メールソフト・メーラーのおすすめ9選｜windows11の標準ソフトは？無料も

WindowsPCの公式メールソフトはOutlook Expressに始まりWindowsLiveメールへと進化しており、歴代の中でもWindowsLiveメールはシンプルで使いやすいと比較的高評価でした。しかし、すでにサポートは終了しています。

また、Windows10ではWindowsLiveメールを使用できません。Windows10には標準メールソフト（メーラー・メールクライアント）がありますが、評判が気になりお悩みの方も多いはず。またWOSのバージョンも進化しているので毎日使うメーラーは使いやすいものを選びたいところです。

この記事では、WindowsLiveメールに代わる便利で使いやすいMACのPCにも対応しているメールソフト・メールアプリを紹介します。有料・無料のメール管理ソフトも紹介していますので、ぜひ最後まで読んでメール管理に役立ててください。

Windows11の標準メーラーは設定が簡単ですが、使いにくいと感じる人が多いです。Windows11の標準メーラーの評判やメリット・デメリットをご紹介します。

【メリット】

• 標準装備されているので少し設定すれば使える

【デメリット】

• メールの削除がやりにくい
• 添付ファイルが開きづらい
• emlファイルが開けない
• セキュリティ詳細設定が付いていない
• メールの振り分け機能が付いていない
• 別メーラーからのデーターインポートが不可
• テキスト形式でのメールの作成が不可

その他にも迷惑メールの設定ができなかったり、受信はできても送信ができなかったりなどさまざまな不便さが目立ち、評判もあまりよくありません。メールソフトは他にもあるので自身にとって使いやすいものを選びましょう。

メーラーとはOutlookのようなメールソフトや、GmeilのようなWebメールで送受信できるもの2種類を指します。メーラの中にメールソフトやWebメールがあるイメージです。ここからは、さまざまなメールソフトやWebメールについてご紹介します。

メールソフトはパソコンやスマホにソフトをインストールして使用します。初回は設定が必要ですが、2回目以降はIDやパスワードの入力は必要ありません。送受信にはインターネットへの接続が必要で、受信したメールはパソコンやスマホなどのデバイス側に保存されます。

ただし、ソフトをインストールしたデバイスでしか使用できないので注意してください。また、デバイス側の容量によって保存できるメール量が変わるので、不要なメールはこまめ整理しましょう。

Webメールはソフトのインストールは不要で、データはクラウド上に保存されます。インターネットに接続できる環境があれば、どこからでもメールのチェックや送受信できるのがポイントです。代表的なWebメールとして「Yahoo!メール」「Gmail」「Outlook.com」などがあります。

外出先や旅行先でもメールチェックでき、デバイスの容量に関係なく保存できます。ただし、保存期間を設定しているサービスは期間が過ぎるとメールが削除されてしまうので注意してください。

先程メールソフトとWebメールの違いを紹介しましたが、自宅やオフィスなど使う環境が限られている場合はメールソフトがおすすめです。

仕事で外回りをしながらメールチェックや送受信をしたい方や、さまざまな場所でメール管理をしたい方はWebメールが向いています。

ビジネスではなく個人でメール管理をしたい場合は無料ソフトでも十分です。無料でもメールの振り分けや迷惑メールの設定など細かくカスタマイズできます。ビジネス利用の場合は無料ソフトの機能だけでは物足りなさを感じる場合もあるので、まずは無料ソフトを試し、必要であれば有料版に切り替えるのがおすすめです。

ただ、有料メールソフトに比べるとセキュリティ面が劣る場合があるため注意しましょう。また、広告が表示され操作しにくかったり、メールからマーケティングの分析が困難であったりする場合もあるため、使用シーンや目的によっては有料のメールソフトの導入が適している点を把握しましょう。

メールソフトは対応OSのみで使用できます。OSにはWindows、macOS、Unix、Linuxなどがありますが、ソフト選びの際には使用したいパソコンのOSを確認し、対応しているソフトの中から選びましょう。

また、対応OSを確認する際には、WindowsであればWindows 10や、Windows11といったOSのバージョンのチェックも同時に行うのが重要です。古いままのOSを使っている場合や、逆にアップデートにより最新のバージョンへと変わった際に、OS対応外となり使用ができなくなる可能性もあるので、事前に確認をしてください。

個人でメール管理をしたい方で、外出先にパソコンを持って行けない場合は、スマホでもメールチェックや管理ができる「スマホアプリ」がおすすめです。

ただし、複数のデバイスでメール管理をする場合は、同期させておかないとデータを共有できない点に注意してください。

Gmailは、プライベートからビジネスまで幅広く利用できます。利用にはGoogleアカウントが必要ですが、登録も利用もすべて無料です。パソコン・スマホ・タブレットなど幅広いデバイスで使用できて利便性もよく、セキュリティー面での心強さもあります。

アクションの提案機能は、返信が必要なメールやSNSのフォローアップなどがあったときにメールで通知してくれるので、確認漏れが起こりにくいです。

Thunderbirdは、liveメールに代わるメールソフトとして注目されています。初回のメールアカウント設定は、名前とメールアドレスを入力するだけでOK。あとはデーターベースから自動で情報を取得します。

メールをタブで開けるので、複数のメッセージを個別に開きたい時に便利です。受信したメールのアドレスを登録したいときは、ワンクリックで登録できます。また、学習型迷惑メールフィルターやフィッシング詐欺警告機能などの機能も充実しています。

