クロームキャストとプロジェクターの接続の方法｜おすすめプロジェクターランキング

プロジェクターのHDMI端子にクロームキャスト端末を繋ぐと、スマホのアプリで再生している動画をプロジェクターの大画面に映したり、スマホ・タブレット・パソコンの画面と同じ画面をプロジェクターに映したりできます。

プロジェクターの大画面でさまざまなコンテンツを楽しめて便利なクロームキャストですが、「キャスト」と「ミラーリング」の違いなど、わかりにくい点も多くあるようです。また、繋ぎ方など接続方法についてもわからない方も多いと思います。

この記事では、

・前半でクロームキャストの仕組みや設定方法・繋ぎ方・接続方法

・後半でおすすめのプロジェクター

を紹介しています。またプロジェクター購入者225人に行ったアンケート結果も解説しています。接続方法が知りたい方は、前半だけでもお読みください！

☆この記事を読めばクロームキャストについて詳しくなれます！

クロームキャストは、グーグルが販売しているメディアストリーミング端末です。プロジェクターの他にも、テレビに繋いで使用される機会が多いアイテムです。

同様のストリーミング端末としてFire TV Stickがありますが、あちらはAmazonが発売する端末。もっとも発売元が違うだけで、プロジェクターに繋いでアプリ視聴する使い方は同じです。

なお、クロームキャスト端末を利用するには、Wi-Fi環境が必須です。

現在発売中のクロームキャストデバイスは、

・Chromecast with Google TV HD(2K)　4,980円

・Chromecast with Google TV(4K)　7,600円

 この2種類です。

第三世代以前のモデルは製造終了しています。

クロームキャストとプロジェクターを繋ぐと、搭載アプリをプロジェクターで投影できます。

NetflixやU-NEXTなどの主な動画ストリーミングサービスはほぼ対応しているため、ネットの動画や音楽などのコンテンツが、大画面で楽しめます。

「ミラーリング」とは、スマホ・タブレット・パソコン等の画面と同じ画面をクロームキャスト端末で映す機能のことです。スマホで撮影した写真や動画を大画面に映せます。ただし、連携する機器の性能や通信環境によっては遅延が発生する場合があります。

また、スマホ・パソコン等とクロームキャスト端末は無線LANルーター経由で通信しています。自宅以外で利用する場合は、モバイルルーターやスマホのテザリング機能の利用が必要です。

ミラーリングは、スマホ画面をそのままクロームキャストを経由してプロジェクターに移す機能でしたが、「キャスト」は少し意味合いが違います。

たとえばYouTubeをスマホで閲覧していたとして、その同じ動画をプロジェクターでも見たい場合に、「同じ番組を同じ開始位置から開く指示をする」ような意味合いの機能です。

ミラーリングとの違いは、スマートフォン画面をそのまま映し出すわけではないため、スマートフォンはスマートフォンで独立して使える点にあります。

ちなみにこのキャストはAndroidスマートフォンのみの機能で、iPhone・iPadは非対応です。

クロームキャストデバイスのアプリの中にAmazonプライムビデオも存在しているため、視聴可能です。

もちろん、スマホ・タブレットのAmazonプライムビデオのアプリを利用して、クロームキャスト端末で動画再生もできます。

ただし、ライバル機であるAmazonのFire TV Stickの方が、Amazonプライムビデオアプリ自体のレスポンスはいいです。

Amazonプライム会員でプライムビデオを多用する方は、あえてFire TV Stickではなくクロームキャストを購入する理由は少ないです。

クロームキャストとFire TV Stickのどちらがいいのかは一概には言えません。両方ほとんど同じコンテンツを利用できます。Fire TV StickもパソコンやAndroidのスマホ・タブレットの画面ミラーリングに対応しており、iOS端末もFire TV Stickにアプリをインストールすればミラーリングできます。

Fire TV Stickは単体でコンテンツを再生できる点が便利です。クロームキャストは「スマホやタブレットとの連携」が特徴になっています。Googleアシスタントの音声操作や「スマホとの連携」が便利だと感じる人がクロームキャストを利用しているようです。

