スピーカー内蔵ゲーミングモニターおすすめ12選｜接続方法や音質は？外付けも可能？

ゲーミングモニターを選ぶときに、「ゲーミングモニターに内蔵スピーカーは必要？」「音質や選び方を知りたい」という人は少なくありません。複数人でSwitchやPS5といったゲームを楽しみたい場合、ゲーミングモニターにスピーカーが内蔵されているものがおすすめです。

ゲーミングモニターの内蔵スピーカーは音質に優れている印象がありますが、外付けの製品と異なり重低音を響かせられないので、迫力のある音を出せません。ゲーミングモニターは外観による違いが分かりづらいため、商品選びで迷っている方が多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、内蔵スピーカーが搭載されたゲーミングモニターが必要な人・不要な人の特徴から、内蔵スピーカー搭載ゲーミングモニターの選び方、外部スピーカーの接続方法まで徹底解説します。安いゲーミングモニターもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ゲーミングモニターに内蔵スピーカーが搭載されていない場合、外部のスピーカーを接続する必要があります。有線であれば接続したままでも使用できますが、現在主流のBluetooth接続スピーカーの場合、毎回接続する時間が必要なため手間に感じることも。

また、別途スピーカーを用意しなければいけないので、コストもかかります。ゲーミングモニターや周辺機器のコストを抑えたいと考えている人には向いていません。

ゲーミングモニターに内蔵されているスピーカーのほとんどは音質を重視されていません。音量が小さいゲーミングモニターもあり、音量調整をしても聞こえない場合があります。音質にこだわりを持っているなら、別途でスピーカーを用意するのがおすすめです。

音質にこだわる人の中には、遅延のことも考えて有線スピーカーで接続したままにしている方もいます。外付けでスピーカーを使用する場合は、スピーカーの置き場所を確保する必要があるため、事前に置くスペースを確認をしておきましょう。

内蔵スピーカー搭載ゲーミングモニターを快適に使用するためには、音声出力が「3W以上」のものを目安に選びましょう。「3W以上」あれば、音の聞き分けが不要なRPGやシミュレーションゲームは快適に楽しめます。

もちろん、音質はワット数だけで決まるものではありません。しかし、あまりにワット数が低いと何も聞こえないようなレベルのゲーミングモニターも存在します。

多くのゲーマーに支持されているモニターサイズは24～27インチです。画面が大きいほうがゲームがやりやすいのでは？と思うかもしれません。しかし画面が大きすぎると画面全体が視野に入らないなくなり、目線の移動が追いつかない・目が疲れるといったデメリットが発生します。

そのため、ゲーミングモニターは画面全体が視野に入る24～27インチがおすすめです。

ゲーミングモニターで採用されている主流のパネルは「TN」「IPS」「VA」です。それぞれに特徴があるため、自分の使用用途に合わせた種類を選ぶことで、快適かつきれいな映像を楽しめます。

• TN：応答速度が速い・コストパフォーマンスが優秀
• IPS：高品質な発色・視野角が広く複数人でも使用可能
• VA：黒色の表現が最高品質・応答速度はやや遅い

TNパネルは応答速度が速くFPS系のゲームをする人に最適で、プロゲーマーが最も使用しているパネルです。IPSパネルは発色がきれいなため、RPGゲームの迫力や没入感を高めます。VAパネルは黒色の表現がきれいなため、映画や映像重視の方に向いています。

光沢の種類は「グレア」か「ノングレア」の2種類があります。グレアは光沢があり、画面に光が反射します。色合いやコントラストがよく、動画や映画などに最適です。しかし、映り込みがあるため、やや目が疲れる場合があります。

ノングレアは、グレアと比較すると色合いやコントラストがぼやけている印象ですが、画面に光の反射や映り込みはほとんどなく、長時間画面を見続けても疲れにくいです。どちらもメリット・デメリットはありますが、現在は「ノングレア」が主流です。

リフレッシュレートとは、1秒間に映像を表示する回数です。現在ゲーミングモニターで最も使用されているのは「60Hz」「144Hz」「240Hz」で、数字が大きいほど1秒間に映像を表示する回数が増えるため、より滑らかな映像を楽しめます。

基本的に、リフレッシュレートは高いに越したことはありませんが、144Hz以上であれば滑らかな映像を楽しめてコストパフォーマンスとしても優秀です。実際にプロゲーマーのほとんどは、144Hz～240Hzのモニターを使用しています。

モニターの「応答速度」はゲーミングモニターを選ぶ上で大切なポイントです。応答速度とは画面の色が別な色に変わるまでの時間を指しています。数値が低いほど性能が高くなり、応答速度が1ms以下であればほとんどのゲームが快適にプレイできます。

