8畳向けは扇風機？サーキュレーター？おすすめ商品と選び方を解説！

夏の風物詩である扇風機は、エアコンより消費電力を抑えられるうえにコンパクトなものが多いので重宝するアイテムです。近年は羽根なしタイプの扇風機も登場するなど、機能性だけではなくデザインにもこだわった製品が増えています。

また同ジャンルの商品としてサーキュレーターも存在します。空気の循環を目的とした電化製品であるものの、エアコンと組み合わせることで強力な効果を発揮します。

では、8畳のお部屋で使用するなら、どのような商品が望ましいでしょうか？この記事では扇風機を選ぶ際のポイントをさまざまな観点からまとめました。ぜひ最後までご覧ください。

まずそもそもとして、扇風機には適用畳数の概念はありません。

本体前方に風を拡散させる電化製品のため、部屋全体のために使用するというよりかは、その場だけ風を起こして涼を取る使い方をします。

サーキュレーターと違い、風を直線的に届けるための構造はしていないため、「何畳用」といった概念はありません。

8畳のお部屋で使う扇風機をお探しなら、適用畳数以外のポイントを重視してくださいね。

適用畳数の設定があり、購入時にチェックすべきなのはサーキュレーターです。

空気の循環のために風を起こして、遠方まで送風するという電化製品としての機能上、サーキュレーターには適用畳数の概念があります。

そのため、8畳で使用するなら8畳までカバー可能な商品を選ばなければなりません。

もっとも、8畳用のサーキュレーターは、販売中の商品の中ではかなり小型で価格もお手頃な部類です。アイリスオーヤマといったおしゃれな低価格品を扱うメーカー品も多数ありますよ。

☆サーキュレーターの選び方やおすすめ商品が気になる方は、以下記事をご覧ください！

どの扇風機を選べばいいかわからない！

この記事にたどり着いた皆さんも、同じ悩みを抱えているのではないでしょうか？

本記事の目標はズバリ、

簡単に扇風機選びの失敗をなくすこと

です。

今回の記事では、選び方の解説に加えて実際に扇風機を購入した方500名を対象に行ったアンケート結果も取り上げ、購入前の不安を解消できる内容になっています。ぜひ最後までお付き合いください。

☆この記事を読めば失敗しない扇風機を選べます！

実は、たった3つのポイントを意識するだけで扇風機選びを失敗する確率がグッと下がります。

その3つのポイントとは、

これだけです。疑問に思う部分も多いかと思いますが、じっくり解説しますのでご安心ください。詳細はこのあと述べますが、

最終的に【CHECK】の扇風機に行き着くことになります。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけはすべて目を通してください！

モーターで何が変わるの？

と不思議に思われる方もいるのではないでしょうか。

扇風機には「DCモーター」と「ACモーター」の2種類あります。それぞれの違いを表にまとめました。

ほぼすべての項目で、DCモーターがACモーターを上回っています。扇風機は基本的にDCモーターが搭載されているものを選ぶようにしましょう。

価格の差を気にする方もいるかもしれませんが、風量段階が少なく静音性にもかけるACモーター扇風機は、購入後に後悔する可能性が高いです。

DCモーターでも5,000円前後とお手頃の価格もありますので、ぜひDCモーターの扇風機を選んでみてください。

就寝時には静音性が高いDCモーターの扇風機！

より静音性が高いモデルを求めるなら、DCモーターかつ騒音値が30dB以下であるかをチェックしてみましょう。中には最小作動音が7.5dBと非常に静かなモデルもありますよ。

扇風機の騒音値は大きいものだと50dB前後あります。例えると、家庭用エアコンの室外機レベルの騒音です。

確認しないで購入すると後悔する可能性が非常に高いので、しっかり確認してください。

細やかな風量調節はDCモーターだからこそ

DCモーターを採用したモデルは、5〜15程度の風量調節ができます。

ACモーターは弱・中・強の３段階が主流なので、「中だと弱すぎで、強だと強すぎる！」なんてヤキモキする場合があります。

細かく調整できるDCモーターなら、気温や体温の変化に合わせて柔軟に扇風機を使えますよ。

リビングファンは一般的な羽根あり扇風機で、リビングやダイニングなどの広い部屋でもしっかり涼めます。

平均的な高さは80～100cm程度で、ハイポジションモデルは110cm近くまで高くできます。ほとんどの商品にリズム・タイマー機能が搭載されているので、寝室でも安心です。

