ソニー テレビ KJ-55X9500Gの調査レポ

SONY独自の次世代高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載しており、従来品に比べて映像分析能力が飛躍的にアップしました。それにより、コントラスト・色の再現度・残像感といった機能が向上したため、圧倒的な映像の美しさを体感できます。

通常の4K液晶テレビのスピーカーが画面下部のみに配置されているのに対して、KJ-55X9500Gは背面上部にもサウンドポジショニングトゥイーターを搭載しています。そのため、多方向から音が聴こえるようになり、画面が大きくなっても臨場感のあるサウンドが楽しめます。

Android TV（TM） 機能を搭載しているので、NETFLIX・amazon prime・hulu・TVerなどのネット動画をテレビで簡単に視聴できます。ネット動画の起動は早く、新しいアプリもインストールできるので、タブレットやパソコン代わりに使えて便利です。

光の反射で画面が見づらいという声がありました。映像の美しさには満足しているものの、太陽光・電球が画面に反射したり映り込んだりすることで、どうしても見づらく感じてしまうようです。テレビの置き場所を工夫するなどして対応するしかなさそうです。

外付けHDDによって簡単に録画ができますが、同時刻に録画できるのは1番組だけで同時録画はできません。他メーカーでは2番組の同時録画に対応している製品があるため、さまざまな番組を見たいユーザーからは不満の声があります。

SONY独自の高音質な機能を搭載していますが、すこし物足りないという口コミがありました。映画やライブ映像といった、より音質が大事なコンテンツを視聴する機会が多い方は、別途スピーカーを繋いだ方がいいようです。

時々フリーズして動かなくなるという口コミがあります。フリーズの原因は不明ですが、ほとんどの場合はコンセントを抜いたり、主電源を切ったりしてリセットをすると元に戻るようです。しかし、原因のわからないフリーズが何度も起こるというのは、少々気になるレビューです。

サクサクとした操作感が気に入っているという口コミがありました。電源やアプリの立ち上げに時間がかからないので、イライラすることがないようです。リモコンの使い勝手も向上しており、すべての操作において高い満足感が得られそうです。

画質の美しさには多くの高評価が集まっています。コントラスト・色の再現度・黒の表現が素晴らしく、特に10年ほど前のテレビから買い替えたという方からは、毎回うっとりするというレビューがありました。4K対応なので4K映像もきれいに見られるようです。

音声で入力できる機能が便利で使いやすいという声がありました。各種設定やアプリの検索など、手で入力するのは以外と面倒です。しかし、話すだけでこれらの作業が行えるので、間違いも少なく時間も短縮になるようです。

薄いベゼルとメタリックな足元がかっこいいという声がありました。リビングで大きな存在感を示すテレビなので、デザインは重要なポイントです。さすがSONYと思わせるクールなデザインは、リビングにも馴染みやすいようです。

KJ-55A8Hは2020年に発売されました。2019年製のKJ-55X9500Gより新しいモデルです。55型の大画面はKJ-55X9500Gと同じで、デザイン的にも大きな違いはありません。KJ-55X9500GとKJ-55A8Hの最大の違いは「液晶」か「有機EL」かということです。

KJ-55A8Hは有機ELパネルを採用しています。有機ELはバックライトを照射して映像を映し出す液晶と異なり、画面そのものが自発光しています。そのため、液晶テレビよりも薄く、より美しい映像を再現できます。KJ-55A8Hの映像はより鮮明で、特に残像の多いスポーツやアクション映画を見る際は高い満足感が得られます。

また、KJ-55A8Hには「アコースティック サーフェス オーディオ」という機能が搭載されています。これは、画面を震わせて音を出す機能です。画面全体から音を感じられるので、まるでシアターにいるような迫力ある臨場感を体感できます。

しかし、価格はKJ-55A8Hの方が高くなります。両者の違いは、有機ELか液晶か・アコースティック サーフェス オーディオ機能の有無・価格の３点です。映像や音質へのこだわりがあり、より薄いテレビをお求めの方にはKJ-55A8Hがおすすめです。

KJ-55X8000HもKJ-55X9500Gよりは新しいモデルです。KJ-55X8000Hも4Kチューナーが内蔵されたAndroidTVなので、美しい画質でさまざまなコンテンツを手軽に楽しめます。しかし、価格はKJ-55X9500Gよりも安くなっています。その理由は画質と音質にあります。

KJ-55X9500Gに搭載されている次世代高画質プロセッサー「X1 Ultimate」が、KJ-55X8000Hには搭載されていません。その他に、高輝度技術・倍速機能・バックライトでもKJ-55X9500Gと比較すると若干劣る設定になっています。また、スピーカーも下方向に2カ所あるのみです。

ただし、搭載チューナーの種類や数は同じで、対応するアプリも同等です。画面サイズも同じ55インチあり、通常の映像を楽しむには画質も引けを取りません。より高レベルの映像や音声を楽しみたい場合はKJ-55X9500Gがおすすめですが、予算を気にする方や画質や音質に大きなこだわりのない場合は、KJ-55X8000Hでも十分と言えます。

KJ-55X9500Gについて、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

次世代の高画質プロセッサーを搭載しており、SONYならではの映像の美しさを堪能できるテレビです。口コミではもの足りないといった意見があったものの、より臨場感を追求したスピーカー機能も注目ポイントです。また、さまざまなコンテンツを大画面で楽しめるAndroidテレビは、家族みんなが満足できます。

以上のことからKJ-55X9500Gは

• 映像が美しいテレビが欲しい
• サクサク操作したい
• 有機ELではなく液晶テレビがいい
• 音質にもこだわりたい
• さまざまなアプリやコンテンツを楽しみたい
• 音声入力機能が欲しい
• リビングに馴染むかっこいいデザインがいい

という方におすすめです。