クロームキャスト端末のセットアップの手順は下記のとおりです。

【初期設定の手順】

• スマホにGoogle Homeアプリをインストールする
• Google HomeアプリにGoogleのアカウントを登録する
• スマホのWi-Fiをオンにする。iOS端末の場合はBluetoothもオンにする
• クロームキャスト端末を無線LANルーター(スマホが接続しているもの)に接続する
• クロームキャスト端末のアップデートが終われば準備完了

クロームキャストとプロジェクターを接続する際は、以下の点が必要です。

• HDMI端子で接続する
• 電源用のUSB端子がある
• AUXで音声出力が可能

これらは重要なチェックポイントになるので、必ず確認しましょう。

クロームキャスト対応アプリを使用して、AndroidやiOSのスマホ・タブレットからクロームキャストを利用できます。スマホ・タブレットをクロームキャスト端末と同じ無線LANルーターに繋いで、対応アプリのキャストボタンを押すだけで動画を大画面に映せます。

なお、Androidのスマホ・タブレットの場合はGoogle Homeアプリで「画面をキャスト」のボタンをタップすると画面のミラーリングができます。iOSのスマホ・タブレットの画面をミラーリングするには、別途ミラーリング用アプリが必要です。

パソコンから利用する場合は、Google Chromeブラウザを使用します。手順は下記のとおりです。

【利用の手順】

• Chromeブラウザのメニューで「キャスト」を選ぶ
• 「ソース」で「タブをキャスト」を選ぶ（「デスクトップをキャスト」と「ファイルをキャスト」という選択肢も）
• キャスト先の「クロームキャスト端末」を選ぶ

デスクトップのキャストでは、パソコンの画面がそのまま複製（ミラーリング）されます。ファイルのキャストでは音楽や動画のファイルを再生可能。また、マルチモニター環境であれば2画面目（拡張画面）をプロジェクターに映すことができます。

通常、クロームキャスト端末は音声と映像を一緒に伝送するHDMI端子に接続して再生しています。映像はプロジェクターに映し、音声は外部スピーカーで再生したい場合は、HDMIの映像と音声の信号を分離する機器を利用します。HDMI音声分離機器を使用すると、映像はプロジェクター、音声はスピーカーで分けて再生できます。

クロームキャストに関連する解説はここで終わりです。

以下はプロジェクターの選び方について解説します。興味のある方はこのままお進みください！

実は、たった2つのポイントを意識するだけでプロジェクター選びを失敗する確率がグッと下がります。

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

最終的に【CHECK】のプロジェクターに行き着くことになります。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけはすべて目を通してください！

プロジェクターってそんなに重くなさそうだけど

と軽く考えている方も多いのではないでしょうか。

実はホームプロジェクターの中には10kgを超えるものがあります。小型と言われるモバイルプロジェクターでも300g〜2kgと幅が大きいです。

おすすめなのは重くて7kg前後、軽くて1.5kgまでのものを選ぶことです。ホームプロジェクターで最低限の機能を確保している機種のほとんどは7kg前後あります。軽くはないですが、機能面を落とす方が後悔しやすいので許容した方がいいでしょう。

モバイルバッテリーは軽いと300gのものがありますが、軽量すぎるものはバッテリーが電池式で輝度（ルメーン）が低くなりがちです。1.5kg程度であれば重さも性能・機能も安定しますよ。

ここまでで紹介したプロジェクターの選び方を遵守しても購入を後悔する危険性があるのは、使用頻度を事前に把握していない方です。

先述の通り、プロジェクター購入者225名のうち、「購入自体を後悔したことがある」と回答した72名の理由の多くは「使用頻度の低下」によるものでした。

さらにそのうち31.9%は「起動や設置の手間が面倒に」「子供が飽きて使わなくなった」「テレビでいいやとなった」などを理由に、買って以降ほとんど使用していませんでした。

プロジェクターは数万円以上の高い買い物になる場合がほとんどです。本当に使うのか、その使用頻度に対していくらまで出せるか要検討しましょう。

おすすめ商品を見る前に再度確認。

失敗しない商品を選ぶためのポイントはこちら！

解像度についてより詳しい説明と、解像度の高いおすすめプロジェクターは以下の記事でより詳しく解説されていますので、ぜひ参考にしてください。

以下の記事ではおすすめの短焦点プロジェクターがまとめられているので、気になる方は参考にしてください。

最もラインナップが多く価格帯もスタンダード機種からハイエンドモデルまで幅広く発売しているメーカーです。

投影方式で採用してるメーカーが少ない3LCD式のプロジェクターを得意としています。3LCD式を選ぶならエプソン一択です。

また、品質が高く使い方も簡単でビジネス需要が高く、国内外販売台数シェアの過半数以上はエプソンが占めています。ビジネス用で探されているのでしたら、まずエプソンで探してみることをおすすめします。

