タブレットの操作方法は？操作用語(名称)を解説｜遅い・操作できないときの対応も

タブレットは大画面でWEB閲覧やゲームなど幅広い用途に利用でき、気軽に持ち運びできるので便利です。タブレットで外出先でもインターネットを楽しみたいですよね。しかし、タブレットは操作が難しいと思っている方も多いです。

実は、タブレットは初心者やシニアの方でも難しくありません。パソコンとは違い、ベッドに横になりながら楽しめるのも魅力です。ただし、キーボードやマウスで操作するパソコンとは使い方が異なり、指の使い方を覚える必要があります。

今回の記事では、そんなタブレットのメリット・デメリットや操作方法をご紹介します。操作用語（名称）についても解説しますので、タブレットでさまざまなコンテンツを楽しみたい方はぜひ参考にしてください。タブレットの反応が遅い・操作できないときの対処法も必見です。

タブレットはスマホやパソコンにはない魅力を備えていますが、デメリットの把握も必要です。そこで、ここではタブレットのメリットとデメリットを解説します。

タブレットは薄型なので鞄に入りやすく、300gほどの軽量モデルもあり気軽に外へ持ち出せます。小さなモデルでも8インチ程度の画面サイズなので、電子書籍や動画が見やすいのも魅力です。

また、起動にかかる時間も短いので、電源ボタンを押した後の待ち時間もストレスになりません。タッチペンを使用してイラストを描けるモデルもあります。

タブレットのスペックは、動画編集などの高度な作業には向きません。負荷の大きな作業をするならデスクトップパソコンがおすすめです。

ただし、持ち運びに便利ですがポケットに入るほどのサイズではありません。そのため、持ち歩く際は鞄を用意しましょう。また、指で操作する点はスマホと同様ですが、一部の機種を除いて通話はできません。

タップは最も頻繁に使う操作方法です。画面に指1本で一瞬だけ触れる操作を指し、パソコンでマウスをクリックするのと同じ効果が得られます。

ダブルタップは素早く2回タップする操作です。マウスのダブルクリックに該当します。ロングタップは長押しとも呼ばれ、指で画面の同じ位置に数秒間触れ続ける操作です。

スライドは画面上で1本の指を滑らせる基本操作です。上下に動かすと、マウスホイールを回した時と同様に画面をスクロールできます。

フリックは画面にタッチした指を弾く要領で素早く動かす操作方法です。画面を素早くスクロールさせたい時や文字の入力で使います。

スワイプは画面上で指を滑らせる点ではスライドと同じですが、やや素早く指を動かす操作です。画面のスクロールや電源を切る目的などで使われます。

エッジスワイプは画面の端から中央に向かってスワイプする操作方法です。WEB閲覧中に左からエッジスワイプすれば、ブラウザの「戻る」と同じ効果が得られます。

ピンチインは2本の指で画面に触れ、指の距離を縮める操作です。画面を縮小でき、WEBやマップを閲覧しているときに使います。

ピンチアウトは2本の指を広げる操作方法です。画面を拡大できるので、地図や画像の細かい部分を確認したいときに役立ちます。親指と人差し指を使うのが一般的です。

タブレットの電源が入っていない状態で電源ボタンを長押しすると電源が入ります。電源を切る時も電源ボタンを長押ししましょう。電源ボタンがどこにあるかは機種によって違いますが、本体側面の上部か右側面側にある場合が多いです。

Android端末は電源ボタンの長押しするとメニューが表示されるので「電源を切る」をタップします。iOSの場合は電源ボタンの長押し後に「スライドで電源オフ」の表示が出るので、右側にスライドしましょう。

タブレットをしばらく放置するか電源ボタンを押すと、スリープ状態になり画面がロックされます。再び使うときは電源ボタンを押し、パスコードを入力してロックを解除しましょう。

また、指紋認証や顔認証ができるモデルもあります。操作を止めてからスリープ状態になるまでの時間は、「設定」アプリで変更可能です。

タブレットのホーム画面にはアプリのアイコンが並んでおり、アイコンをタップするとアプリが起動します。また、アプリの配置は自分好みにカスタマイズも可能です。

アプリを終了するにはAndroid端末は右下のタスクキーをタップし、終了したいアプリの画面を右か左にスワイプしましょう。iOSはホームボタンを2回押し、終了したいアプリを上にスワイプします。

タブレットの文字入力方法は、フリック入力とキーボード入力の2種類です。どちらの方法でも入力できると作業効率が上がりますが、必ずしも両方をマスターする必要はありません。自分のやりやすい方法で、スムーズに入力できるようになりましょう。

