日立 ドラム式洗濯機 BD-SG100BLの調査レポ

BD-SG100BLは洗濯乾燥機としての必要十分な機能を搭載したスリムモデルです。

洗濯～乾燥までスイッチ一つで完了できる洗濯乾燥機。上位機種に搭載されている温水洗浄や風呂水ポンプ機能はありませんが、普段のお洗濯には十分対応できるでしょう。本体価格を抑えながらドラム式洗濯乾燥機を手に入れるなら、BD-SG100BLがぴったりです。

BD-SG100BLは6㎏までの衣類を乾燥させることができます。

時速約３００kmの風を吹きかける日立の独自技術「風アイロン」で、量が多くてもしわを軽減しながら乾燥させます。防しわ加工されているワイシャツなら、乾燥機から出してすぐに着用することも可能です。

「自動おそうじ機能」では洗濯槽の裏側などの見えない部分の皮脂汚れ、洗剤カス、菌、黒カビの胞子などをお洗濯のたびに毎回きれいな水道水で洗い流し、除菌や黒カビ発生を抑制することができます。

1回ごとにかかる水道代はわずか約2.8円。時間のかかる槽洗浄の回数も削減でき、毎日気持ちよくお洗濯できます！

ドアを閉めていればそこまで気にならないようですが、縦型の洗濯機に慣れている人であれば、乾燥時の音が気になるかもしれません。

設置場所によっては制振マットなども検討が必要かもしれません。

初めて洗濯乾燥機を導入した人の中には、乾燥時間の長さに驚く人もいました。洗濯～乾燥運転で3時間程度、案外長くかかるという意見もありました。

カラーバリエーションは白のみ。また、ドアの開閉方向も左開きのみです。

清潔感があってよいという声もありますが、置き場所によって、違う色が欲しかったという人もいるようです。また、ドアの開閉方向も設置場所との干渉についても重要ですから、購入前にしっかり確認することが必要です。

毛布や肌掛布団などの大物を洗濯することもできますが、別途「お洗濯キャップ」を購入する必要があります。「お洗濯キャップ」が同梱されていないことにがっかりした方もいるようです。

BD-SG100BLは日立より同年発売されたドラム式洗濯乾燥機の中でも最下位モデルではありますが、毎日のお洗濯に必要な機能はしっかり押さえられています。

価格を抑えて購入したが特に不満はない、基本性能十分の堅実な製品という印象です。

幅63cmとドラム式洗濯乾燥機としてはスリムなタイプです。

設置場所に合わせて機種選択をした方も多く、マンションの限られた洗濯機スペースにも問題なく設置できた、ドアを通ることもできたという方が多いですが、6kgモデルの後継として購入した人や初めてドラム式を購入した人の中には思ったより大きかったという意見もありました。

汚れ落ちについてはかなりの高評価でした。短い時間でも汚れが落ちる、絡まりも少なく特に不満はないという声が多いです。

日立の洗濯槽は直径が大きく、たたき洗いがしやすいのではという分析もされていました。

乾燥についても「風アイロン」機能が高く評価されていました。

しっかり乾き、タオルもふわふわになるという声が多数でした。

しわになりにくいためノンアイロンシャツと組み合わせて時短にになるとの意見もあり、喜ばれています。

BD-SV110BLはBD-SG100BLの1ランク上の上位機種です。

ランクが一つ上がるだけで、多彩な機能が付加されます。

まず、外観ですが、サイズはBD-SG100BLとほぼ同様の幅60cmのスリムサイズ。操作パネル周りのカラーを、シャンパンとシルバーの2種類から選ぶことができ、右開きタイプもあります。

次に、洗濯容量ですが、BD-SV110BLは11kg、BD-SG100BLよりも1kg多く洗うことができます。乾燥容量は6kgと両者同じです。

一番大きな違いは風呂水洗濯機能と温水洗浄機能が使えること。また、消費電力にも差があります。

やはり、風呂水洗濯の節水効果は大きいですし、温水洗浄機能が使用できると汚れのひどいものの洗濯にはかなり有利です。衣替え前の黄ばみ予防にも有効ですね。

消費電力の面では、洗濯～乾燥時にBD-SG100BLは約970Whであるのに対し、BD-SV110BLは約770Whと大幅に少ないです。毎日乾燥まで行うのであれば、やがて大きな差になってきます。

数万円の価格差はありますが、10年スパンでのランニングコストを考えると上位機種のBD-SV110BLを購入しても十分元が取れると思われます。

総合的にはBD-SV110BLのほうがおすすめです。

BD-SG100CLはBD-SG100BLの翌年に発売された後継機種です。

BD-SG100BL同様、毎日のお洗濯に必要な最低限の機能をコンパクトにまとめています。

「風アイロン」でしわ軽減の乾燥機能、洗濯槽を洗い流す「自動おそうじ」機能が搭載される一方、洗剤自動投入機能、温水洗濯、ナイアガラ洗浄、風呂水洗濯機能がないのも同様です。

スペックを比較すると、洗濯時消費電力がBD-SG100CLは140 W、BD-SG100BLは155WとBD-SG100CLが優勢となっており、その他はほぼ同様となっています。

2017年発売のBD-SG100BLと比べて2018年発売のBD-SG100CLのほうが入手性に優れます。一般の家電量販店ではBD-SG100BLは取り扱いが終了しています。

価格面でも大差なく、現行のBD-SG100CLをおすすめします。

日立 ビッグドラム洗濯乾燥機　BD-SG100BL の種類について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

最低限の機能をしっかりと抑えた洗濯乾燥機で、価格と機能のバランスの取れた満足度の高い製品といえます。

しかしながら、温水洗浄機能が欲しいと感じた人や洗濯回数の多い人には、機能やランニングコストの面から上位機種のBD-SV110BLがおすすめです。

数日分をまとめて洗濯する人やとにかく導入費用を抑えたい人、あまり多彩な機能を使いきれないと感じる人にはBD-SG100BLや後継機種のBD-SG100CLが最適といえるでしょう。

ご自分の使用イメージを明確にして購入機種を選定しましょう！