加湿器にミネラルウォーターを入れてはいけない理由は、殺菌作用がないからです。水道水には雑菌を殺す塩素が含まれているので、加湿器内部での雑菌の繁殖を抑えてくれます。しかし、ミネラルウォーターには塩素が含まれていません。
塩素の含まれていないミネラルウォーターを加湿器に入れてしまうと、雑菌が繁殖し超音波式が出す細かな水滴と一緒に部屋中に飛散してしまいます。免疫力が落ちている人が細菌を吸い込んでしまうと大変危険なので、ミネラルウォーターを加湿器に入れるのはやめましょう。
免疫力が下がっている時に加湿器から出る細菌を吸い込んでしまうと、レジオネラ菌が原因の肺炎になってしまう可能性もあります。レジオネラ菌は60℃で5分加熱すると死ぬので、超音波式の加湿器を使う場合には注意してください。