首振りの角度が広く、部屋全体を涼しくできるのがポイントです。また商品数が多く、低価格モデルから高級モデルまで選択の幅があります。

近年人気の羽根ないタワー型の扇風機は、気圧を利用してスリットから大量の空気を送り出します。ただ、リビングファンより風量は弱めの傾向があります。

形状がおしゃれでインテリア性が高いのが特徴です。羽根がない分コンパクトなので、収納にも困りません。また、羽根がないので小さいお子さんがいるご家庭でも安心して使えます。

リビングファンは、ファンガード・カバー・プロペラを外せるタイプが主流です。本体以外は水洗いできる商品も多いですよ。

分解して洗うのは手間はかかりますが、ホコリをしっかり落とせるので、衛生面を考えるとリビングファンがおすすめです。

よりお手入れしやすさを求める場合は、ファンガードが外しやすいかを確認しておきましょう。ファンガードを固定するツメが固かったり、専用の器具がないと外せないものがあります。

口コミでお手入れについてのレビューを探してみるのが1番安心です。

タワーファンはプロペラがないので、吸気口や本体を拭き掃除するだけです。お手入れを楽にしたい方にはぴったりです。

ただ、吸気口は表面しか拭けないため、掃除機で吸っても奥の埃が気になる場合があります。衛生面が気になる方はストレスに感じる可能性も。

しかし、基本的にタワーファンは簡単に分解できないものがほとんどです。気になる方は週に1〜2回、吸気口のお手入れをするのがおすすめです。

他に気にすべき項目があるのではないか

と不安の方もいるのではないでしょうか。

そこで、扇風機購入者421名が「もっと気にして買うべきだった」と後悔した項目を見てみましょう。

最も後悔が多い項目は「静音性」となりました。「寝ているときに扇風機の音で起きることがある」などの声が届きました。

静音性に関する後悔の声がたくさん届いたので、以下に一部抜粋してまとめました。購入前の皆さんは同じ思いをしないよう気をつけましょう。

静音性の解説を再度確認したい方は、もう一度選び方①に戻りましょう。

リビング・ダイニング・寝室に扇風機を導入するなら、リモコン付きの扇風機をおすすめします。

「別になくてもいいかなぁ」と思いがちですが、一度導入するとリモコンのない生活が耐えられなくなるほど便利です。

テレビのチャンネルを変えるのに都度テレビ本体に近づくと考えてみましょう。とても面倒ではないでしょうか。

それと同じことを扇風機でするのは地味に辛いですよ。ぜひ検討してみてください。

「思っていたより大きくて想定していた設置場所に置けない」とならないよう、扇風機の大きさが設置場所に合うかを確認しておきましょう。

421名に聞いたアンケートでも「思ったより場所を取って使わないときに場所を取る感じがする」などの声が届きました。

設置場所の幅・高さ・奥行きを必ず測り、購入予定の扇風機を置いたときどれくらい場所を取るか確認してみてください。

購入前には、扇風機の電源コードが設置場所近くのコンセントに届くかを確認しておきましょう。

扇風機購入者421名に聞いたアンケートでも「本当に置きたい場所までのコードがあと少し足りなかった」「延長コードを使用している」などの声が届きました。

購入前に把握しておけば、ケーブルが長いモデルを探したり、延長ケーブルを準備したりでき、購入後に困る要因を減らせますよ。

近年、家電のデザイン性を重視する方は増えている傾向にあります。

扇風機には、タワーファンをはじめとした縦型でスタイリッシュな見た目のものがあります。

従来の羽根あり扇風機と比べるとインテリア性が高く、近未来感のあるかっこいい雰囲気を作ることができます。

部屋に置いたときのバランスを重視したい方は、ぜひ検討してみてください。

羽根の枚数は風の質を左右します。羽根の枚数が少ないほど強力で直接的な風になり、多いほど肌にやさしい快適な風になります。

安いモデルは3枚羽根がほとんどで、風の心地よさの点ではいまいちです。おすすめなのは、3枚羽根と7枚羽根の間の5枚羽根モデルです。

7枚羽根のモデルはやわらかい風を堪能できますが、稼働中の音が大きい傾向にあります。音を静かにしたい方は、羽根の枚数も意識してくださいね。

扇風機の静音性を意識する際、盲点となりやすいのが首振り音です。使ってみて初めて、首振り時のヒンジからカタカタ音がする場合があります。

ただ、メーカーに問い合わせをしても故障でなければ「仕様です」と言われる場合が多いです。

特に価格の低い商品で発生する場合が多いので、購入前に首振り時の音に関する口コミがないか確認するのが安心ですよ。

首振り機能はほとんどの扇風機にありますが、違いが出るのは首振りの角度です。

基本的にリビングファンが一番角度が広く、タワーファンは狭いです。もちろん商品によって角度は違いがあるので、購入前に必ず確認しましょう。

リビングファンの中には、90℃真上を見上げる形になる商品があります。このような商品は、サーキュレーターの使い方もできるため、エアコン用にサーキュレーターとして兼用できますよ。

