日立 炊飯器 RZ-AC10Mの調査レポ

炊飯メニューにある「極上炊き」は、ふつう炊きよりもお米にしっかり給水させて炊きあがりにじっくり蒸らすことによってお米の粘りや甘みをより引き出す炊き方になっています。同じお米でもよりふっくらやわらかい炊きあがりで食べたいという方におすすめです。

内釜のフッ素加工は炊飯器を使い続けるうちにだんだん剥がれてきて、買い替えの要因にもなりますよね。RZ-AC10Mの内釜のカーボンフッ素加工は内釜で直接洗米しても問題ない強度で、万が一コーティングが剥がれてしまった場合も6年間の保証がついています。

炊飯以外に煮込み料理ができる調理メニューを選択できます。1～10分は1分単位、10～90分は5分単位で煮込み時間を設定できます。ポトフなど、お鍋で調理すると時々様子を見る必要がある煮込み料理でも、RZ-AC10Mなら材料を入れて待っているだけで調理が完了する点がおすすめです。

頻繁に使う炊飯器で気になるのは日々のお手入れのしやすさですよね。RZ-AC10M使うたびにお手入れする必要のある内蓋や蒸気キャップが取り外しやすいよう設計されておりお手入れが楽々です。また内釜に取っ手がついており、炊飯器から取り出しやすくなっている点もおすすめです。

圧力IH炊飯器を使っていたユーザーからは、極上炊きでも炊きあがりのご飯の艶やもちもち感がいまひとつに感じられるようです。RZ-AC10MはIH炊飯器なので圧力IH炊飯器で炊いたやわらかいご飯に比べると若干コシのある炊きあがりになるため、やわらかいご飯が好みの方は炊きあがりに不満を感じるかもしれません。

以前の機種からRZ-AC10Mに買い替えたユーザーからは、早炊きの時間が前よりも遅くなったというレビューが見られました。RZ-AC10Mの早炊きでは35分程で炊きあがるそうですが、以前使っていたものの方が5～6分早く炊きあがったそうです。待てないほどではありませんが、以前より新しい機種なのに早炊きに時間がかかるようになってしまった点は残念に感じられます。

RZ-AC10Mには付属品に立てて置くことのできるしゃもじがついています。しかし、このしゃもじを立てた時にバランスが悪く倒れそうになってしまうというレビューや、以前の機種のように側面にしゃもじを入れるポケットがついているほうが良かったとの声がありました。

他社製品だと3年程度の保証が多い中、RZ-AC10Mでは内釜のカーボンフッ素加工が6年も保証されています。レビューを見ると長らく使っていた以前の機種の内釜のコーティングが剥がれてしまったのでRZ-AC10Mに買い替えたという声が多く、内釜コーティングに6年も保証がついている点が購入の決め手になった方もいるようです。

高評価のレビューの中でかなり多かったのが内釜に取手がついていて良いというレビューでした。内釜に取手がついていることでご飯を多めに炊いても内釜をとりだしやすい点や、内釜を洗う際に取り外す時や洗米して炊飯器に内釜をセットする時に内釜をしっかり持てる点に感動している人が多いようです。

液晶画面が大きく見やすく、操作ボタンも押しやすいというレビューがみられました。また、操作もシンプルなので取扱説明書を読まなくても問題なくメニューを選択できたという声もあり、買ったその日からストレスなくご飯が炊けそうです。

RZ-AC10Mが2018年2月に発売されたモデルで、RZ-BC10Mは2019年2月に発売した新しいモデルになります。まず内釜ですが、RZ-AC10Mが取手付きの黒い釜だったのに対してRZ-BC10Mは外面が磨かれた取手付きの磨き釜に変更されています。内釜のカーボンフッ素コーティングは変わらず6年保証がついています。

その他、炊飯機能やサイズには特に違いはありませんが、RZ-BC10Mのほうが年間の消費電力量が多くなっています。

RZ-BS10Mは2018年12月に発売されたモデルになります。取扱説明書を見る限りスペックはほぼRZ-BC10Mと同じになっています。釜はRZ-AC10が取手付き黒釜なのに対してRZ-BS10Mは取手付き磨き釜で、炊飯メニューはふつう炊き、極上炊き、快速炊き、炊き込み、おかゆがあります。

またRZ-AC10Mと同じく煮込みメニューも選択できます。現在ではRZ-BS10M発売の数カ月後に新しく発売されたRZ-BC10Mの方が価格が安くなっており、無理にRZ-BS10Mを選択する必要はないように感じられます。

RZ-AC10MはIH炊飯器ですが、RZ-BV100Mは圧力スチームIH炊飯器であることが最大の違いです。RZ-BV100Mは2018年7月に発売されたモデルで、圧力をかけて炊飯することでやわらかくもちもちとした炊きあがりが特徴の炊飯器です。

内釜はRZ-AC10Mは取手が付いていましたがRZ-BV100Mは取っ手のない内釜になっています。しかしアルミ合金製の釜に鉄を打ち込む製法で熱伝導性が良く軽い内釜になっており、カーボンフッ素コーティングの6年保証も変わらずついています。炊き方も、極上炊きでしゃっきり・ふつう・もちもちと炊きあがりの食感を選べるようになっています。

しかし圧力スチームIH炊飯器だけあって、RZ-AC10Mと比べるとRZ-BV100Mは2万円近くもお値段が高くなってしまうところが悩みどころです。しかし、固めの炊きあがりより芯までふっくら炊けたご飯が好みという方にはRZ-BV100Mのほうがおすすめです。

RZ-AC10MのIH炊飯に対して、RZ-BG10Mは圧力IH炊飯ができるモデルになっています。RZ-BG10Mの内釜は取手がありませんが、熱伝導性の良い鉄製の釜になっておりより高温でおいしくご飯を炊き上げられるようになっています。

また、RZ-AC10Mにはない炊飯メニュー、調理メニューが搭載されています。例えば炊きあがりをしゃっきり・ふつう・もちもちから選べる極上炊きや、消費電力量を抑えられるエコ炊飯、雑炊・温泉卵・ケーキを作れるバラエティ調理メニューが使用できます。

価格はRZ-AC10MよりもRZ-BG10Mの方が1万円程度高くなってしまいますが、IH炊飯器の固めの炊きあがりよりもふっくらやわらかい炊きあがりが好みの方で、炊飯器にかける費用を抑えたいという方には圧力IH炊飯器の中でもお手頃価格なRZ-BG10Mがおすすめと言えます。

日立　極上炊き　RZ-AC10M IH炊飯器について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

価格がお手頃なのに内釜のカーボンフッ素コーティングに6年保証がついている点や、内釜の扱いやすさや普段の操作・お手入れをしやすい点が好評でした。

しかし、圧力IH炊飯器に比べると炊きあがりにコシがあるため、ふっくらもちもちとしたご飯が好きな方はあまりおすすめはできません。

固めの炊きあがりが好きな方や、多くの機能はいらないので炊飯の操作やお手入れを楽にしたいという方にはおすすめです。

頻繁に使う炊飯器だからこそ、炊きあがありの好みや日々の使い方に合った製品をよく検討して選びたいですよね。 ぜひ色々な視点からあなたにぴったりの製品を探してみてください！