから説明されている通り、モーターなど掃除機全体の分解は自己責任です。保証・修理の対象外になるケースもあるので確認しましょう。

モーターなどを分解した場合、異常動作や発火の原因になります。ヘッド・フィルター部分以外の分解は販売店やメーカーに相談してください。

ヘッドは大きく分けて2種類あります。「エアロノズル」と「パワーノズル・自走式ノズル」です。それぞれの分解方法を解説します。

【エアロノズルの場合】

1. カギやコインでブラシカバーにあるロックの「ひらく」を「▲」に合わせる
2. ブラシカバーを外す
3. ブラシを取り出す

【パワーノズル・自走式ノズルの場合】

1. カギやコインでブラシカバーにあるロックの「ひらく」を「▲」に合わせる
2. ブラシ部分のベルトを持ち上げベルトを外す
3. ブラシを取り外す

どちらのタイプもロックが掛かっているので、カギやコインを使用してロックを解除する必要があります。ロックを解除したあとは手作業で済むので、特別な道具は必要ありません。

今回は、分解可能なダイソンのフィルターを例に説明します。ダイソンのフィルターは「プレモーターフィルター」と「ポストモーターフィルター」の2種類に分類されます。

1. プレモーターフィルターの場合
2. 本体上部にあるつまみを持ち、フィルターを取り出す
3. フィルター上部にある三つ爪を押す
4. 爪を押した後、上部を引っ張る

ポストモーターフィルターは本体の真後ろにあり、左にひねるだけで分解できます。どちらもホコリが付いているので、逆さにして分解するとホコリが床に落ちてしまいます。分解する時は、ホコリを落さないように注意しましょう。

サイクロン式の掃除機のダストカップのお手入れ方法を説明します。ダストカップはゴミを溜める部分です。臭いの原因にもなるので、定期的にお手入れをしましょう。

1. 本体からダストカップを外す
2. フィルターを外す
3. ダストカップのゴミを捨てる
4. 付着したホコリをブラシで落とす

お手入れが完了したら本体に取り付けてください。ブラシがない場合は、水を含ませた布で軽く拭きましょう。ダストカップは水洗いも可能です。

また、水洗いをした場合は必ず十分に乾かしてから組み立ててください。濡れたままでは故障の原因になります。

フィルターは吸引力に関係する部分です。ダストカップと同じく、フィルターはホコリが溜まる部分なので臭いの原因になります。フィルターも定期的にお手入れしましょう。

1. 本体からフィルターを外す
2. フィルターに付いたほこりをはたき落とす
3. 水洗いする
4. しっかり乾かす

掃除機のフィルターにはホコリがこびり付いているので、念入りに洗いましょう。取れない場合はシャワーなどの流水で洗い流す方法がおすすめです。洗った後はしっかり乾燥させて設置し直せば、お手入れ完了です。

床ブラシヘッドは、定期的にお手入れしないと吸引力が落ちてしまいます。また、掃除機の中でも特に汚れやすい部分です。週に1度など、他の部品より細やかなお手入れをおすすめします。

1. ヘッドからブラシを外す
2. ブラシでホコリを取る
3. 水洗いする
4. しっかり乾かす

ホコリやゴミが取れない場合は、手で取り除きましょう。それでも取れない場合は、ハサミで細かく刻むと取り除きやすくなります。ただし、ブラシを傷つける可能性があるのでハサミの扱いには注意が必要です。

掃除機をお手入れする前に、必ず説明書を読んでください。商品によっては水洗い・水拭きができない場合があります。ヘッドは水洗いOKでもフィルターはNGなど、さまざまがパターンがあるので必ず確認してからお手入れしましょう。

洗剤が使用可能な商品もありますが、部品によって使用できる洗剤の種類も限定されます。また、水洗いをした後は必ずよく乾かしてから本体へ戻してください。掃除機は電気製品なので、濡れたまま使用すると発火や故障の原因になります。

掃除機のヘッドは主に2種類あります。

感電・発火・故障を防ぐためパワーヘッドは水洗いせずブラシやエアダスターで掃除しましょう。パワーヘッドはモーターへ電力を送るために金属端子があります。見分け方がわからないときは取扱説明書を参照すれば確実です。

掃除機ホースが破れた場合は、どこの家庭でもある身近な材料で修理できます。最も確実なのは、ホース用補修テープを破れた部分に密着させて巻き付ける方法です。また、ペットボトルなどの筒状のものを芯にして補修したり、ペットボトルのラベルやサランラップを使用したりする方法もあります。

なお、修理が難しい場合は、ホースを交換してしまいましょう。販売店かメーカーに問い合わせ、交換用のパーツがあるかどうかを確認してください。修理方法や交換については以下のリンクで詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

壊れた掃除機は、分解して小さくすれば不燃ゴミとして捨てるのも可能です。しかし分解できる部分には限界がありますので、不燃ごみに出せるレベルまで、すべてを小さく分解するのは難しいかもしれません。

また、不燃ゴミを回収する日程は自治体ごとに異なるため、あらかじめ確認しておくとスムーズです。指定されているゴミ袋に入れて出しましょう。

今回はヘッド・フィルターの分解方法と分解後のお手入れ方法を紹介しました。定期的に分解してお手入れをすれば、掃除機の吸引力は持続します。掃除機を長く使うためにも、定期的なお手入れを行いましょう。