タイマー機能付きなら、就寝時や起床時に合わせて電源を切ったり稼働したりするので大変便利です。

切タイマーは電源の消し忘れを防げるので、就寝時に時間設定でOFFになるようにセットするだけで安心できます。

入タイマーは1・2・4・6時間で設定されているモデルが多く、起床する時間の少し前にセットすれば、活動前に部屋を涼しくしておくことができます。

扇風機の中には、空気清浄機と一体型になっているモデルがあります。羽根なし扇風機で人気なダイソンに該当する商品があります。

見た目がスタイリッシュでお手入れも比較的楽ちんと、性能面でも優れている点が多いです。

空気清浄機の導入を検討されていた方は、ダイソンの扇風機を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

扇風機には温風を出してくれるホットアンドクールというタイプがあります。1年中使えるので、扇風機を収納してストーブを出すなどの手間が省けます。

以下の記事ではホットアンドクールの扇風機の選び方とおすすめ商品を紹介しています。気になった方はぜひチェックしてみてください。

実は、扇風機のなかにはバッテリー搭載タイプのものがあります。このタイプは充電後、一定の時間コードレスで稼働させることができます。

短時間しか使わない方、コードの煩わしさを解消したい方は導入を検討してもいいでしょう。

近年、Wi-Fi対応扇風機が増えています。筆頭はダイソンの羽なし扇風機で、最新モデルは基本的にすべてWi-Fi対応でアプリで操作が可能です。

他にも、スマート扇風機など新しいジャンルの商品も増えています。スマートスピーカーと連携させれば声で操作可能なので、風量を変えるときの面倒さを解消できますよ。

シャープはDCモーターを中心に扇風機を取り扱っています。独特な形状の羽根のトリプルネイチャーウィング採用モデルや、首が左右だけでなく上下にも振る3D扇風機が人気です。

3D扇風機にはコードレスタイプもあり、電源を気にせずに好きな場所に移動して使えます。価格は10,000円以上の商品が多いです。

お手入れしやすさを重視する方は、ぜひ東芝の扇風機をチェックしてみてください。羽根にホコリ防止加工を施しているので、ホコリが溜まりにくく掃除の負担が軽減されます。

リモコン付き・タイマー機能付きのモデルもあるので、機能面もしっかりあります。

日立は大正時代から扇風機を製作している世界有数のメーカーです。日立の扇風機は独自技術で、扇風機の風が苦手な人でも心地よく風に当たれる「うちわ風」を実現しています。

全機種にチャイルドロックが搭載されており、小さいお子さんがいるご家庭でも安心して扱えます。

パナソニックは性能が高い扇風機がラインナップされています。8段階の風量調節・7枚羽根、ナノイーを搭載しているものまであります。

高性能の分価格は高めですが、予算に余裕がある方はぜひチェックしてみてください。

山善は、扇風機のラインナップが豊富なメーカーです。DCモーターやACモーター採用のリビングファンはもちろん、ハンディファン・小型の卓上ファン・クリップファンなどさまざまな扇風機を販売しています。

商品数がとても多いので、お気に入り商品を見つけやすいのが特徴です。また、10,000円以下の壁掛け扇風機やサーキュレーターも人気でコスパも優れています。

ダイソンは羽根なしのおしゃれな扇風機を取り扱っています。据え置き・タワー型・卓上があり、用途に合わせてサイズを選べるのが特徴です。

価格は30,000〜60,000円台と高めですが、空気洗浄機の機能も搭載されているので、1年を通して使えます。また、高速回転する羽根がないので、小さいお子さんがいても安心して使えるのも嬉しいですね。

アイリスオーヤマは、ハンディファンからリビングファンまで幅広いラインナップで扇風機を販売しており、中でもサーキュレーターは人気の商品です。

全体的に価格が安い商品が多く、DCモーター採用のモデルも10,000円前後で購入できるのでコスパに優れています。また、種類も多いので用途に合った商品を見つけやすいのが特徴です。

バルミューダは日本で創立した電気ケトルで有名な会社です。黒や白色を基調としたシンプルな商品が多く、おしゃれなデザインが特徴です。スタイリッシュな扇風機やサーキュレーターも人気で、DCモーター仕様で静音性に優れています。

シンプルなものから多機能なものまで選択肢の幅が広い扇風機は、自分の求める機能をピックアップして用途に合った製品を見つけることが大切です。さらに、部屋の広さに適したものを選ぶことでより快適な空間を作り上げられます。この記事でご紹介した内容をぜひ商品選びの参考にしてください。