楽天ひかりにおすすめルーター3選｜IPv6（クロスパス）対応ルーターも

近年、自宅でインターネットを使用するときに、固定回線を使用しない方も増えています。しかし、WEBサイト閲覧やSNS程度ならまだしも、動画サービスやオンラインゲームといった安定した高速通信が必要な場合は、固定回線＋Wi-Fi（無線LAN）ルーターに勝るものは未だにありません。

Wi-Fiルーターは現在使用中のご家庭も多いですが、5年以上前に購入したモデルを使用している方は、そろそろ買い替えも視野に入れるのがいいかも知れません。特に、IPv6通信に対応し、最新規格であるWi-Fi6（11ax）にも対応している楽天ひかり向けのルーターがおすすめです。

これによって速度がぐんと変わった方も多いですが、種類が多くてどのメーカーのものを選べばいいか迷う方もいます。そこで、Wi-Fiルーターの選び方とおすすめ商品を紹介します。また、最新の「IPv6」（クロスパス）と「Wi-Fi6」についても必見です。ぜひ参考にしてください。

楽天ひかりとは、NTTの提供する光回線とプロバイダサービスをセットで提供するインターネットサービスです。楽天ひかりのメリットは、楽天市場で買い物するとポイントが獲得できる点です。Rakuten Turboまたは楽天ひかり契約中であれば1倍 、楽天モバイル利用＋会員ランクに応じた特典分でポイント＋1〜3倍になります。

料金形態はシンプルでわかりやすく、どれにするか迷うといったケースも少ないです。

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料金は一括払い・分割とで異なります。そのほか、工事の日時によっても変わりますので事前に確認してください。

インターネットを利用する際の仕組みには通信方式があり、今までは1990年代後半に登場したIPv4でした。しかし、利用者の増加によりIPの枯渇・通信混雑し、新しく登場したのがIPv6です。これを使用するには、ルーター側・インターネットの事業者側もIPv6への対応が必要です。

ただし、最近のインターネット事業者は基本的にIPv6に無料で対応しているため、ルーター側を対応させれば使用できる状態である場合が多いです。

実は一口にIPv6といってもさまざまな種類があります。IPv6はサービスを提供する会社が複数あり、会社ごとにインターネット事業者側・ルーター側での対応非対応が違います。今までIPv6といえばtransix（トランジックス）という会社が一般的でしたが、新しい光回線である楽天ひかりはXpass(クロスパス)という会社を使用しています。

要するに、楽天ひかりではWi-FiルーターもXpassのIPv6に対応していなければ、IPv6通信しません。最近は、コラボ光の新規事業者が増えているので、高速通信が目的の場合は双方の対応を確認してください。

今すでにIPv6を光回線で使用していてこれから事業者を変更する場合、そのまま事業者変更しただけでは新しい通信プロバイダの提供するIPv6に切り替わらないケースがあります。これは、前のプロバイダのIPv6契約のみが月末まで残っている場合に起こります。

可能であれば、プロバイダ解約とIPv6解約を同時にする申し出をしたうえで手続きをした方が安心です。ただし、IPv6事業者が切り替わらない間は、IPv6通信は使用不可能です。

ここまで解説したIPv6はインターネット自体の通信側のサービスの話でしたが、このWi-Fi6はWi-Fi側の規格です。6とは単純に「6世代目」の6です。それでは、どのように通信が進化してきたか確認してみましょう。

Wi-Fi6は2019年に出てきたばかりの新しい規格ですが、今後対応機器が増えていくのは間違いありません。インターネットはもはやインフラにも近いので、今から購入するならあらかじめ対応させておく方がおすすめです。

「回線速度が遅いからルーターを買い換えよう」と思っている方の中で、マンションにお住いの方は、一度回線自体をチェックしましょう。マンションに引く光回線は「VDSL方式」と「光配線方式」の2種類があり、それぞれ特徴があります。

• VDSL方式 … マンションの設備まで光回線で入ってきて、そこから各家庭にVDSL（電話回線/最高100Mbps）で分配
• 光配線方式 … 各ご家庭まで光回線のまま入ってくる

この2つで、遅いといわれるのがVDSL方式を採用しているマンションです。同じマンションの住人がインターネットを使用すればするほど分配することになるので、各ご家庭に来る速度が下がります。

また、この場合ルーターは何を選んでも速度は最高100Mでし。実際はそれほど速度も出ないケースが多いので、IPv6に対応させるなどして速度アップの可能性を探りましょう。

ルーターにはそれぞれ推奨される同時接続人数が決まっています。そのときに考慮してほしい同時接続台数ですが、最近はPCやスマートフォン・タブレット以外に、Wi-Fiに接続する電化製品が増えています。

