象印 炊飯器 NP-VZ10の調査レポ

NP-VZ10には吹きこぼれを気にせず、沸騰後も火を引かずにIHの高火力で炊き続けるという「豪熱沸騰IH」の機能が搭載されています。これにより内釜自体が発熱し強い火力で一気に釜全体が均一に加熱する事ができるので、芯までふっくらしたご飯が炊き上がります。

NP-VZ10には選べる2つの保温機能が付いています。潤いとつやを守る「うるつや保温」と、より高い温度でご飯を食べたい方におすすめの「高め保温」があります。底についているセンサーが最適な火加減で温度コントロールをし、水の蒸発を押さえて30時間まで美味しく保温できます。

NP-VZ10には白米と玄米に使えて、お米の美味しさを引き出す「熟成炊き」という機能が搭載されています。この熟成機能は、炊飯前にお米に水分をしっかり吸水させることでお米の芯からアルファ化を促進しふっくら炊き上げるという、嬉しい機能となっています。熟成炊きをする事で、お米の甘み成分の1つである溶出還元糖量が約2.3倍にもなるそうで、普通に炊くよりも、より美味しくなります。

熟成炊きの玄米も、余熱や炊飯時間を長くした専用の炊き方で炊き上げるため、甘み成分の1つである溶出還元糖量は約2.3倍に上がり、ギャバもアップするのでうまみが更に上がった美味しい玄米を堪能できます。それぞれのお米にあった熟成炊きの機能は、NP-VZ10の中でもとてもおすすめしたいポイントです。

NP-VZ10には、白米や玄米などのご飯メニューの他にも、「パンメニュー」と「ケーキメニュー」があります。パンメニューは、発酵から焼きあげまで炊飯器1つで手作りパンが楽しむ事ができ、丸パンやメロンパンなどのパンが作れるメニューです。

そしてケーキメニューは材料を入れたら後はキーを押すだけでマイコンが性格に温度コントロールしますので、ふっくらとした焦げ付きのないケーキを焼くことができます。炊飯器なのに本格的なパンやケーキを簡単に楽しむ事ができますので、料理やお菓子作りにも幅が広がりそうです。

NP-VZ10を購入して、最初にご飯を炊いた方に、炊き上がりが硬く感じるという声が多く聞こえました。どうやら、NP-VZ10の初期設定がエコモードになっていて、エコモードの仕様がやや硬めに炊き上がってしまうそうです。エコモードを解除して炊くか、水を少し多めに入れて炊くかでまた違ってくるそうなので硬めに感じる方は試して見ると良いかもしれません。

NP-VZ10には予約の時には音で、炊き上がり時には音楽で知らせてくれる機能がありますが、人によってはうるさく聞こえて少し不快に感じる方もいるようです。音で知らせてくれるのも便利ですが、やはり個人差が出てしまう点でもあります。ただ、音は設定で消せるようなので安心して使う事もできるようです。

NP-VZ10はIH構造の、豪熱沸騰IHの機能を搭載していますが、店頭などで魅力を感じ購入された方の中には、思ったほど美味しくないと感じる方もいます。主に圧力IHを使っていた方のようですが、やはり圧力IHと非圧力IHでは超えられない差があるようです。

NP-VZ10には、内釜に丸底の「黒まる厚釜」を使っています。お米が対流しやすく釜全体に熱が伝わる優れもののようですが、内釜にご飯がこびりつきやすいとの声が聞こえてきました。内釜自体は重すぎる事も無く扱いやすいとの事ですが、コーティングが剥がれやすいのか、こびりつきに悩む方もいるようです。

NP-VZ10には「うるつや保温」という機能が搭載されていますが、ご飯を1日に1回だけ炊くという生活スタイルのご家庭にはとても好評です。通常長い時間保温しておくと、ご飯がパサついてしまったり、匂いが出たり、黄色っぽい色に変色したりと美味しさが損なわれてしまいます。

しかし、夜に炊いたご飯をうるつや保温で保温し、朝食べてみると匂いも無く、ふっくらと美味しく食べられるとのことです。ご飯を1日に何回も炊くのはとても大変ですので、保温機能が優れていると炊飯回数も減らす事ができてとても嬉しいですね。

NP-VZ10でご飯を炊くと、とてもふっくら炊き上がるという声がたくさん聞こえてきます。通常モードで5合の場合、45分でふっくらと炊き上げ、急速モードで30分ぐらいで炊き上げてもふっくらさはちゃんとあるとの事なので、時間が無いときにとても助かります。

