パナソニック テレビ TH-49FX600の調査レポ

VIERAのTH-49FX600には独自のカラーマネジメント回路が搭載されています。

「色忠実補正エンジン」が映像の色彩を忠実に再現し、低輝度から高輝度まで色鮮やかで臨場感のある4K映像を楽しむことができます。

VIERAのTH-49FX600にはチューナーが2つ搭載されているため、番組を見ながら裏番組を外付けハードディスクに録画できるようになっています。

ご家族で同じ時間帯に観たいものが重なってしまった時も安心ですよね。

液晶テレビには原理上、斜めから見るときれいに表示されないという特徴があります。

テレビ画面が上下左右のどの角度まで正常に表示されるかを「視野角」と呼びますが、VIERAのTH-49FX600は視野角が広く高画質なIPS方式を採用しています。

画質について満足しているというレビューが多い中、スポーツなどの動きが激しい映像については画面が粗くなることがあるとのレビューがみられました。

また、文字が素早く動くと残像が残るのが気になるという声もあり、スポーツ観戦やテロップの早い動画を視聴する際にストレスを感じてしまうかもしれません。

TH-49FX600は4Kテレビですが、4Kのチューナーを搭載していないため4K放送を見るには別途チューナーを購入する必要があります。

そのため4K放送を楽しみたいユーザーからは「4Kチューナーも内蔵されていればよかったのに」というレビューが寄せられていました。

TH-49FX600に買い替えたユーザーからは接続端子が少ないという声も多くみられました。

具体的にはUSB端子を増やしてほしい、VGA端子がないと不便というレビューがあり、中には接続端子が足りずに以前使っていた機器を接続しきれなかったという人もいるようです。

TH-49FX600は4K液晶テレビの中では価格が安い点が魅力ですが、価格に対して映像がきれいというレビューが多数みられました。

テレビの価格が安いと「ひょっとして画質が悪いのではないか」と不安になることもあるかと思いますが、TH-49FX600を購入した方は価格以上の映像の美しさに満足している方が多いようです。

TH-49FX600はインターネット接続をすればYoutubeやAmazonビデオ、NetflixなどのVODサービスの映像も楽しむことができます。

Youtubeには4K映像の動画もあるため、4K映像の迫力を楽しみたい方からはインターネット上の動画が見られる点が好評のようです。

TH-49FX600を購入した方で、すでに同じ機能のパナソニック製のテレビを持っている方からはお部屋リンク機能が便利とのレビューもありました。

録画した番組をTH-49FX600で観られるだけでなくもう片方のテレビでもみることができるので、わざわざ部屋を移動しなくても録画した番組を楽しむことができて便利とのことでした。

TH-49FX750はTH-49FX600と同じく2018年の2月に発売された機種で、TH-49FX600よりも高性能な仕様になっています。

画面サイズは49インチで4K対応のIPS方式という点はTH-49FX600も同じなのですが、一番大きな違いはTH-49FX750に倍速表示機能がついているという点です。

倍速表示機能とは、本来なら1秒間のフレーム数を倍にすることで残像感を低減する技術です。例えば1秒間に60フレームの映像に対して補完するフレームを入れて120フレームで表現することで、スポーツなどの動きの早い映像でも画質を落とすことなく快適に観ることができます。

また細かい違いとしては、TH-49FX750ではBluetooth接続ができるようになっている点や、TH-49FX600だとUSB端子が2つなのに対してTH-49FX750は3つUSB端子がある点が挙げられます。

その分価格はTH-49FX750の方がTH-49FX600よりも2万円ほど高くなっています。しかし、テレビでのスポーツ観戦をよりクリアな映像で楽しみたいという方にはTH-49FX750の方がおすすめと言えるでしょう。

TH-49EX600は2017年4月に発売されたTH-49FX600以前の機種です。

画素数が3840×2160という点は同じなのですが、TH-49FX600より1年ほど前に発売された機種ということでTH-49EX600の方が様々な点でスペックが低くなっています。

まず大きな違いとしてHDRの方式がTH-49FX600はHDR10とHLGなのに対し、TH-49EX600はHDR10のみとなっています。HDRの方式によって明暗の幅の表現が変わってくるため、光や影の表現の美しさを求めるのであればTH-49EX600よりもTH-49FX600を選んだほうがよいと言えます。

また、TH-49FX600はU-NEXT、Rakuten TVなどのVODサービスにも対応していますが、TH-49EX600は未対応です。

入力端子についても、TH-49FX600には光デジタル音声出力端子、LAN端子、ヘッドホン出力端子が1つずつありますがTH-49EX600にはついていません。

価格についても現在では後で発売されたTH-49FX600の方が安くなっているため、機能面でも価格面でもTH-49FX600を選ぶのがおすすめです。

TH-49GX500は2019年8月に発売されたTH-49FX600よりも新しい機種です。

TH-49FX600とTH-49GX500の一番大きな違いは、4Kチューナーが内蔵されているという点です。TH-49FX600は4K対応ではあるものの4Kチューナーは内蔵されておらず、その点に不満を感じているレビューも見受けられました。しかし、TH-49GX500はBS4Kと110度CS 4Kのチューナーが1つずつ搭載されています。

また、TH-49GX500にはGooleアシスタントやAmazon Alexaと連携できる仕様になっているため、テレビを音声で操作することも可能になっています。

4Kチューナー内蔵やスマートスピーカーと連携できるTH-49GX500ですが、今ではTH-49FX600より1万円ほど高い価格で購入できる状況になっています。

もし4Kチューナー内蔵でなくてもよい場合はTH-49FX600を選んでコストを抑えるのも良いですし、1万円ほど高くなっても4Kチューナーが欲しい場合はTH-49GX500を選ぶほうが良さそうですね。

パナソニック VIERA のTH-49FX600種類について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

TH-49FX600は4K対応テレビの中では比較的価格が安いものの、色忠実補正回路やエリアコントラスト制御によって、色鮮やかで高コントラストな映像を楽しめるところが魅力です。

動きが早い映像を観る時に画面が粗くなるというレビューがあるため、テレビでのスポーツ観戦がお好きな方やテロップが素早く動く動画を観る方には不向きと言えます。

スピーディーな映像を観る機会が多いという方にはTH-49FX600よりも価格が高くはなるものの、倍速表示機能のついたTH-49FX750を検討してみると良いかもしれません。

テレビは一度買ったら数年間使う家電ですし、その間に映像の画質も年々良くなっていくことを考えると、どんなスペックのテレビを購入すれば後悔しないかとても悩みますよね。

予算とも相談しつつ、ぜいご自身にあったテレビを探してみてください。