東芝 空気清浄機 MB-17

MB-17は本体に水を注ぎ、ソリューションを溶かすことで空気の洗浄液とします。また香りを楽しむこともできます。

MB-17はPM2.5等の有害物質を水に溶かして処理するため、フィルターはありません。

MB-17は空気清浄機でありながら、使用するソリューション（洗浄液）にフルーティアップル、グレープフルーツ、ベリーローズといった約20種類のアロマの香りが用意されています。

さらに花粉症やたばこに効く追加リキッドも発売されています。

オプションで様々な効果を追加できるスケーラビリティがMB-17の特長と言えるでしょう。

MB-17はファッション性のみを追求した製品に見られがちですが、空気清浄機としての性能も十分に備えています。

MB-17は本体の隙間から空気を取り込み、本体内のソリューションを溶かした液体で空気の除菌・消臭を行います。

具体的には、液体が空気中の有害物質やウイルスを「カプセル化」することでそれらを不活性化します。

有害物質やウイルスにカプセル化処理を施した後にミストとして放出することで、空気が綺麗になるという仕組みになっています。

各種の研究機関によって99.6%のウイルスが除菌され、PM2.5は90%減少、タバコのニオイも低減されることが確認されています。

MB-17の大きな特長としてその球形のデザインが挙げられます。

球状の空気清浄機はおそらく他には存在せず、とても個性的です。

直径20cmのコンパクトなサイズのため、置き場に困ることはありません。

また動作中はLEDライトにより全体が光るため、インテリアとしても楽しめます。

デザインのオシャレさという点では空気清浄機の中でもトップクラスに位置するのは間違いなく、これを目当てに購入する人も多いと思われます。

MB-17が本当に空気清浄機としての機能があるのかどうか、疑問を感じるという声があります。

少なくとも、空気が綺麗になったことを実感している口コミは全く見受けられませんでした。

一般的な空気清浄機は空気を吸い込み、有害物質やホコリをフィルターに付着させた後、綺麗になった空気を排出しています。

しかしこの製品は空気をソリューションを溶かした水に触れさせただけで、そのまま排出しています。

メーカーが主張しているような「カプセル化」という処理を施しているのかもしれませんが、空気から有害物質は除去されないということです。

メーカーはソリューションにより有害物質がカプセル化されていると主張し、開発にかかわった生産元のシンガポールの大学の研究者のプロフィールや、各種研究機関による検証結果を掲載しているものの、本当に信頼できるのがはわからないと感じている人も多いのではないでしょうか。

ただしニオイについては、アロマの香りで打ち消されるために、実際に脱臭出来ているかどうかは問題にならないとは言えます。

本体の値段は実勢価格で3万円前後します。

この価格なら大手メーカーの多機能な空気清浄機を購入できます。

空気を取り込んで液体にろ過して排出するだけの機能の製品ですが、メーカー直販の価格を高く感じた人もいます。

また追加で本体内の水に溶かすソリューションの購入も常時、必要です。

とはいえ口コミで価格が高いと感じている人は意外と少ない印象も受けました。

大手メーカーの箱型の白物家電とは全く違った外観の、オンリーワンなデザインの製品というだけでお金を払える人は世の中に意外と多くいるのかもしれません。

価格が安く無い割に、作りがしっかりしていないという指摘があります。

上の方が最初からさびていたという声や、1か月で電源が入らなくなった、1年も使っていない位のに傷だらけになって、5cmのヒビも入ってしまったという声もあります。

大手メーカーの製品とは違い、信頼性に問題があるのかもしれません。

MB-17は球形のデザインが大きな特長ですが、その形状故に当然、安定性が悪いようです。

表面積の1/8程度の部分で全体を支えているため、少し押すとすぐ倒れてしまうとのことです。

そして中には水が入っているため、倒れると水浸しになります。

支えるために回りに物を置くと、見栄えが悪くなり、この製品の特長であるデザイン性が損なわれてしまいます。

水が入っている製品の形状が球体というのは無理があるのかもしれません。

空気清浄機でありながら、アロマの香りを楽しめるのはMB-17の大きな特長でしょう。

香りを出すソリューションの種類が豊富で、たくさん購入して切り替えて楽しんでいる方もいらっしゃるようです。

音が静かで、うるさいという指摘は見られませんでした。

普通の空気清浄機のように、部屋の空気を徹底的に綺麗にするという性質のものではないので、香りが広まる程度の風量で抑えられているから静かなのではないでしょうか。

購入した方々の全員が、このボールのような球状のデザインを気に入っての事だと思われます。

そのため、実際に空気が綺麗になっているかよりも、見た目の良さとアロマだけで満足している人が多く見受けられました。

本格的な空気清浄機能を求める人は、最初からこの製品を買い求めることはないのでしょう。

MB-18はMB-17より1ヶ月後に発売されたモデルです。

外観、スペック、付属品は全く同じです。

現在はMB-17は在庫がほとんどなく、MB-18が多く出回っているので、この白いモデルが欲しい方はこちらを購入されると良いでしょう。

MB-22はMB-17より2年後に発売されたモデルです。

最大の違いはアダプターです。MB-22はそれ以前のMB-17,18,19といったモデルのアダプターから変更されていて、流用できません。

それ以外のスペック、付属品は同じです。

（ソリューション計量カップがMB-22からは無いように記載されたサイトもありますが、ついています）

外観は白が基調なのは同じですが模様がわずかに変わっています。

このシリーズを購入する場合は、より新しいモデルのほうが良いのかもしれません。

MB-25はMB-17より2年後に発売されたモデルです。

スペック的な仕様はMB-22と同じで、外観が少し違います。

MB-25は帯の部分が木目調になっていて、MB-22のホワイトに対し、Mb-25はナチュラルという名称になっています。

つまりカラーバリエーションの違い程度の差ということなのでしょう。

見た目が気に入ればMB-25を購入されると良いと思われます。

MM-1AはMB-17より4年前のモデルです。

マジックムーンという名称で、MBシリーズのマジックボールとは別のシリーズという扱いになっています。

最大の違いはサイズが直径17.5cmと小さくなっていることでしょう。

また外観も同じ白を基調しているとはいえ、だいぶ違います。

空気洗浄適用範囲は20畳とMBシリーズと違いはありませんが、サイズが小さいために、中のソリューションが空になるのがMBシリーズよりも早いことが予想されます。

また公式販売サイトでの価格はMBシリーズよりも1万円近く高くなっています。

よってMBシリーズの方の購入をおすすめしたいところですが、古い製品にもかかわらず公式サイトでは緊急再入荷と書かれているので、サイズの小さいMMシリーズを希望する人は意外と多いのだと思われます。

アンティバックの空気清浄機 MB-17について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

MB-17の概要は以下になります。

他の空気清浄機では見当たらない球形の個性的な形状が魅力的であること。

アロマの香りが発生し、香りの種類を豊富なスペア製品の中から選択できること。

空気清浄機としての性能を確認できたという口コミは見当たらないが、ニオイについてはアロマの香りで解消できること。

以上のことから

・大手メーカーの箱型の白物家電のような空気清浄機に飽き飽きしていること。

・花粉症などの健康問題を早急に解消する必要性には迫られてなく、それよりもデザインやアロマの香りを楽しみたい人。

そんな方々には是非、このMB-17をおすすめしたいと思います。