【最新】価格順サウンドカードおすすめ10選｜外付け・内蔵それぞれご紹介

PCサウンド音質の向上に有効なサウンドカード。パソコンでの映画視聴やクオリティの高いゲームを高音質で楽しみたい時にとても便利です。ですが、サウンドカードの存在は知っていても、気になるのが価格です。

サウンドカードにはいくつか種類があるので、自分のパソコンにはどれが合うのかわからなかったり、音質にこだわりすぎるとサウンドカードの価格が高くなってしまうのではと心配になったりする人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、サウンドカードの種類や価格帯、選び方について解説します。記事の後半では、サウンドカードでおすすめのメーカーと、タイプ別のおすすめ商品10選もご紹介するのでぜひ参考にしてください。

サウンドカードには音質を上げるだけでなく、機能面や性能面の向上メリットがあります。ここではサウンドカードを使うことで得られるメリットを解説するので参考にしてください。

サウンドカードを使う最大のメリットとして音質の向上が挙げられます。通常のPC内のオンボードサウンド機能だけでも問題はありませんが、高音質にこだわる方にとっては物足りなく感じてしまうことも。特にオンボードサウンド機能は、PC内で飛び交う信号や電源回路の不安定さに弱いです。

そのため、ノイズを受けやすくなり音の情報量に限りが出ます。サウンドカードを使用することで、ノイズの少ないクリアなサウンドが楽しめます。

サウンドカードを取り付けることによって、機能面と性能面の向上が可能。通常のPC機能では難しいハイレゾ音質や、ノイズの少ない音質を楽しめるのが特徴です。また、マイクの音質をクリアにさせるタイプもあります。用途に合わせてサウンド設定を細かく調節できるのでゲーム実況やボイスチャット、オンライン通話を楽しみたい方にもおすすめです。

サウンドカードには5千円台から3万円を超えるものまで、価格の幅が広いのが特徴です。価格による性能の違いとしては、音質が大きく変わることがあげられます。数千円台のモデルでも、通常のオンボードサウンドに比べて音質は十分に向上します。

ですが、価格の高いサウンドカードはよりクオリティの高い音質の実感が可能。特に、ゲームをする際には足音の方向や距離感がより鮮明に感じられます。ゲームや動画など、リアルな音質を楽しみたい方にはハイスペックモデルがおすすめです。

サウンドカードには設置場所が異なる内蔵型と外付け型の2種類があり、適したパソコンの種類や音質に違いがあるのが特徴です。

内蔵型のサウンドカードは、PCI Expressと呼ばれる拡張スロットに取り付けられます。内蔵型はデスクトップパソコンに最適で、従来からの主流のタイプ。パソコン内部に搭載するので設置の手間はかかりますが高性能なモデルが多く、設置場所を取らないのがメリットです。また最近では、FPSゲーム向けの製品を多く取り揃えており、ゲーミング目的の方から選ばれています。

外付け型はパソコンのUSB端子と接続するタイプで、内蔵型に比べて簡単に取り付けができるので初心者の方にもおすすめのタイプです。コンパクトなタイプが多く、バッテリ駆動のモデルが多く出ています。ゲーム機やノートパソコン、デスクトップパソコンの取り付けに最適で、マザーボードに直接接続しないのでノイズが少なくクリアな音質が特徴。ノイズが気になる方におすすめです。

サウンドカードで音質を左右するのが、S（シグナル）/N（ノイズ）比です。単位はdBで表され、数値が大きいほどノイズが少なくクリアな音質に。また、ハイレゾ音源に対応しているかもポイントです。ハイレゾ対応の場合、CDの音源よりも高音質で再生ができるので、音質にこだわりたい方には特におすすめです。ゲーム目的で使用する場合は、音が聞き取りやすいかをチェックしましょう。

サウンドカードを設置していると、ゲームのBGMや音はっきり聞こえるので、ゲームのクオリティが上がりより楽しむことができます。特に音楽を楽しみたいリズムゲームやサウンドトラックが優れたゲームはおすすめです。