Wi-Fi接続対応の冷蔵庫・ドラム式洗濯機・エアコン・テレビ・プロジェクター・プリンター・スマートリモコンなどいろいろありますよね。今接続している台数に将来的に接続したい台数も含めて検討するのがおすすめです。

Wi-Fiは無線通信で行いますので、電波が届かなかったり、妨害する素材があったりすると接続が悪くなります。そこで注意したいのは「壁の材質」と「間取り」です。具体的には以下に該当する住宅です。

• 戸建・メゾネット含む2階建の住宅
• 鉄筋コンクリート（RC造）の住宅（マンション・アパート）

このように記載すると、ほとんどのご家庭がどちらかに含まれます。それぞれの弱点と対処法は以下の通りです。

これらも、ただルーターを買い換えただけでは解決しない問題です。それぞれ原因を理解したうえで、対処してください。

ルーターを選んでいるときに、2.4GHzや5GHzという数字は必ず目にしますよね。これはどちらの帯域の電波を利用するかを意味するのですが、違いを理解するには「電波の特徴」を知るのが近道です。

その特徴ですが、電波というものは周波数が高ければ高いほど直進しやすく、伝送できるデータ量が大きくなります。ルーターの場合はデータ量が「強さ」として現れます。以下にそれぞれの帯域の特徴をまとめました。

【2.4GHz帯の特徴】

壁や障害物を回り込みながら遠方まで通信可能です。ただし、昔から使われている周波数帯で、電子レンジやIHクッキングヒーターなどが該当します。そのため、混雑している場合が多く電波同士が干渉すると速度低下を招くケースもしばしばあります。

【5GHz帯の特徴】

Wi-Fi専用の周波数帯です。他の家電と干渉しませんが、性質的に「直進」する電波のため障害物に見つかると跳ね返ってしまい、電波が届かなくなります。設置場所に要検討が必要です。

【アンテナ内蔵式の特徴】

アンテナ内蔵型は見た目がスッキリしていて省スペースで設置可能のため、一人暮らしの方にもおすめです。さらにアンテナが折れる心配もありません。ただし、内蔵型はアンテナの向きを変えられないため、電波は横方向にしか飛ばないのがデメリットです。ワンルームや平屋であれば問題なく使用できます。

【アンテナ外付け型の特徴】

外付け型はアンテナの向きを自在に変えられるので、2階建てでも使う部屋の方向に向けて角度を変えられます。アンテナがある分スペースがかさばるのと、凹凸が増えるので埃がたまりやすいのがデメリットです。また、いかにもガジェットっぽい見た目なので、苦手と感じる方もいます。

Wi-Fiルーターと各端末を接続するときに、端末側で暗号化キーを入力する必要があります。使用する端末が多いと、各端末で設定するのが面倒に感じる場合もありますよね。ワンタッチ接続機能を搭載しているモデルは、暗号化キーの入力が不要で端末をルーターにタッチさせるだけなので、初めてWi-Fiルーターを使う方にも簡単でおすすめです。

また、この機能はルーター間の引っ越し（買い替え）でも同じようにワンタッチ設定が可能です。台数が多くてそれぞれ設定しなおしが大変なときにも、ワンタッチで設定の移行ができます。

ビームフォーミング機能は、使用する端末に向けてピンポイントで電波を飛ばす機能です。Wi-Fiルーターは通常アンテナの周囲360°に電波を飛ばしますが、場所によっては電波が届きにくい場合があります。

ビームフォーミングがあれば端末に向けて電波を飛ばせるので、快適にインターネットを楽しめるのがポイントです。ただし、ルーターと端末双方がビームフォーミングに対応していないと使えないので注意してください。

1台で使用するWi-Fiルーターの弱点として、電波の発信機であるルーターを中心に、遠方になるにつれて電波が弱くなる点が挙げられます。「リビングでは強いのに、寝室だとどうも通信がよく途切れる」といった経験がある方もいますよね。

そんなときに活躍するのがメッシュWi-Fiです。メッシュWi-Fiとは、メインのルーターにサテライトルーターと呼ばれるサブ機を追加し、この2台（複数台）の間にネットワークを張り巡らせる機能です。最近では、サテライトルーターがメインルーターと兼用している商品も発売されています。

MU-MIMOという単語もルーターを探しているとよく目にしますが、少々分かりにくい単語ですよね。まずMIMOですが、送信・受信機双方ともにアンテナを複数設置して、それぞれ同時に通信して安定した高速通信をするアンテナの技術です。それにMU-がついて複数端末で可能になりました。

