モニターの掃除方法解説｜液晶ディスプレイの拭き方・汚れが取れない場合の対処法も

毎日パソコンで仕事をしていると、PCモニターや液晶ディスプレイの汚れが気になるときはありませんか。タッチパネル対応のモニターだと手垢だらけになりがちです。掃除をしないと、画面の見やすさにも影響してくるので、定期的に掃除をしておきたいところです。

しかし、手軽なためついティッシュで拭いてしまい汚れ取れない・拭くと逆に繊維がついて汚れが酷くなる・ディスプレイに白い拭き跡などが残ってしまうなど悩みはつきものです。モニターの汚れをきれいにするためには、正しい拭き方で掃除するのが重要です。

今回は、簡単にできるおすすめのPCモニター・ゲーミングモニター掃除方法や汚れの落とし方を解説します。また、高コスパな100均の清掃グッズ・メガネ拭き・水拭きで綺麗にするやり方など合わせて紹介していきます。PCモニターをきれいにする方法は簡単なので、毎日実践して快適なモニターを維持しましょう。

モニターが汚れる原因は静電気です。ディスプレイの表面は常に静電気を帯びた状態です。静電気により空気中のホコリを吸い寄せ、付着したホコリが水分を含んで固まります。また、たばこのヤニ・油・スプレーの水滴も汚れの原因です。さらに、モニターを手で触ると皮脂や汗によって手垢がつき汚れます。

軽い指紋などには、繊維の毛羽立ちが少ないメガネ拭き用クロスや、マイクロファイバーが最適です。気づいたときにサッと拭ける上、柔らかい素材なので画面を傷つける心配もありません。

また、何度も繰り返し使えて、ほこりや指紋もとる優秀なアイテムです。マイクロファイバーは拭き跡も残りにくく、しっかり汚れを絡め取ります。しかし、こびりついた手垢などの汚れは落ちにくいので覚えておきましょう。

部分的であれば水拭きで汚れを落とすのもおすすめです。たとえば、少し水で濡らしたメガネ拭きで汚れを落とし、水に濡れていないメガネ拭きで再度拭くと白い跡も残らず、きれいに拭き取れます。メガネ拭きの代わりにキッチンペーパーを使用するのもおすすめです。

ポイントとしては、少しだけ水を濡らして固く絞ってから使ってください。また、市販のガラスクリーナーで拭くのは絶対に止めましょう。逆にPCモニターの画面を傷つけてしまいます。

日頃の清掃は柔らかい布で乾拭きすればOKです。清掃する際は電源コードを抜いて行ってください。それでも取れない汚れがある場合は、水で薄めた中性洗剤に浸してよく絞った布で汚れを拭いて、そのあと乾拭きします。

洗剤の代わりにベンジン・アルコール・シンナー、布の代わりに化学雑巾・クリーニングペーパーなどを使うとモニターが変質・ひび割れの原因になるため使用しないようにしてください。モニターの液晶パネルに水がついた時は、柔らかい布で拭きとります。

ダイソーにも液晶クリーナーシートが販売されています。パソコンからスマートフォン、ゲーム機などの液晶画面の汚れを取り除くのに適しています。厚手のシートで1枚で十分に汚れを拭き取れます。1袋80枚入りと大容量なので、これが100円で購入できるのは嬉しいですよね。

液晶ディスプレイ・PCモニターに拭き跡を残さないための基本的なやり方は、以下の通りです。

1. モニターの電源を切る
2. 大まかなほこりを取る
3. クロスなどで拭く
4. 乾拭きをする

始めにほこりをしっかり取っておかないと、摩擦で画面が傷つく恐れがあるので気を付けましょう。また、光沢のないノングレアタイプの液晶は、どうしても拭き跡が残りがちです。ウェットティッシュなどで拭いたあと、乾く前にクロスなどですぐに乾拭きをしましょう。

または、拭き跡の残りにくいタイプの専用ウエットティッシュを選んでください。BenQやDellの公式サイトでも掃除が紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください。

PCモニターの掃除の際にやってはいけない行為を大まかに以下にまとめました。

【PCモニターの掃除でのNG行為】

• ゴシゴシ強くこすらない
• アルコールや無水エタノールを含んだ布・ペーパーで拭かない※ウエットティッシュなど
• ティッシュペーパーで拭かない
• メラミンスポンジで拭かない
• PCモニターに水滴などつけたままにしない

特に、モニター掃除でやりがちなのがアルコール消毒です。アルコールは強力ですが、外観が変質したり、ひび割れの原因につながります。また、水拭きをしたら必ず乾いた布でやさしく拭き取ってください。

アルコールでPCモニターを拭いてしまった時は、ムラになっている部分を指で軽くこすってならしてください。さらにこすった部分を乾いたティッシュで軽く伸ばしてなじませていきます。モニターのムラはコーティングの偏りのため、均等になじませることが重要です。

モニターをきれいに保つには、いくつかコツがあります。帯電防止効果があるウエットティッシュやスプレーを活用し、普段からほこりが付着するのをあらかじめ抑えるのも1つの手です。また、使わないときはカバーをかけるのも有効です。

また、保護フィルムを貼れば直接汚れがつかないようになるので、これを取り替えると掃除を楽に済ませられます。パソコン周辺や作業中には、なるべく飲食をしないようにするのも汚れ防止にもなります。

いずれの掃除道具も、安価で手間がかからずにすぐに使えるものばかりです。パソコン周りに準備しておき、気になったらすぐに拭けるようにしておくのがおすすめです。見やすいモニターだと目の負担も軽減されますので、ぜひ定期的にPCモニターや液晶モニターの掃除を心がけてください。