コンパクトな血圧計のおすすめ16選！血圧計の便利な機能もご紹介

血圧は、健康診断では必ず測定される項目です。病院へ行った際にも、体調チェックのために測定されることもあるでしょう。血圧は家庭用の血圧計でも手軽に測定でき、そのデータを健康管理に役立てることができます。

血圧を毎日測定することにより、日常生活における血圧の変化を把握することができ、体調の変化にすぐに気づくことができます。治療を受けている場合も、薬の効果などを確認できるデータとなるため、毎日の血圧測定は健康管理において大きな役割を果たしています。

家庭で血圧を測定する場合に便利なのが、コンパクトサイズの血圧計です。家庭用の血圧計には、自宅で使いやすいコンパクトサイズの製品がたくさんあるので、使いやすい血圧計を選んで気軽に血圧を測定しましょう。

「カフ」という腕帯を上腕部に巻いて加圧し、血圧を測定するタイプです。上腕部を使って測定する血圧計は、正確に測定できることから医療機関や介護施設でも使用されています。カフと本体が分離しているタイプや、カフと本体が一体になっているタイプがあります。

血圧を測定する際は、測定部位を心臓と同じ高さにする必要があります。カフ式を使って血圧を測定する際は机や台を使って心臓と同じ高さになるようにしましょう。

上腕式（カフ式）の血圧計には、コンパクトサイズの製品も多いです。家庭でも使用しやすいタイプと言えるでしょう。

アームイン式の血圧計は、カフ式と同様に上腕部で血圧を測定するタイプです。血圧計を机などに置いて、機器の中に上腕部を差し込むだけで自動的に血圧の測定が可能です。机などに置いて利用するため、心臓と測定部位を同じ高さにしやすいと言えます。

アームイン式の血圧計はサイズが大きいため、ある程度の設置スペースが必要です。持ち運びには向かない商品が多いため、決まった設置スペースを用意できる場合はアームイン式の血圧計がおすすめです。

手首式の血圧計は、手首にカフを巻いて測定します。血圧計本体とカフと一体化しているためコンパクトで、場所を選ばずに血圧を測定できます。測定時は、手首に本体が内側になるように装着します。手首式の血圧計を使って血圧を測定する場合も測定部位を心臓と同じ高さにする必要があります。

手首式は最もコンパクトで持ち歩きがしやすいタイプです。外出先や旅行先でも継続して血圧を測定する際に活躍します。

健康管理や体調の把握のために、毎日の血圧測定結果を記録することが大切です。測定結果を手書きで記録しているのに、うっかり書き忘れてしまったことはありませんか？そんなときに役立つ機能が、メモリー機能です。

メモリー機能は、電源を切っても過去の測定値を記憶してくれる機能です。機種によって記憶できる回数に違いがありますが、複数名の計測結果を記録できる血圧計もあります。家族で共有して使う場合に便利な機能です。

測定したデータをスマホアプリと連携できる機能を搭載した血圧計も登場しています。Bluetooth・NFC・Wi-fiを使ってスマホと連携します。説明書を確認し、アプリのダウンロードやペアリングを実施しましょう。

最初に設定をすると血圧の変化をアプリを使って管理できます。体重計など他の製品と連携できるメーカーもあるため、うまく使って体調の変化を早めに把握しましょう。

カフの巻き方や腕の位置など、測定する状態が変わるだけでも血圧は変わります。体調の変化を見るためには、毎日同じ時間・同じ状態での測定が大切です。そこで便利な機能が、正確測定サポート機能です。

正確測定サポート機能が搭載されている血圧計なら、カフや姿勢など正しい測定状態をチェックしてくれます。誤りがある場合はディスプレイで警告してくれるので、正しい状態で血圧を測定しやすくなるでしょう。

一般的な血圧計は、一人分のデータしか記録できません。しかし、「ユーザー切り替え機能」があれば、夫婦や家族など複数人で血圧計を使用するときに、ユーザーを切り替えてそれぞれのデータを記録しておけます。

