エアコンや扇風機は室温何度からつける？犬・赤ちゃんがいる場合の注意点も

夏の暑さが厳しくなるとエアコン・クーラーや扇風機をつける日が多くなりますよね。今では多くの家庭にエアコンがありますが、暑さで寝苦しい夜を扇風機で過ごす方も多くいます。しかし、熱中症の危険が高まるので、一定の室内温度以上になった場合はエアコンをつけましょう。

だいたい30℃からエアコンをつける方が多いですが、エアコンをつけてもなかなか涼しくならなかったり、寝付けなかったりする場合がありますが、エアコンと扇風機を併用すると、室内温度をうまく下げられます。

今回は、暑さが厳しく熱帯夜が続く日を涼しく過ごす冷房の活用方法を紹介します。何度になったらエアコンつけるのかや、適切なエアコンの設定、扇風機の効果的な使い方について詳しく解説するので、ぜひご覧ください。

扇風機をつける目安は、25℃前後です。最高気温が25℃を超えると夏日・夜の最低気温が25℃を超える日は熱帯夜とされます。ただ、同じ25℃でも湿度によって体感温度は変わります。湿度が低いと涼しく感じますし、湿度が高いと同じ気温でも熱く感じてしまいます。そのため、何度と基準を決めずに、25℃になってなくても暑いと感じたなら扇風機を使用するのがおすすめです。

最高気温が25℃以上の日を夏日・30℃以上の日を真夏日・35℃以上の日を猛暑日と言います。熱帯夜は、夕方から翌朝までの最低気温が25℃以上の夜のことを指しており、夕方から翌朝までの明確な時間の定義はありません。

気温は年々上昇しており、猛暑日や熱帯夜の増加が問題になっていて、それに伴い、日中だけでなく夜間に室内で熱中症になるケースも増えています。

室内温度が28℃以上になると熱中症の危険が高まるので、室内温度が28℃以上にならないように気をつけましょう。とくに就寝中は、室内温度の変化に気づくことができないので、適切に冷房を使うことが重要です。

真夏日や熱帯夜を扇風機で乗り切ることは危険です。室内温度が28℃以上になっている、もしくは寝ている間に28℃以上を超える可能性があれば、エアコンをつけましょう。エアコンが苦手な人は除湿設定にしたり、高めの設定温度にしたりするのもおすすめです。

扇風機を併用することによって、エアコンの風をうまく循環させることもできるので、冷房を上手に使用して夏を乗り切りましょう。

赤ちゃんは体温調節機能が未発達なので、熱中症にかかるリスクが高いです。室内温度を26〜28℃に保ち、熱中症にならないように気をつけましょう。

また、デリケートな赤ちゃんに直接エアコンの風を当てると風邪をひいてしまう可能性があります。扇風機でエアコンの風を部屋全体に循環させて、赤ちゃんに直接風が当たらないようにしてください。

犬を飼っているご家庭では、犬の熱中症にも配慮してください。犬は体毛があり、汗腺が少ないため体温調整が苦手です。夏日と言われる最高気温が25℃を超えるときにはエアコンをつけるようにしてください。

エアコンの設置温度は18～25℃くらいで、室温の目安は25〜27℃前後ですが、寒いのが苦手・暑いのが苦手と犬種によって違うため、犬の様子を確認するようにし調節するのがおすすめです。

熱帯夜にはエアコンをつけた方がいいことが分かりましたが、どのようにエアコンを使えば効率よく部屋を涼しくできるのでしょうか。熱帯夜におすすめなエアコンの設定を紹介します。

熱帯夜のエアコンの設定温度は、26〜28℃がおすすめです。熱中症にならないためには、一晩中28℃設定でエアコンをつけることが最適ですが、エアコンが苦手な人や一晩中エアコンを稼働すると電気代が気になる人も多いですよね。

一晩中エアコンをつけないのであれば、26℃設定で3時間ほど動かしましょう。しかし、寝ている間に室内温度が上昇する可能性もあるので、一晩中つけた方が安全です。

湿度が下がると体感温度も下がります。熱帯夜に一晩中エアコンをつけるのであれば、除湿モードもおすすめです。強い冷房モードになることがないため、体の負担にならずに涼しさを感じられます。

夏の適切な湿度は50％前後です。エアコンの除湿モードで湿度を下げながら扇風機で風を送れば、不快感を感じずに快眠できます。

エアコンと扇風機を一緒に使用するとエアコンの冷たい風が循環され、快適に過ごせます。エアコンと扇風機を併用する場合の効果的な使い方を紹介します。

エアコンと同時に扇風機を使うことで、効率的に風を循環させられます。エアコンの風が直接当たると体調を崩す原因になるため、風が直接当たらないように扇風機を併用するのがおすすめです。

また、冷房が均等に行き渡ることで温度のムラがなくなり、室内で生じる温度差をなくせます。エアコンの設定温度を低めに設定しても涼しくならない場合は、扇風機との併用で改善するかもしれません。

熱帯夜はエアコンと一緒に扇風機をうまく活用することでより快適に過ごせます。熱中症の予防のためにも、冷房機器を適切に使うことが重要です。本記事を参考に、エアコンの設定温度やモード、扇風機の位置を工夫して暑い夏を乗り切りましょう。