Office365に付随しているものではなく、こちらは無料で利用できるWeb版のOutlookです。メールの予定表を1か所で管理できるのがポイントで、メールの送受信を始めとして、スケジュールの管理や設定もできます。

無料版での継続利用もできますし、さらに充実した機能を求める方はプレミアムにアップグレードも可能。Windows・iOS用・Android用と、デバイス選択が自由です。

パソコン版は2012年12月よりサービスを開始しており、Yahoo!アカウントを持っていれば誰でも無料で利用できます。文字サイズを選べたり画面をスムーズに切り替えたりと、無料ながら操作性に優れているのもポイントです。

きせかえテーマも充実しており、メールの背景や色を自分好みにカスタマイズできます。また、2021年4月より新しいYahoo!メールの提供が開始され、今後も新機能が追加される予定です。

eM Clientは商用利用する場合は有料ですが、無料版もダウンロードできます。高機能で使い勝手のよさが高く評価されている人気メールソフトです。メールの送受信を始めとして、カレンダー・タスク管理・チャットなどさまざまな機能が充実。

Gmail・ビジネス版GmailのGsuite・Microsoft Exchange・iCloudなど、主要メールサービスにも対応しており、WindowsとMacどちらにも対応しています。

直感的な操作が可能で、マルチプラットフォームながら動作が非常に軽快なのが特徴のメーラーです。ユーザーインターフェイスの改良が続けられているため、快適に操作を行えるのがポイント。メールアカウントの設定を行うだけですぐに使い始められるのも嬉しいですね。

メール1件につき1つのデータが作られるため、データのバックアップが容易なのも利点です。また、各種設定が詳細にできるので、簡単に自分好みにカスタマイズできますよ。

現在はMacユーザーに限定されますが、今後はWindowsも対応予定です。Sparkは非常に受信・送信速度が速く、軽快に動作するメーラーです。iPhone・iPad・Mac間で自動でアカウントの連携ができ、複数アドレスにも対応してるため使い勝手は抜群。

Apple Watchにも対応しているので、どこでもメールの通知に気づけて見逃しがなくなります。スワイプで直感的に操作ができるのも大きなメリットですね。

Becky!（ベッキー）は、1996年にVer.1が公開され、最新のVer.2はWindows95からWindows10まで対応しています。複数アカウントを利用したい方に便利な複数メールボックスの作成や、メールボックスに複数のプロファイルを設定しシーンに合わせた使い分けも可能です。

データの持ち出しや同期も可能で、大量のメール管理にはメモを付けたりタスクを追加したりして管理しやすくする機能も充実。1ライセンス4,400円ですが、ライセンス購入後のアップデートは無料です。

Office365は有料ですが、メールはOutlookが含まれておりExcel・Word・PowerPointなども利用できます。家庭向けと一般法人向けがあり、用途に合わせて選べるのもポイントです。メール以外にもさまざまなツールを使いたい方におすすめ。

家庭用プランは、12,984円～/1年か1,284円/1ヶ月がありますが、1ヶ月間無料で試せます。永久ライセンスは、Windows用が32,784円、Mac用が38,284円です。

【家庭用プランの場合】

【永久ライセンスの場合】

「ビジネスメール実態調査2021」では、仕事で利用されているメールソフトは、現在OutlookとGmailの2強のデータが出ています。

OutlookはWindowsPCユーザーに馴染み深いためか、利用率が半数を超えています。Gmailは複数アカウントの管理が容易で、どのプラットフォームからも快適に使用できセキュリティ面でも安心できるため、利用率が非常に高くなったようです。

Windows・Macのおすすめ無料メールソフトとして紹介させて頂いたSparkは、携帯利用でも高い支持を得ています。iPhone、Androidのどちらにも対応しており、機能面では、メール毎に通知の有無や表示方法、スワイプ操作などを柔軟に設定ができるカスタマイズ性の高さが特徴です。

その他、Gmailやヤフーメール等あらゆるメールアカウントの一括管理機能に加え、チームの共有アカウントを作成してメンバー共有の受信ボックスの運用ができる点は、ビジネス面でも有用です。メールのテンプレート機能もあるので、時間のない時にもワンタップで取り急ぎの返信対応ができます。

BlueMailも複数アカウントの同期が可能なメーラーで、サウンドやアラートなどアカウント毎に細かい設定が行えます。高度なフィルター機能に加えて、BlueMail独自のカレンダーが統合されているので、1つのアプリでスムーズなスケジュール設定までができる点が強みです。

メーラーには珍しく広告の表示がなく、デザインも洗練されているので、見た目に拘りたい方へ特におすすめです。

myMailをは容量制限なしでファイルを送信できる利点があります。PCを立ち上げずにプレゼン資料も送付が可能なため、出先が多いビジネスパーソンの方にとって、マストアイテムですね。

他にも「静かタイム」機能を使用すれば、仕事の時間とプライベートの時間で通知の切り替えができるので、私用の携帯端末に仕事のメールアカウントを入れるのに抵抗があった方にも実用的なメーラーです。

メールソフトの無料と有料のおすすめを紹介しました。どちらも機能性に優れ、家庭用とビジネス用とで便利な使い分けができます。有料メールソフトは機能も充実して便利ですが、まずは気軽に試せる無料メールソフトから始めましょう。