複数人で1つの血圧計を共有していると、どのデータが誰の測定結果なのかがわからなくなってしまいがちです。そんなとき、「ユーザー切り替え機能」があれば、その問題を解決できます。商品によって、ユーザー登録可能人数が異なるので、利用したい人数に合わせて選びましょう。

オムロンは、京都に本社を置く大手電気機器メーカーで、健康医療機器メーカーとしても広く知られています。オムロンの血圧計は、基本の3タイプに加え、ウェアラブル血圧計も販売されています。家庭で使いやすい機能を多く搭載し、誰にでも簡単に使えるのが特徴です。

専用アプリのオムロンコネクトをインストールしてスマホ連携できる機種も多く、健康管理に役立ちます。カフが正しく装着できているかを知らせる「カフぴったり巻きチェック」機能など、血圧計を使い慣れない方でも容易に正しく計測できる工夫がされています。

テルモは、東京に本社を置く日本の大手医療機器メーカーで、血圧計・体温計などの医療機器を取り扱っています。血圧計は、基本の3タイプの中ではカフ式・アームイン式を多く取り扱い、また、いずれのタイプも文字が大きく、計測結果の数値が見やすいため人気があります。

シンプルな設計で計測しやすいモデルが多いですが、中には不規則な脈波リズムを検知する高性能なモデルもあります。操作方法がわかりやすく、文字も見やすいため、高齢者におすすめです。

日本精密測器は、群馬に本社を置く医療機器・光学精密機器の専門メーカーです。家庭用デジタル血圧計の生産では国内有数のシェアを誇っており、単に血圧の数値を測定するだけでなく、より詳細に血圧に関するデータを測定する機能を備えています。

朝と夜の測定結果を自動振り分けする機能や、脈波に合わせて加圧をし、圧迫感をやわらげてくれる機能を備え、便利で快適に計測できます。また、動脈硬化と深く関割があると言われる脈圧も測定できるなど、ライトなユーザーから健康管理を重視しているユーザーまで、どなたにもおすすめです。

毎日血圧を測定して健康管理に役立てたいという場合は、測定のタイミングも大切です。血圧は1日を通して変化が大きいため、毎日決まった時間に測定しましょう。朝と夜、1日2回の測定が一般的ですが、それぞれ決まった測定のタイミングがあります。

朝の血圧測定は起床後1時間以内にトイレを済ませ、食事や服薬の前に行いましょう。夜の血圧測定は、食事後1時間以上空けて測定しましょう。入浴前か、入浴後1時間以上空けて測定するのがおすすめです。

食事後や入浴後は血圧の変動が激しいため、正しい数値が出ません。このタイミングでの血圧測定は避けましょう。

上腕式血圧計を使って測定する場合は、必ず座った姿勢で行います。手のひらを上へ向けて、腕の力を抜きます。両足をしっかりと床につけてリラックスした状態で椅子に座りましょう。

カフは肘関節から2~3cm空け、緩すぎずきつすぎないように巻きます。カフを巻いた上腕が心臓と同じ高さになるように台やクッションを使って調整しましょう。

手首で血圧を測定する場合は、左右で数値が異なることがあるため、同じ手首で測定しましょう。手首式血圧計は手首にカフを巻きますが、その際は服の上からではなく、素肌に直接巻きましょう。

カフは、手のひらと手首の境目から1～1.5cmほど離した部分に巻きます。測定時の姿勢は上腕式と同じように、両足をしっかり床につけて椅子に座ります。手のひらを上に向けて、手首が心臓と同じ高さになるように肘をテーブルにつけましょう。

血圧の変動や異常は、さまざまな病気が要因であることも考えられます。毎日の血圧測定は、体調の異変や病気の早期発見に繋がります。使いやすいコンパクトな血圧計を活用して、健康管理に役立てましょう。