また、スピーカーやヘッドホンが5.1chや7.1chのサラウンド機能に対応している場合、サウンドカードもサラウンド機能対応のものがおすすめです。

通常、PC内蔵のスピーカーはオーディオスピーカーと比べると音質が下がってしまうので、ハイレゾ音源を楽しみたい方は、サウンドカードを取り付けるのがおすすめです。CDを超える広帯域とダイナミックレンジを持つので、よりリアルな音質を楽しむことができます。

ハイレゾ音源を再生できるのは、「デジタル入力部がハイレゾ信号に対応」または「スピーカーの再生周波数範囲が40kHz以上のもの」です。

アナログ出力端子は、USBやPCIバスからデジタル信号で入力された音声データを、アナログ変換して出力する端子のことを言います。PCスピーカーやイヤホン、ヘッドホンに直接接続して音を出すタイプの端子で、別途アナログ入力のヘッドホンアンプやプリメインアンプに接続可能です。

また、端子にはミニプラグやRCAの種類があり、アナログ端子を使用する際は接続機器のプラグを確認する必要があります。

デジタル出力端子は入力されたデジタル音声データをデジタル信号に変換して出力するタイプの端子です。光デジタル出力や同軸デジタル出力があります。光デジタルと同軸デジタルは、リニアPCM出力では最大サンプリングレートが96KHz/24bitになります。そのため、接続先の機器とPC出力のサンプリングレートを合わせるようにしましょう。

入力端子にはアナログ入力とデジタル入力があり、それぞれ使用方法が異なります。まず、アナログ入力ではマイクを接続してアナログデータの録音やSkypeを利用する際に必要とし、マイク入力が複数ある場合は切り替えることが可能です。

一方のデジタル入力は、音響機器から音声信号を受け取る際に必要です。CDプレーヤーやミニコンポから受け取ったデジタル音声信号を、サウンドカード内部で変換するために使用します。

Creativeはシンガポールのマルチメディア機器メーカーです。ヘッドホンやスピーカーなどの音響機器を豊富に取り揃えており、エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広く扱っているのが特徴。サウンドカードでは、Sound Blasterというブランドで展開しており、世界的にも人気を集めています。ゲーミング用から音楽鑑賞まで、初心者でも選びやすいラインナップが魅力のメーカーです。

ASUSは台湾のエレクトロニクスメーカーで、PCパーツやパソコン周辺機器を販売しています。そして、AndroidスマホのZenfoneやノートPCのZenBookを取り扱っており、PC本体だけではなくマザーボードやサウンドカードを展開しているのが特徴。

また、ゲーミングPCのROGを販売しており、サウンドカードでも内蔵型のSTRIXというブランドでラインナップを取り揃えています。主にゲーミングの用途の方におすすめのメーカーです。

EPOSはオーディオ機器で有名なゼンハイザーのゲーミングブランドです。オーディオ機器の技術が活かされており、クオリティの高いサウンドカードが特徴です。中でも外付け型のGSX1000は、ゲーミングの定番として人気があります。

価格は1万円台のリーズナブルなモデルから、ハイスペックモデルまで用途に合わせて選びやすいのがポイント。クオリティの高いサウンドにこだわりたい方におすすめのメーカーです。

FPSを前提とする場合、PS4・PCいずれの場合でもサウンドカードを取り付ける方が有利です。とくにPS4の場合はPCと比べて環境設定を変更しにくいため、外付けのサウンドカードは数少ない選択肢と考えられます。

また機器構成・アプリ構成を変更しやすいPCの場合でも、サウンドカードがいらないわけではありません。たとえば対戦型FPSで少しでも優位に立ちたい場合、足音・銃声などの発生源を的確に把握できる方が有利。オンボードの音声よりも、サウンドカードを介した音の方が格段に上質です。

サウンドカードはパソコンに接続するだけで音質向上が期待でき、いつもの音楽鑑賞やゲームのクオリティがワンランクアップします。臨場感のあるサウンドが楽しめるので、音質にこだわる方には最適です。種類やメーカーによって価格や性能に差があるので、比較検討しながら自分に合ったサウンドカードを見つけましょう。