デスクトップパソコンの寿命は何年？買い替え時期を解説！｜10年・20年と長持ちさせる方法も紹介

デスクトップパソコンの寿命は一般的におおよそ5年と言われていますが、寿命になるタイミングは使用状況などによって変わってきます。

ここではデスクトップパソコンの寿命は主に4つのポイントで判断することができます。ここではそれぞれのポイントを解説しますので、現在使用しているデスクトップパソコンの寿命が近いかもと感じる方はぜひ参考にしてみてください。

ご自身のデスクトップパソコンがよくフリーズするようになったと感じる方は注意が必要です。よくフリーズをするようになった原因の一部に熱暴走、ハードディスクの故障、メモリ不足などが挙げられます。

特にハードディスクの機能が劣化するとフリーズが起こりやすくなります。ハードディスクの空き容量を増やす、デバイスドライバーを最新バージョンに更新するなどの対処を行うことでフリーズが起こりにくくなる場合もあります。ただ、対処を行っても良くならなかったり、フリーズがよく起こる場合は故障や寿命の可能性が高いと言えます。

デスクトップパソコンも使用しているうちにそれぞれのパーツが不具合を生じるようになります。パソコンに熱がこもりすぎたり、ハードディスクやマザーボードの故障すると起動しなくなったり、突然電源が落ちるといったことが起こることも。

何度も起動しない、突然電源が落ちるといったことが起こる場合は、即刻修理や買い替えを検討するのがおすすめです。

使用中のデスクトップパソコンが容量には余裕があるのに、極端に動作が重たくなった場合は寿命の可能性があります。

極端に動作が重たくなったなどで寿命かも心配になった方は、まずクリーンアップや初期化などを試しても見てください。クリーンアップや初期化をすることで解決することも。ただそれでもパフォーマンスが改善しない場合は、修理に出すか買い替えを検討するようにしましょう。

パソコンからはファンが回る音など色々な音が聞こえます。ただ、今までと違った音が頻繁に聞こえてくるようになった場合は注意が必要です。今までと違った音が聞こえてくるようになった場合は、パソコン内で不具合が起こっている可能性が高いです。

また、パソコンから異臭がするようになった場合もあわせて注意が必要です。パソコンからの異臭は火事の原因ともなり得るため、早急に対処するようにしましょう。異音、異臭がする場合は、できるだけ早く修理に出すなどの対応が必須です。

まだ新しいデスクトップパソコンなのに、動作不良が生じて困った経験はありませんか？明らかに寿命ではないのに不具合が頻発する場合は、下記の様な状態が考えられます。一度、作業環境を見直してみましょう。

• スペック・容量の不足
• パーツの故障 (初期不良含む)
• ウイルスに感染している

作業環境に問題がなければ、初期不良の可能性も考えられます。ぜひ保証期間内に修理の相談をしてみてください。

デスクトップパソコンの寿命があるのは避けられませんが、正しく使用することで寿命を長くすることは可能です。

ここでは7つの寿命を伸ばすポイントを紹介します。これからデスクトップパソコンの購入を考えている方や今あるデスクトップパソコンを長く使用したい方はぜひ参考にしてみてください。

【長持ちさせるポイント】

• デスクトップパソコンに衝撃を与えない
• 排熱や暑さ対策をする
• ホコリをこまめに掃除する
• 電源の入れっぱなしにしない
• 電源のオン・オフをくり返さない
• ストレージの状態をまめにチェックする
• 定期的なメンテナンスを心掛ける

デスクトップパソコンなどの電子機器は熱に弱いため、熱さ対策をすることが重要です。室内の温度や通気口の通りを常によくしておくことも大切ですが、あわせて冷却台を使用するとより効果的です。

また、バッテリーや電源の取り扱いにも注意しましょう。バッテリーはマックスまで充電しない、バッテリーが完全に無くなる前に充電するようにするようにしましょう。また、電源はオンオフを繰り返すととハードディスクに負担がかかるため、気をつけましょう。

さらに、「パソコンを常に最新ソフトウェアにアップデートする」「データのクリーンアップをする」「データを削除してハードディスクの負荷を減らす」などのメンテナンスも大切です。

購入してから3年以内なら、修理に出すのを検討しましょう。

デスクトップパソコンの寿命が5年だとすれば、3年程度は故障の可能性が高いです。なお、4年以上が経過している場合は、パーツによって寿命を迎えるものも出てくるので、そのときは買い替えや処分を検討しましょう。

