ヘッドホンが臭い！臭いを消す方法・洗う方法を解説｜ファブリーズは使用できる？

音楽を聴いたり動画を観たりするときにヘッドホンやヘッドセット・イヤホンは便利です。耳当てのように周りの音を遮断し、集中したいときにも活躍します。家で過ごす時間が増え、毎日のように使用する方もいますよね。しかし、毎日使っていると、特にヘッドホンから汗臭いニオイがしてきます。

このヘッドホンの汗臭いニオイは、汚れの付着による雑菌の増殖が原因で、臭いを消すには定期的にイヤーパッドを洗うなどお手入れをする必要があります。しかし、ヘッドホンのお手入方法がわからない方も多いはずです。

そこで本記事では、ヘッドホンの臭いの原因や、汗臭いニオイの取り方など消臭方法について紹介します。また、臭いを未然に防ぐ普段のお手入れ方法や便利グッズもご紹介するので、ヘッドホンの臭いにお悩みの方や、ヘッドホンを日常的に使う方は、ぜひ参考にしてください。

なぜヘッドホンが臭うのか気になる方も多いはずです。特に中古品は、タバコ臭が付いていたり、またはカビ臭かったりする場合もあります。イヤーパッドやヘッドバンドの臭いは主に以下が原因です。

• 皮膚から分泌される汗や脂
• 耳垢
• 化粧品
• 整髪剤・整髪料

イヤーパッドやヘッドバンドは、耳や頭に密着して使用するため汚れが付着しやすいです。汗や皮脂は付着した直後は臭いがないといわれていますが、放置すると雑菌が増殖して臭いにつながります。また、湿っている場合も繁殖しやすいため、保管方法も気を付ける必要があります。

経年による臭さだけでなく、新品でも臭い場合があります。その原因には、商品に使用されている素材の臭いが関係しています。素材の臭いは徐々に薄らいでいくため、風通しのいいところでの陰干しするのがおすすめです。

また、臭いの取り方については次に紹介します。方法によって臭いが薄まる可能性もあるので、ぜひ試してみてください。

最も簡単なのは、ウェットティッシュで拭く方法です。付着している汚れを取り除きます。気が付いたときにすぐできるのがポイントです。

ただし、アルコール成分配合のウェットティッシュを使用する場合は気を付けましょう。素材によってはアルコールで傷が付いたり、故障したりします。事前に、アルコールウェットティッシュで拭いても問題ないかチェックして、気になる部分はマスキングテープでカバーしてから使用してください。

ヘッドホンの場合、ウェットティッシュで拭くよりもしっかり洗浄したい場合は、中性洗剤を使用する方法もあります。もちろん、水に濡れてはいけない部分は避けて使用する必要があるので、洗い方には気を付けてください。

中性洗剤は、イヤーパッドのスポンジが取り外せる場合に有効です。水洗いできる素材か確認してから水洗いしてください。水洗いが難しい場合は、水で薄めた中性洗剤をタオルに染みこませ、かたく絞ってから拭きましょう。

洗ったり拭いたりしても臭いが取れない場合、ヘッドホンならイヤーパッドを交換するのがおすすめです。イヤーパッドはAmazonや楽天などで手軽に購入できます。しかし、ヘッドホンによっては取り外しができない・サイズが合わない場合もあるので、メーカーやサイズなどをよく確認してから購入しましょう。

イヤーピース・ケーブル・プラグはウエットティッシュで拭き、装着部分などのウェットティッシュでは掃除しきれない部分の汚れは、歯ブラシを利用してかきだしましょう。

デリケートなスピーカー部分であるため、強くこすりすぎると故障する可能性があります。やさしくこすることがポイントです。

また、Airpodsなどのワイヤレスイヤホンは、充電ケースにも汚れがたまるため定期的に掃除しましょう。充電口などの細かい部分にも、歯ブラシが使えます。

シリコン系の保護剤を使用すれば、日頃のお手入れが簡単になります。シリコン系保護剤はイヤーパッドの表面に保護皮膜を張り、汚れが付着しにくくなるアイテムです。

【使用方法】

1. シリコン系保護剤を吹きかける
2. 乾いた布で乾拭きする
3. しっかり乾燥させる

中でも、洗浄剤や除菌剤が含まれているものなら、保護と除菌を同時にできます。ただし、シリコン系保護剤はあくまでも保護が目的なため、ウェットティッシュや中性洗剤での定期的なお手入れは欠かさず行いましょう。