おすすめのエプソンのプロジェクターは以下の記事でまとめられています。ぜひ参考にしてください。

アンカーは「家族の時間をより良いものに」というコンセプトでNebulaというプロジェクターシリーズを展開しています。

モバイルバッテリーの技術やBluetoothスピーカーの高い技術を生かし、モバイルプロジェクターが爆発的に売れた今大注目のメーカーです。最近ではモバイル以外にホームプロジェクターも手掛けておりこちらも人気なので、ぜひチェックしてみてください。

BenQは130カ国でPC周辺機器を展開する台湾企業です。製品は非常にしっかりとしており、高画質かつ高品質で、日本国内ではエプソンに次ぐ2番目のシェアを誇る人気メーカーです。

ラインナップ数はエプソンには叶わないものの、ビジネス用から家庭用まで幅広い機種が存在します。高輝度な短焦点モデルや高コントラストなシネマモデルがあるので、気になる方はぜひ確認してみましょう。

以下の記事ではBenQのおすすめプロジェクターを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

ソニーは、テレビで培った高画質・高画素の技術を活かした映像の美しさが好評です。4Kに対応したビデオプロジェクターも取り揃えており、AV機器メーカーとしてのこだわりを感じることが出来ます。

難点はハイスペック・ハイグレードモデルが多く、価格が比較的高いということが挙げられます。また、実はラインナップはビジネス向けのプロジェクターが多く、高めの予算設定が必要になるので注意が必要です。

ソニーのプロジェクターをお探しの方は以下の記事がおすすめです。

リコーは主にコンシューマ向けではなくビジネスユースを中心に展開しているメーカーです。家庭用のラインナップはそれほど多くはありません。

しかし、ビジネス用でもエントリーモデルは価格が安く、性能もいいため家庭用での使用を検討できます。

初めてのプロジェクターでそこまで画質にこだわりはなく、プロジェクターならではの大画面を経験したいという方におすすめです。

リコーのおすすめプロジェクターをもっと知りたい方は次の記事を参考にしてください。

LGは高性能な家庭向けプロジェクターを多く展開しています。人気のモデルはバッテリー搭載かつ短焦点モデルが中心で、価格は比較的手頃なものから高級機までさまざまです。

プロジェクター自体にOSを搭載した機種があり、VOD(ビデオオンデマンド)サービスを接続機器無しで楽めます。映画中心で楽しむ方には特におすすめです。

LGのおすすめプロジェクターは以下の記事にまとめられています。ぜひ参考にしてください。

エイサーは家庭用の低価格プロジェクターはもちろんのこと、大画面投影タイプや光源の長寿命タイプなどさまざまなモデルを発売しています。

特に目を引くのは、プロジェクターの中で唯一『ゲーム専用』のゲーミングプロジェクターを発売していることです。ゲームを大画面でプレイしたい方はチェックしてみてください。

Aladdin Xはシーリングライトにプロジェクターを搭載した「PopIn Aladdin（ポップイン アラジン）」を発売しているメーカーです。一般的な家庭用照明の設備があれば、工事不要で天井に取り付けることができます。

Prime videoやNetflixなどの人気動画サービスやテレビなども見ることができます。プロジェクター用にわざわざ場所をとることもありません。価格は比較的お高めですが、ぜひ選択肢の一つにしてみてください。

プロジェクターの中には、クロームキャスト端末の機能を内蔵している「Chromecast Built-in」タイプがあります。クロームキャスト端末をプロジェクターに繋ぐ手間がありません。なお、セットアップ方法はクロームキャスト端末の場合と同じです。

クロームキャスト端末の場合と同じく、接続する機器も対応している必要があります。Androidのスマホ・タブレットとWindowsのパソコンで画面のミラーリングができます。

クロームキャストとプロジェクターで快適に動画コンテンツを楽しむことができます。設定も簡単にできるのでおすすめです。クロームキャストを利用して、プロジェクターの大画面でさまざまな動画を楽しんでください。