スピーカーの捨て方は？正しい処分方法と費用を徹底解説｜売却についても

不要なスピーカーの捨て方に困っている方はいませんか。スピーカーは燃えるごみとしては捨てられないので、正しい処分方法を知っておく必要があります。何も知らずに捨ててしまうと、損をする場合もあるので、事前に情報を集めておくといいです。

最近では、いらなくなったスピーカーをフリマアプリやリサイクルショップで売る人も増えています。処分するお金がかからないうえに、利益も得られるのでおすすめの方法です。高値で取引されるケースも珍しくないないので、一度検討してみる価値はあります。

当記事では、スピーカーの処分方法を紹介していきます。それぞれの方法にかかる費用に加えて、売却など捨てる以外の方法も紹介し、高く買取してもらうコツも載せているので、ぜひ参考にしてください。

スピーカーは燃えるごみとしては捨てられない場合がほとんどです。では、そもそもスピーカーは何ゴミに分類されるかご存知ですか。スピーカーは、サイズや自治体のルールによって「不燃ごみ」か「粗大ごみ」に分類されます。

小型のスピーカーであれば、不燃ごみとして捨てられます。不燃ごみ扱いとなるごみのサイズは自治体によって異なるので、住んでいる地域のルールを確認しましょう。

多くの自治体では、不燃ごみを捨てる日に集積場に置くと回収してもらえます。手数料はかかりません。不燃ごみ専用袋にいれなければいけない自治体もあります。

大型のスピーカーは粗大ごみ扱いになります。不燃ごみとして捨てられない場合は、粗大ごみとして捨てましょう。自治体によって金額は異なりますが、手数料がかかるので気をつけましょう。

粗大ごみとして捨てる方法は、集積場に置いておくか、回収センターに持ち込むかの2つです。回収センターに持ち込むと手数料が安くなる場合があるので、近所にセンターがあれば試してみてください。

スピーカーは小型家電リサイクル法の対象品目です。ものによっては回収してもらえる場合があるので、可能であれば積極的にリサイクルに出しましょう。スピーカーをリサイクルとして出す場合の方法について、解説していきます。

家電には、鉄やアルミなどの有用金属が含まれています。従来はそれらの金属がそのまま廃棄されていたので、処分場が圧迫されたり貴重な資源が無駄になったりと、さまざまな問題が起きていました。この状況を改善するために平成25年に制定されたのが、小型家電リサイクル法です。

法律で定められた約400品目の小型家電であれば、リサイクルに出せます。スピーカーもその対象品目です。そのため、捨てずにリサイクルに出す方法をおすすめします。

スピーカーもサイズによっては小型家電リサイクル法の対象品目になります。自治体によって回収方法は異なりますが、小型家電回収ボックスに入れるのが最も簡単な方法です。ボックスの設置場所は自治体のホームページなどで確認しましょう。

ただし、投入口に入らないサイズのスピーカーはこの方法では回収できません。大型のスピーカーは別途回収していたり、リサイクル業者が回収していたりするケースがあります。

それでは、それぞれの捨て方を詳しく解説していきます。処分費用の目安についてもまとめました。自治体によってルールが異なるので、ここでは実例もあわせて紹介していきます。

相模原市の場合、基本的には回収ボックスにいれてリサイクルに出す決まりになっています。ただし、回収ボックスに入らないサイズの場合、長辺が30cm未満であれば「一般ごみ」、30cm以上であれば「粗大ごみ」扱いです。

粗大ごみとして捨てる場合は手数料がかかります。長辺が60cm未満であれば400円、60cm以上であれば800円が手数料として必要です。また、ケーブルは分別し金物類として捨てなければいけません。

横浜市の場合は、小型家電回収ボックスに入る「長辺が30cm未満のスピーカー」であれば、リサイクルとして出せます。リサイクルに出さない場合は小さな金属類として出しましょう。

長辺が30cm以上のものであれば、粗大ごみとして出す必要があります。手数料は500円で2本までとなっています。

川崎市では、最長辺が30cm以上であれば粗大ごみ、それ以下であれば小物金属の分類になります。粗大ごみ処理券は200円のものと500円のものがあるため、捨てるスピーカーのサイズに合わせて券を購入してください。

川崎市では、民間事業者と連携して家電のリユースを推進する取り組みを行っています。手数料がかからずできるサービスもあるので、粗大ごみとして出す前に一度ホームページでリユース事業について調べてみるといいかもしれません。

名古屋市では、スピーカーは小型家電のカテゴリーになり、30cm未満で回収ボックスを利用できないものは不燃ごみ、30cm以上のものは粗大ごみになります。名古屋市のホームページに掲載されている粗大ごみ手数料の目安では、オーディオ機器の手数料は500円になっているので参考にしてください。

スピーカーが大きくて自分で処分するのが難しかったり、スピーカー以外にも不要品が大量にあったりする場合は、回収業者に依頼するのも方法のひとつです。自宅まで業者が来て回収してくれるので、楽に不要品の処分ができます。

ただし、悪徳業者には注意しましょう。悪徳業者を利用してしまうと、不利益を被る可能性があります。回収業を営むには「一般廃棄物処理業」の許可が必要です。この許可を持っていない業者は悪徳業者といえます。利用する業者が「一般廃棄物処理業」の許可を得ているかどうかを確認しておくようにしましょう。

まだ使えそうなスピーカーであれば、買取してもらうのもおすすめです。買取が成立すれば処分費用がかからず、お得に処分できます。意外な高値が付く場合もあるので、気になるスピーカーがあれば査定に出してみてはいかがでしょうか。

買取の場合、基本的には新しいモデルが買取対象となります。しかし、古いスピーカーにも価値が高いものがあり、場合によっては高額買取してもらえるかもしれません。また、壊れたオーディオでも修理して販売したり、部品どり用として買取する業者もあります。

そのため、古いスピーカーは適正価格で買い取ってもらえる可能性のあるオーディオ買取専門店に・壊れたスピーカーはジャンク品の取り扱いがあるオーディオ買取専門店に売るのがおすすめです。

総合買取業者では、さまざまなジャンルを買取しています。オーディオ買取専門店では買取の対象外となったスピーカーも、総合買取業者であれば買取してもらえる可能性があります。売れなさそうなものでも、諦めずに査定を検討してみましょう。

業者にもよりますが、複数の不要品をまとめて売ると査定額が上がったり手数料が無料になったりする場合があります。売りたい不用品がたくさんある方は、できる限りまとめ売りをしましょう。

付属品を揃えて売ると、査定額が上がりやすくなります。取扱説明書や保証書、外箱など、付属品はなるべく揃えた状態で売りましょう。付属品が欠けていると減額される可能性があります。

汚れやほこりがついていると、減額される可能性があります。売却前に、簡単に掃除をしておきましょう。

乾いた布などで拭いておくだけでいいです。濡れた布を使うと故障の原因になるので注意してください。落とせない汚れは無理に落とさず、そのままにしておきましょう。

業者で査定をしてもらい、買取価格が付かない場合は、フリマやオークションへの出品もおすすめです。意外な価格で取引が成立するかもしれません。

ただし、トラブルには注意してください。出品するスピーカーに不具合等がある場合は、その旨を明らかにした上で出品しましょう。

スピーカーの処分方法は自治体によって異なります。住んでいる地域のルールを調べ、ルールに沿って正しい方法で処分しましょう。場合によっては、買取サービスやフリマ・オークションを活用して売ってみてもいいかもしれません。