シャープの空気清浄機が臭い原因と掃除方法｜水がなくなると臭い・活性炭の臭いも

空気清浄機や加湿空気清浄機を使い続けていると、時々嫌なにおいがしてきた経験はありませんか？空気をきれいにしてくれるはずの空気清浄機から、においがするなんて嫌ですよね。

においの主な原因はフィルター部分にあります。シャープの空気清浄機は非常に高性能なので、本来であればさまざまなにおいをしっかり吸収してくれます。しかし、機械のお手入れを放置してしまうと、酸っぱいにおいやカビ臭いなどのにおいだけでなく機能の低下や故障の原因になることも。

そこで今回は、よくあるトラブルの原因と水がなくなると臭い原因、お手入れ方法を解説します。面倒に思いがちなお手入れですが、シャープの空気清浄機は簡単にお手入れできる設計のためお掃除がラクです。パーツごとに定期的にお手入れをして、本来の性能をしっかりと発揮させましょう。

シャープの空気清浄機はすべての商品がプラズマクラスター搭載です。シャープが生み出した空気浄化技術「プラズマクラスター」は放電技術で空気中の水や酸素をイオン化し、プラズマクラスターイオンを発生させ浄化力を上げます。

プラズマクラスターイオン発生時には、微量のオゾンが発生するため、吹出口からにおいがする場合がありますが、ごくわずかで健康には支障ありません。

また、シャープの空気清浄機は静電気除去や活性炭を使用したフィルターを採用してにおいを消します。さらに、においのもととなる菌やカビの増殖を防ぐのも可能です。きれいな空気を保って、ストレスのない集中しやすい環境を作りたい方におすすめです。

空気清浄機から嫌なにおいがする原因は、フィルターについたカビです。シャープの空気清浄機のフィルターは3層構造になっており、その3つのフィルターにほこり・雑菌・たばこの煙に含まれる有害物質などが付着しています。

また、空気清浄機の内部にカビが発生してしまっている場合もあります。フィルターが空気中の水分を吸収していたり、加湿機能付きの空気清浄機であれば、フィルターがカビてしまっていたりする場合もあります。

フィルターはにおいの物質を吸着・吸収しているので、定期的に掃除しなければ、フィルターににおいのもとが溜まったままです。長期間放置してしまうと、フィルターの交換が必要になる場合もあります。

酸っぱいにおいがする・水がなくなると臭いのは、加湿機能付きの空気清浄機によくあるトラブルです。この酸っぱいにおいはカビのにおいです。加湿される水が腐ってカビが発生している可能性があります。

加湿機能付き空気清浄機は、水を使う家電なので非常にカビが発生しやすくなっています。水がなくなると臭い場合、加湿フィルターやトレーに白い塊（水垢）やピンク・赤茶色のヌメヌメしたものが付着していませんか？

加湿機能が付いていない空気清浄機からにおいがする場合は、暖房器具が排出するスス・床用クリーナー・消臭剤などが原因の場合があります。空気清浄機が吸収してしまうと、逆ににおいの原因となってしまう可能性も。一度周りの環境を確認しましょう。

まれに買ったばかりの空気清浄機からにおう場合があります。その場合は、残念ながら初期不良の可能性があります。何度か使用してもにおいが改善されない場合は、メーカーや販売元に相談してください。フィルターが破損しているなどの原因が考えられます。

修理に出す場合は、保証書などが必要になりますので、捨てずにとっておきましょう。シャープではWeb修理受付もあるので、一度公式HPを確認してください。

フィルター以外にも、空気清浄機のお手入れは定期的に行う必要があります。以下に掃除頻度の目安を示すので、これを参考に今までのお手入れを見直しましょう。

• フィルター…数か月に1回
• センサー部分・後部パネル・本体…1ヵ月に1回

シャープの空気清浄機のプラズマクラスターイオン発生ユニットは、安定した高濃度プラズマクラスターイオンを発生させるため、約半年に1度のお手入れが必要です。ユニットは簡単に取り外し可能なのでお掃除目安以上に小まめに掃除しましょう。

フィルター掃除を始める前に、電源プラグを抜くのを忘れないようにしましょう。誤って稼働させてしまい怪我や故障に繋がらないよう対策する必要があります。また、どのパーツまで掃除できるか説明書をよく読んでしっかりと確認しておくのも大切です。

お手入れをした後は、陰干しをしましょう。しっかり乾かさないと、においが残って悪臭を放つ原因になります。

＜掃除手順｜本体裏のフィルター＞

1. 掃除機で吸ってほこり・ハウスダストを取る
2. センサーフィルターの汚れがひどい場合水洗いして十分に乾かす

＜掃除手順｜脱臭フィルター＞

• 水洗い可能の場合

1. 1. 水でサッと流して、水分をよく切ってから風通しのいい日陰に干す
   2. 干す際は、形が崩れないように縦置きにせず横置きにする

においが気になる場合は、ウーロン茶で10分程度つけ置きしましょう。

※乾燥が不十分だとにおいの原因になるため、十分に乾かしてください。扇風機やサーキュレーターを利用するなど、風を送ると早く乾きます。

※天日干しは故障の原因になるため、日陰を選んで乾かしましょう。

• 水洗いできない場合

1. 1. 新聞紙の上に脱臭フィルターを置く
   2. 掃除機でホコリを吸い取る

＜加湿機能付きの空気清浄機の場合＞

1. トレイなども分解して水洗いする
2. 細部は綿棒や歯ブラシなどを使ってしっかり汚れを取る

汚れが残ると、においの原因やカビの原因となるため隅々まで掃除しましょう。

＜用意するもの＞

• 台所用合成洗剤または重曹

＜掃除手順＞

• トレーに入れたままの加湿フィルターを分解せずに水洗いする
• においが取れない場合は、台所用合成洗剤か重曹を使用しシンクで30～60分程度つけ置き洗いする
• 洗剤が残らないようじゅうぶんすすぐ