また、熟成炊きをすると、時間はかかりますが、甘さとふっくら加減がよりアップしているので、色々な炊き方を試したい商品です。しかも、炊き上がりが、かため・ふつう・やわらかめの3段階から調節できるようですので、そのご家庭の好みに合わせたご飯を炊くことができる非常に優秀な炊飯器だということがわかります。

NP-VZ10には、クリーニング機能が付いていて、炊き込みご飯を炊いたり、パンやケーキを焼いたりした時にと匂いを軽減させます。実際に使ってみると、スッキリ匂いもとれるそうで、安心して白ご飯以外の物にチャレンジできそうです。また、上蓋内側の蓋が取りやすく、掃除もしやすいとのことなので、毎日の掃除も楽になりそうですね。

NP-VZ10は価格は1万円台購入できるというお手頃価格の炊飯器ですが、その価格の割には機能が充実していてコストパフォーマンスが高いとの評判が聞こえてきます。ご飯の炊き方も3種類から選べてふっくらと炊き上げ、保温機能も申し分なく、クリーニング機能や、パンにケーキも焼ける象印ならではの高機能がギュッと詰まっていますので、この価格帯にしてはコスパがよい炊飯器と言えるでしょう。

NP-VZ10とNP-VI10は共に象印の炊飯器ですが、画像を見比べてみると、形や色、液晶部分にボタンの配置など全く同じ物のようですが、商品型番が違います。NP-VZ10とNI-VZ10にはどんな違いがあるのでしょうか。

象印のHPで商品情報を見てみると、NP-VI10には数量限定と記載されていますので、数量限定モデルとしてNP-VI10の型番商品が作られたようです。NP-VZ10とNP-VI10の商品情報を象印のHPで見比べてみても、豪熱沸騰IH・熟成炊き・白米炊き分け3コース・うるつや保温・クリーニング機能などの特徴や、パンやケーキが作れるメニュー、商品仕様などが全く一緒でしたので、同じ商品だというのがわかります。

NP-VZ10にも一升炊きサイズのNP-VZ18があるように、NP-VI10にも同じく一升炊きサイズのNP-VI18がありますので家族の人数や、用途に合わせて炊飯器の容量を選ぶことができます。NP-VI10は数量限定商品ですので、在庫が終了したらもう購入できないという点が唯一違うことだと思われます。購入を迷われているようでしたら、価格を見て検討するのが良さそうですね。

NP-VZ10とNP-VJ10は共に同じ象印の「極め炊き」という炊飯器ですが、画像を見比べてみると本体カラーが違うことを覗けば、液晶パネルやボタンの位置など非常によく似た商品のようです。NP-VZ10とNP-VJ10にはどんな違いがあるのでしょうか。

NP-VZ10は2018年8月発売でNP-VJ10は2017年7月発売となっていて、NP-VZ10はNP-VJ10よりも新しいモデルです。NP-VJ10に搭載されている機能は豪熱I沸騰H・ご飯の炊き分け3コース・うるつや保温・熟成炊きなどの機能はほぼ一緒で、パンやケーキを美味しく作るメニュー・黒まる厚釜の内釜も同じです。

NP-VZ10とNP-VJ10の違いは、NP-VZ10には新たに搭載されたクリーニング機能が付いた事です。クリーニング機能は、炊き込みご飯や、ケーキやパンを焼いて匂いがこびりついてしまった時に匂いを軽減させます。この機能があると匂い残りか気にならなくなるので便利な機能となっています。

価格にも前のモデルになるので、差がありますが匂いが残るのは嫌だと思う方には新モデルのNP-VZ10がおすすめですが、価格を押さえたい、クリーニング機能は無くても良いと思う方には、ご飯の炊き上がりの美味しさには変わりないNP-VJ10もおすすめの商品です。

NP-VZ10の商品情報やおすすめポイント、口コミなどを見てきましたがいかがでしたでしょうか。NP-VZ10は低価格でありながら、象印ならではの機能が充実した優れた炊飯器だということがわかりました。口コミを見ても高評価のものが多い印象を受けます。

ご飯の炊き上がりが硬めという点についても、炊飯器の設定で改善されますので、豪熱沸騰IHで炊き上げるご飯の美味しさを存分に堪能できるかと思われます。保温機能もご飯の味を損なう事無く長時間でも美味しく食べられるので、1日に何度も炊きたくない場合にはとても重要なおすすめポイントです。

高機能で美味しいごはんが食べたいけど、そこまで炊飯器にお金をかけたくないという方には、このNP-VZ10はとてもおすすめな商品となっています。白米だけに収まらず、色々なメニューで使い倒してみたい炊飯器ですね。