フリック入力はスマホで広く使われており、テンキーのようなデザインの操作盤を使用します。入力したい文字が属する段を選び、上下左右にフリックする入力方法です。

たとえば、「き」と入力するには「か」のボタンを左にフリックします。「か」と入力する場合は「か」のボタンをタップするだけです。濁点を付けるなら「わ」の左のボタンをタップしましょう。

タブレットの文字入力では、キーボード配列の操作盤も使えます。パソコンのキーボードと同じ要領で使えるので、キーボードを使い慣れている方におすすめです。

タブレットをデスクなどに置けば、本物のキーボードと同じように両手で入力できます。片手で入力するならフリック入力の方が早い場合があるので、状況に応じて使い分けると効率的です。

テキストをロングタップすると文字が選択されます。選択された部分の上に「コピー」「すべてを選択」などのメニューが表示されるので、目的のメニューをタップしましょう。

Android端末は「ウェブ検索」、iOSは「Webを検索」をタップすると検索結果が表示されます。入力スペースをロングタップし、「貼り付け」または「ペースト」を選択すれば貼り付けも可能です。

スクリーンショットは表示されている画面を画像として保存する機能です。Android端末の場合、電源ボタンと音量ダウンのボタンを同時に押せば保存可能です。

保存場所はタブレットの画像管理アプリですが、アプリの名前は端末によって異なります。iOSは電源ボタンとホームボタンを同時に押しましょう。画像の保存場所は「写真」アプリです。

通信事業者と回線契約したLTEタブレットは、Wi-Fiがない場所でもネットに繋がります。LTEモデルでない場合、ネットを楽しむにはWi-Fiの接続設定が必要です。パスワードが分かっていれば、AndroidもiOSも同じ手順で設定できます。

「設定」アプリを開き、「Wi-Fi」メニュー選択します。Wi-FiをONに設定すればネットワークが検出されるので、接続したいネットワークをタップしましょう。正しいパスワードを入力すればインターネットが利用できます。

タブレットの画面が切り替わるが遅い場合はまず、「機内モード」のON/OFFを切り替えましょう。ネットワークに問題がある場合は、この方法で解決します。それでも動きが鈍ければ本体を再起動してみてください。

またタブレットが反応せず操作できない場合は、アプリを完全終了や端末の再起動を試してみてください。一時的ではなく普段から操作が遅い・操作できない端末は、データをバックアップをしたうえで初期化・復元すれば操作がスムーズになる可能性があります。

タッチパネルの汚れが不具合の原因となっている場合もあります。この場合は画面を布などで拭いたり、保護フィルムを交換したりすれば改善します。また、指の乾燥や汚れが原因の可能性もあるので、特に冬場はハンドクリームなどでの保湿を心がけましょう。

Windowsのノートパソコンには、ディスプレイとキーボードを分離できるモデルがあります。ノートパソコンとタブレットの2通りの使い方ができるので便利です。そこで、どのような点が便利なのか解説します。

タブレットモードに変更すると、パソコンのスタートメニューやアプリが全画面で表示されます。キーボードを取り外した分軽くなるので持ち運びに便利です。

タッチ操作が可能になればイラストを描けるなど、デスクトップモードにはない楽しみ方が生まれます。また、画面を分割でき複数のアプリを同時に表示可能です。

タブレットモードへの切り替えは、タスクバーのアクションセンターから可能です。また、画面左下のスタートメニューの「設定」からも変更できます。

設定メニューの「システム」をクリックし、左側のメニューから「タブレットモード」を選択しましょう。スライド式のボタンをクリックするだけでONとOFFを切り替えられます。

離れて暮らす親がタブレットを使っており、会いに行けず設定できなくても心配ありません。次の手順でリモート操作できます。

1. PCに「TeamViewer」をインストール
2. 親のタブレットに「QuickSupport」をインストール
3. 「QuickSupport」の起動時に表示される9桁の数字を確認
4. 「TeamViewer」で数字を入力し「接続」をクリック

親のタブレットを直接チェックできなくても、自宅にいながらメンテナンスできます。ただし、アプリのインストールが必要なので電話で説明してあげましょう。

タブレットはどこにでも手軽に持っていけるだけでなく、用途が非常に幅広いのでおすすめです。タッチ操作の経験がなくても、シンプルな操作方法でさまざまなコンテンツが楽しめます。ぜひタブレットの操作方法をマスターして、インターネットやゲームなどを満喫してください。