資源有効利用促進法では、パソコンのリサイクルも義務付けられています。しかし、すべてのリサイクルショップなどで回収できるわけではありません。正しい手順を踏んで、リサイクルできるようにしましょう。次の章より、具体的にリサイクル(=パソコンの回収)を依頼する方法をいくつかご紹介します。

2003年10月以降に家庭向けに発売されたパソコンであれば、購入代金にリサイクル料金が含まれています。パソコン本体に貼ってある『PCリサイクルマーク』のシールが目印です。メーカーに回収を依頼すれば改めて料金を支払わなくても、パソコンを回収してもらえるはずですので、一度問い合わせてみましょう。

買い取り業者に依頼する方法があります。パソコン自体は使えない状態でも、パーツが使えるので常に需要があります。業者に買い取ってもらう場合は、「一般廃棄物収集運搬業許可」を得ている業者、もしくは自治体から委託されている業者に依頼するようにしましょう。それ以外は無許可で買い取りを行っている業者になります。

大手家電量販店やパソコンの販売店でも、回収してもらえる場合があります。店舗によって、回収実施の有無が異なってきますので、事前のリサーチが必要です。回収している店舗では、ホームページにも案内が掲載されていますので、ぜひ参考にしてください。

お住いの自治体で行っている、パソコンの回収を利用しましょう。ゴミ集積場をはじめ、公共施設や商業施設などに回収場所が設けられています。どこにあるか場所が分からない場合は、環境省のホームページでも確認できます。なお、パソコン内部のデータは廃棄前に削除しておきましょう。

メーカーによっては　新しくパソコンを買い替える場合は、古いパソコンを下取りしてくれます。また、データ消去や自宅へ引き取りにきてくれる場合もあるので、公式サイトで調べてみましょう。

無料でパソコンを処分してくれるサービスもあり、データの消去やパソコンの送料も無料で大変便利です。パソコンは故障・古い・ノート型・デスクトップ型・メーカーを問わず処分可能です。

詳細はパソコン廃棄.comで確認してください。

ノートパソコンには、個人情報に関するデータがたくさん詰まっています。処分する前にデータを消去しておかないと、データを悪用されてしまうかもしれません。

「初期化をすればデータも消える」と考えている方もいるかもしれません。しかし、初期化をおこなっただけではデータは消えていないので注意しましょう。

初期化をするとデータの閲覧はできなくなりますが、データそのものは残っており、抜き出そうと思えば抜き出せる状態なのです。ノートパソコンを処分するときは、「データ消去」と「初期化」の両方をおこないましょう。

ここからはデータ消去の方法を詳しく解説しますのでノートパソコンを処分予定の方はぜひ参考にしてください。

【結論】

デスクトップPCもノートPCも平均寿命は5年程度

デスクトップパソコンとノートパソコンに平均寿命の差はあまりなく、一概に「どちらが壊れやすい」ということはありません。

デスクトップパソコンは常にコンセントに接続して使用するため、落雷や停電などの影響を受けるとノートパソコンよりも故障に繋がるケースが多いです。

それぞれ故障のリスクは違いますが、電源をこまめに切ったりカバーやケースで故障リスクを抑えるなど、長く使えるように工夫はできます。

【結論】

• 購入してから5年経っていない場合は修理に出すのがおすすめ
• 保証期間やOSのサポート期間が終了している場合は買い替えを検討するのが賢明

5年以上経っている場合は寿命が来ている場合もあるため、買い替えを検討するようにしましょう。修理に出しても経年劣化で他パーツが続けて壊れる可能性もありますし、買い換えてしまった方がむしろコスパがいい場合もあります。

また故障した場合で買い替えと検討している方は、保証期間やOSのサポート期間も考慮しましょう。パソコンメーカーは、修理に対応するためパソコンのパーツを一定期間保管していますが、その期間が約6年と言われています。そのため、販売開始してから6年以上経っているモデルは修理できない可能性も高くなります。

OSのサポート期間も一般的には定期的な更新されます。ただ発売から約10年で完全終了してしまうため、その期間を過ぎたデスクトップパソコンは不具合が修正されなくなり、問題が起こりやすなります。またセキュリティ面でもウイルス感染などのリスクも高まるため、買い替えを検討するのが賢明です。

デスクトップパソコンを含む、パソコンは残念ながら寿命が存在します。いくら丁寧に使用していても使用できない、使用しづらくなる時がきます。ただ、正しく使うことでご自身のデスクトップパソコンを通常より長く使用できることも。

この記事を参考に寿命についての判別方法を理解し、また正しい使用方法でより長くより快適なパソコンライフを送ってくださいね。