応答速度が遅いと入力してから画面に反映されるまで時間がかかるため、タイミングが重要なゲームであればこの「遅延」が命取りになります。遅延に伴う残像もストレスになるため、応答速度は1ms以下のゲーミングモニターを選びましょう。

解像度もリフレッシュレート同様、数字が大きいほどきめ細かな映像を楽しめます。しかし、高い解像度とリフレッシュレートを保つのは難しく、解像度が高いほどリフレッシュレートは下がる傾向にあります。

FPSなどの映像の動きが速いゲームで使用する場合は、「フルHD・144Hz～240Hz」を。RPGなどの映像美を楽しむゲームであれば「4K・60Hz～120Hz」を選択するのがおすすめです。

しっかりした重低音を出すには、通常のスピーカーだけでなく、サブウーファーのような大きな装置が必要になります。しかし、薄型のゲーミングモニターでは十分な空間を確保できないため、スピーカー内蔵の製品で高音質なものは少ないです。

一般的なゲーミングモニターと同様にイヤホンジャックが付いているため、ヘッドセットで音質を高めることは可能です。ゲームの音質にこだわる方は、高性能なサラウンドヘッドセットも用意しておきましょう。

ゲーミングモニターには、ゲームをしやすい環境に自動で設定してくれる、「ゲームモード」が搭載されている場合があります。ゲームモードは格闘ゲーム・シューティングゲーム・スポーツゲームなど、ジャンル別に設定されていることが多いです。

自分がプレイするジャンルのゲームモードが搭載されていれば、細かい設定が不要なのでチェックしておきましょう。

ゲーミングモニターの接続端子はHDMI端子が主流となっていますが、DVI・DisplayPort・USBで接続できるゲーミングモニターも増えています。特に昔のゲーム機をプレイする場合、現在のモニターではあまり見かけない「RCA端子」が必要になる場合があります。

ゲーム機に対応した入力端子の種類と数は忘れずにチェックしましょう。

スピーカー内蔵ゲーミングモニターを選ぶ際は、価格面も大切な要素です。その場合、用途をはっきりさせておくと選びやすくなります。テレワークなどの事務作業で使う程度なら、安いモニターでも十分対応できます。

しかし、高画質・高精細なグラフィックのゲームなどで使用するなら、ゲーミング向けの高スペックモニターが必要です。そのため価格は高くなりますが、4K UHD(3840×2160)よりもフルHD(1920×1080)のほうが価格が安い場合が多いので、チェックしてみてください。

PS4やSwitchなどの家庭用ゲーム機を繋いで使用する場合、リフレッシュレートは60～75Hzのゲーミングモニターが最適です。なぜならPS4・Switch側の対応するリフレッシュレートは60Hzまでだからです。そのため240Hzなどの高いリフレッシュレートに対応するゲーミングモニターを接続しても性能を十分に発揮できません。

ただしPS5は120Hzまで対応しているため、PS5をプレイするならリフレッシュレート120～144Hzのモニターがおすすめです。以下にPS4・Switchにおすすめなゲーミングモニターをご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

スピーカー搭載モニターから音が出ないときは、モニターには基本的にイヤホンジャックがあるため、イヤホンジャックで外部スピーカーに接続するもの一つの方法です。しかし、中にはイヤホンジャックがないモニターもあります。

その場合、イヤホンジャック同様に音声出力端子であるHDMI・USB・光デジタル端子を利用する方法があります。ただし、HDMIから音声を出力するにはHDMIコンバーターが必要です。

スピーカー内蔵のゲーミングモニターに外付けスピーカーを接続できるのか気になるはずです。結論から言うとスピーカーを接続することは可能です。また、外付けスピーカーの方が音質がいい場合があるので音にこだわりたい方は必ずチェックしておきましょう。

ゲーミングモニターに外付けのスピーカーを接続する方法は用途によって異なります。たとえば、Switchの場合はSwitchをゲーミングモニターとHDMIケーブルで接続したうえでスピーカーをゲーミングモニターもしくSwitchのイヤホンジャックに接続すれば完了です。

PS5の場合もPS5とゲーミングモニターをHDMIケーブルで接続し、ゲーミングモニターにスピーカーを接続すれば完了です。なお、ゲーム機によって必要な端子が異なるため必ず確認しておくのをおすすめします。

内蔵スピーカー搭載のゲーミングモニターは別途でスピーカーを購入する必要がないため、コストを押さえたい方におすすめです。さらに接続の手間もかからず、デスクの上もスッキリさせる事ができるため快適にゲームを楽しめます。ぜひ本記事を参考に、自分のゲーム環境にぴったりのゲーミングモニターを見つけてください。