Wi-Fi環境の中でスマートフォンを同時に2人以上でそれぞれ使用する場合で使用します。このときに同時ではなく順番に通信すると、後に回された人は速度が低下してしまいます。それを防ぐのがMU-MIMOです。

バンドステアリングとは、2.4GHz帯と5GHz帯で混雑していない方の帯域へ自動で切り替える機能です。たとえば、どちらかの帯域での使用台数が偏っており、その分通信が遅くなるようなときに役に立ちます。

オートチャネルセレクトは商品によって意味合いが異なる言葉で、バンドステアリングと同じ意味を指す場合と、1つの帯域内で空いているチャネルを選択する場合に使われています。

Wi-Fiルーターは便利な半面、「電波」を扱う機器のため盗聴や他人から無断利用されるリスクもあります。Wi-Fiルーターにはリスク対策としてセキュリティ機能が搭載されています。セキュリティ機能はWEP・WPA・WPA2・WPA3の4種類です。より安全性を重視したい方は最新のWPA3モデルがおすすめです。

• WEP… Wi-Fiの最初の暗号化技術。最も普及していて解読が容易。
• WPA（TKIP）… WEPの次のの暗号化技術。
• WPA2（AES）… WPAから進化。
• WPA3…WPA2で指摘された脆弱性のため次に出てきた最新の暗号化技術。

最近は「ゲーミングルーター」と呼ばれるジャンルのルーターもあり、どういうものか気になっている方も多いですよね。これはゲームに特化したルーターで、本体の性能自体が高くゲーム用に通信を処理するCPUを搭載しています。

ただし、本体が3〜4万円以上と非常に高価で、実際に効果を感じられるかはプレイ環境によるところがあるため、費用対効果が高いとはいいにくいです。たまにゲームをする程度の場合は、もったいない買い物となる可能性があるため、よく検討してください。

以下の記事では、おすすめのゲーミングルーターを紹介しています。気になる方はチェックしてください。

バッファローは、愛知県名古屋市に本社がある国内メーカーです。ルーターではトップシェアを誇っています。家庭用からオフィス用まで幅広い商品を展開しており、用途に合わせて選びやすいのがポイントです。ワンタッチ接続機能を搭載したモデルや、ゲーミングルーターまでラインナップも充実しています。

NECは数多くの家電を手掛ける国内大手メーカーの1つとして知られています。リーズナブルで気軽に導入しやすいモデルでも高性能なのがポイントです。また、ルーターを買い替えたときに便利なWi-Fi設定引っ越し機能や自動接続機能など、初心者にも使いやすい機能を搭載したモデルも充実しています。

エレコムは大阪に本社があり、数多くのパソコン周辺機器を手掛けているメーカーです。多機能モデルが充実しているのもエレコムならではです。Wi-Fiルーターの機能性を重視して選びたい方に向いています。また、Wi-Fi6に対応しているモデルも多く、高速通信を重視して選びたい方にもおすすめです。

IO-DATAのルーターはWPSと呼ばれる自動接続機能に加え、QRコードを読み取るだけで設定ができる「QRコネクト」に対応しているため、初心者でも簡単にセットアップできるのが特徴です。また、専用のアプリを使えば、ルーターの電波強度の確認もできます。

TP-LInkは高性能なルーターを低価格で提供するメーカーです。Wi-FI6に対応したルーターをいち早く販売し、世界中にシェアを拡大しています。アンテナが複数ついた高速通信向きのモデルや、カスタマイズ性の高いメッシュWi-Fiなど、さまざまな種類のものを販売しています。

楽天ひかりは最近になってようやく対応ルーターを公式で開示しています。詳しくは、以下の一覧もご確認くださいね。ここでは特におすすめの3選をご紹介します。

基本的に電波は丸く発生します。そのため、床に置いた時点で、下半分の電波は床に吸収されてしまいます。なるべくラックを使用したり壁掛けにしたりするなど、高さをつける工夫をして設置するのが望ましいです。

「Wi-Fiルーターを電子レンジの近くにおいてはいけない」と聞いたことはありませんか？これは電子レンジから発せられる2.4GHz帯の電波と干渉しあい、接続性が悪くなるからです。インターネットが途切れる方の中には、これが原因の場合も十分に考えられます。

「電波がコンクリートに跳ね返る」とこの記事でも解説しましたが、ほかにも弱い素材に「水」が挙げられます。水槽やウォーターサーバーを近くに並べていると、電波が届かなくなる場合もあります。水槽やウォーターサーバーでWi-Fiルーターを囲うほど並べるケースは少ないですが、つながりが悪いときは確認してください。