イヤーパッドのお手入れだけでは不安といった方は、ヘッドホン・イヤホンを使う前に耳を拭いてから使用するのも対策の1つになります。特に夏など汗をかきやすい時期は、耳の汗や皮脂をあらかじめ取ってから装着しましょう。

なお、除菌ティッシュで拭くと肌が荒れる可能性があるため、少し水で濡らしたタオルで耳まわりを拭きましょう。そして、乾燥したタオルでしっかり水気をとってからヘッドホン・イヤホンを装着してください。

ヘッドホンによってはイヤーパッドに革が使用されている場合もあります。革製品は高級な場合が多く、お手入れをして逆にイヤーパッドを痛めないか心配な方もいます。

お手入れに自信がない方は、革製品に対応しているクリーニング液を使用するのがおすすめです。抗菌や殺菌の効果が期待できる商品を紹介するので、参考にしてください。

ヘッドホンから嫌な臭いがしたとき「スプレー型の消臭剤を吹きかけたら簡単に消臭できるのでは」と思う方も多いですよね。しかし、ファブリーズやリセッシュなどを直接吹きかけるのは、故障の原因になるのでやめましょう。

ファブリーズやリセッシュなどの消臭剤にはさまざまな成分が含まれていて、成分によってはヘッドホンの素材を傷つける場合があります。また、ヘッドホンの奥の精密な部分がスプレー液で濡れる恐れがあるため、消臭剤は使用しないようにしましょう。

臭いを発生させないために、基本的に使用後は毎回お手入れをしましょう。ウェットティッシュやかたく絞った布などで拭いて、しっかり乾燥させるのが重要です。濡れた状態で放置すると雑菌が繁殖するので、風通しのいいところに置いてください。また、髪の毛が直接触れるヘッドバンドも忘れずに拭きましょう。

毎日使用していると、イヤーパッドやヘッドバンドなどにほこりが溜まります。直接臭いの原因にはなりにくいですが、ヘッドホンの故障の原因になる場合があります。何より、直接肌に触れる部分なので、清潔に保つためにほこりは取り除きましょう。粘着テープやマイクロファイバータオルを使用すると手軽にお手入れができます。

耳に直接触れるイヤーパッドは汚れが溜まりやすいです。取り外しができるタイプであれば、定期的に新しいものと交換しましょう。素材やメーカーにもよりますが、安いものであれば1,000円前後で購入できます。酷く汚れている場合や、臭いが取れない場合におすすめです。

毎回のお手入れが面倒な方や、より簡単にお手入れをしたい方は、ヘッドホンカバーを使用するのもおすすめです。ヘッドホンカバーを使用すれば、臭いや汚れが気になったときに取り外して丸洗いできます。洗濯機対応のものもあるので、服と一緒に洗えて便利です。

特に、イヤーパッドが取り外せないヘッドホンにヘッドホンカバーは最適です。イヤーパッドが取り外せないヘッドホンは、臭いや汚れが気になってもお手入れが難しいため、普段ヘッドホンを使用するときからイヤーパッドにかぶせて装着しましょう。

ヘッドホンから嫌な臭いがすると、好きな音楽や映画も楽しめなくなります。ヘッドホンの臭いを防いで清潔に保つには、日々のお手入れが大切です。正しいお手入れするとヘッドホンも長持ちするので、清潔なヘッドホンで毎日の音楽生活を楽しみましょう。