＜用意するもの＞

• 清潔な柔らかい布・ガーゼ
• ぬるま湯（汚れが落ちにくい場合）

＜掃除手順＞

1. 清潔な布・ガーゼでふき取る
2. 汚れが気になる場合は布をぬるま湯に浸けて拭く

※漂白剤・洗剤は表面に傷をつけたり故障の原因になるため使用しない

普段のお手入れは、新聞紙と掃除機を用意し吸い取るだけでOK。こまめにお掃除をして、汚れを溜めないようにしましょう。

＜用意するもの＞

• 掃除機（ヘッドブラシが装着できるもの）
• 食器用洗剤（汚れが落ちにくい場合）
• ぬるま湯（汚れが落ちにくい場合）

＜掃除手順＞

1. ホコリを掃除機で吸い取る

汚れが目立つ場合

1. 食器用洗剤を混ぜたぬるま湯に10分程度つけ置きする
2. 洗剤が残らないようによくすすぎ、十分に乾燥するまで陰干しする

＜用意するもの＞

• 掃除器（ブラシヘッドを付けると効果的）

＜掃除手順＞

1. 掃除機のヘッドをブラシに変え、センサー部分に溜まったホコリを吸い取る

小まめなフィルター掃除がわずらわしいと感じる方には、使い捨てのプレフィルターがおすすめです。背面に貼るだけで簡単にフィルターの汚れを低減し、使用の有無で汚れに大きな違いが出る効果的なアイテムです。ご使用前にお使いの空気清浄機に適合しているか事前にご確認ください。

シャープの脱臭フィルターのにおいが取れにくい、消えないにおいがある場合は、ウーロン茶が活躍してくれます。においにウーロン茶なんて、驚きですよね。実は、ウーロン茶に含まれるカテキンや香りが、においの消臭に効果を発揮してくれます。

洗い方は簡単で、以下の3つの手順で進めます。

1. ウーロン茶にフィルターを10分程度つけ置きする
2. しっかりと水で洗い流し、風通しのいい場所で陰干しする
3. 必ず横向きに立てて干して完全に乾いたら本体に取り付ける

また、加湿フィルターの水垢が取れにくい場合は、クエン酸が効果的です。水またはぬるま湯に溶かし、2時間程度つけ置きます。においが気になるときは、粉末タイプの台所用合成洗剤でつけ置きしてください。

シャープの脱臭フィルターは非常に優秀で、活性炭に吸着剤を加えて、こもりがちなお部屋のにおいもしっかり吸着してくれます。タバコ臭、汗臭、体臭、ペット臭、料理臭、生ゴミ臭などさまざまなにおいに対応しています。

シャープの脱臭フィルターは、なんと約10年交換が不要です。定期的に水洗いすると長く使えます。ただし、以下のような場合は10年以内でも交換が必要です。

• お手入れしても水あかや臭いが取れない
• 変色（黒色･黄色）や汚れがひどい
• 傷みや型くずれがひどい

また、使用の状況やにおいの種類、強さによってはお手入れが必要になる場合があります。こまめにフィルターに異常がないか確認するようにしてください。シャープではフィルターのみ購入できるのもポイントです。

空気清浄機は、月に1回程度がお掃除の目安です。空気清浄機が吸収したほこりやにおいの物質は、フィルターに蓄積されているので、時々フィルターを洗ってあげる必要があります。シャープの空気清浄機には、お手入れの時期を教えてくれる、お手入れランプが搭載されているので活用しましょう。

お手入れランプは、運転時間が約720時間（1日24時間使用で約30日）経過すると点灯します。ただし、プラグを抜いている時間はカウントされません。ランプでお知らせしてくれるので、いつがお手入れのタイミングかすぐにわかります。

空気清浄機のにおいの発生元はフィルターがほとんどです。使用状況によってフィルターの汚れ具合も変わり、タバコや焼肉など強いにおいがある場所で使用すると、数週間から数ヵ月でフィルターからにおいが発生します。

においがとれない場合は、フィルター交換が必要になる場合があります。においが強い場所で使用する場合は、お部屋の換気をしながら使用することをおすすめします。また、汚れたフィルターを継続して使用していると、においが発生するだけでなく、本来の空気清浄機の効果が発揮されません。お手入れは欠かさず行うことが大切です。

長く使っているとフィルターから臭いが生じる場合があります。脱臭フィルターはそもそも脱臭が目的であるため、臭いが溜まりやすいです。そこでフィルターの臭いを取る方法として、クエン酸を用います。ひとつはクエン酸水をスプレーで振りかける方法です。

もう一つは、水に溶かしたクエン酸にフィルターを浸す方法になります。どちらも日光で傷まないように夜のうちに干しておくといいです。また、フィルターは水洗いできない場合が多く、自己責任で行いましょう。

実際に試してみても取れないような、頑固な臭いを完全に取りたいのであれば、新しいフィルターの購入も検討が必要です。

空気清浄機は定期的なお手入れでにおいトラブルからも解放されます。シャープの空気清浄機は、とくに簡単にお手入れができます。面倒な掃除は不要なので、お手入れも負担になりません。空気をしっかりきれいにしてくれるシャープの空気清浄機で快適なお家時間を過ごしましょう。