ハイセンス テレビ 65S6Eの調査レポ

65S6Eは高性能の映像エンジン「NEOエンジン」を搭載しています。エリア別高精細復元・テクスチャー復元・HDR再現処理によって映像の高精細化が可能です。また、映像のエッジ部や平坦部を識別して、ノイズの種類に合わせた処理を行います。オートで画質を調整するため、自分で細かい調整をする必要がありません。

65S6Eは4Kチューナー内蔵のため、新4K衛星放送が受信可能です。従来の地デジ・BS・CSのそれぞれ3波に3チューナーが搭載されています。外付けチューナーやレコーダーが不要なので、ごちゃごちゃした配線に悩まされることもありません。

65S6Eは立体感と奥行を感じさせる、クリアなサウンドにもこだわっています。サウンドリマスターによって音質を改善して、音のディティール・明瞭度・ニュアンスを効果的に再現しています。また、サラウンドスペースによって臨場感を体感できます。さらに、オートボリュームを搭載しているため、番組の内容やシーンによって適切な音量が保たれるのも魅力です。

65S6Eは「低遅延ゲームモード」を搭載しています。最小遅延は0.83msで、ボタンを押してから表示されるまでの時間が非常に少なく、FPSや格闘ゲームなどの瞬発性が求められるゲームにも最適です。また、HDMI 2,560 x 1,440 60p 出力のPCゲームにも対応しており、高精細な映像を楽しめます。

65S6EはスマートTVプラットフォーム「VIDAA」を搭載しています。Yourube・Netflix・Prime Video・Huluを始めとしたさまざまな動画視聴サイトにアクセス可能です。また、Youtube Musicにも対応しているため、上質なサウンドでBGMを流したり最新の音楽をチェックしたりできます。

65S6Eの録画機能には、自動でチャプターを作成する「チャプター機能」・複数人での利用にぴったりな「マイフォルダ」・ドラマやアニメの次回以降の録画も自動で予約できる「簡単連続録画予約」といった、さまざまな便利な機能が搭載されています。スロー再生や早送り再生もできるので、スポーツ番組のワンシーンをじっくり見たい方や時間がない方にもぴったりです。

電源が入っても画面が映らない、音声が聞こえないなどの初期不良を訴えるレビューが見られました。場合によっては返品や交換に時間がかかるため、今すぐ使いたいという方は通販ではなく家電量販店での購入をおすすめします。

故障や初期不良があったときのサポートが不親切との意見がありました。海外メーカーのため余計に不安を感じるようです。返答に時間がかかるとのことなので、サポートに連絡する際は「何日に連絡をくれるのか」を明確に聞き出す必要がありそうです。

購入してからわずか半月～半年という短期間で、画面がつかなくなったり横線が入ったりするなどの故障が報告されています。コスパの高いモデルと言えど高価な商品なので、短期間での故障は大きなデメリットです。保証期間内であれば新品と交換してもらえるケースもあるので、必ず保証期間を確認してから購入してください。

65S6Eの魅力の1つである画質を高く評価する声が多く見られました。4Kチューナーを内蔵しているため、4K放送ではない地上波番組でも鮮明に映すのが特徴的です。4K放送であれば、より滑らかな質感を楽しめます。

リモコンに搭載されているAmazon Primeボタンが便利で、面倒な工程を経ずにAmazon Videoを視聴できます。ボタンを押してからの時差も及第点で、ストレスなく操作できるとの声がありました。

「クリア音声」を搭載しており、人の声を優先させて聞き取りやすく再構築しています。そのため、映画・ドラマ・ニュースでの人の声が聞き取りやすいというレビューがありました。特に、年配の方や聴力に自信のない方には嬉しいポイントです。

スペックの割にコストが安いことも評価されています。国内の有名メーカーは65インチ・4K対応だと12～17万のモデルが多いですが、65S6EであればAmazonで9万円台から購入可能です。メーカーのサポートや耐久性に不安がある方はいますが、スペックを考えるとコスパの高さは魅力的です。

65U8Fは65S6Eの約3か月後に発売されたモデルで、スペック・価格ともに高くなっています。画質に関わるさまざまな機能が進化しているため、より高画質な映像を楽しむことが可能です。エンジンにはAIテクノロジー搭載の「NEOエンジンplus 2020」が使われており、ノイズの少ないきめ細やかな高画質を実現しています。また、AIが映像の動きの速さを自動判別して、動きの少ないシーンや激しいシーンなどそれぞれに適切なフレームを参照します。

さらに、直下型LEDライトだけが搭載されていた65S6Eに対して、65U8Fには「ローカルディミングplus」も搭載されています。直下型LEDライトをローカルディミングplusによってエリアごとに分割して制御します。黒が引き締まり、光とのコントラストによる鮮やかな描写が可能です。高画質・高スペックをお求めの方には65U8Fを、コストの安さや本体の軽さを重視する方には65S6Eをおすすめします。

国内メーカーのSONYから販売されているブラビア KJ-65X8000Hは、65S6Eの約2か月後に発売されたモデルです。価格は2倍近く高価ですが、国内メーカーゆえのサポートや豊富なネットワークコンテンツが高く評価されています。対応しているネットワークコンテンツは65S6Eよりも豊富なので、よりさまざまなサービスを受けたい方にはKJ-65X8000Hがおすすめです。

また、国内メーカーゆえに故障したときのサポートも充実しています。コストパフォーマンスを重視する方には65S6Eを、サポートやネットワークコンテンツを重視する方にはKJ-65X8000Hをおすすめします。価格が2倍以上異なるので、可能であれば店頭で実物を確認してください。

65S6Eについて、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

65S6Eは低価格にも関わらず、「NEOエンジン」や「4Kチューナー」など高画質にこだわった機能を搭載しています。また、スマートTVプラットフォーム「VIDAA」が導入されているため、さまざまなネットワークコンテンツを手軽に楽しめます。以上の点から、機能・スペック・コスパのよさにこだわる方や、Youtube・Amazon Video・Netflixなどのネットワークコンテンツを利用する方におすすめです。

また、ゲーミングモニターとしても優秀なので、FPSや格闘ゲームをする方にもおすすめです。65インチかつ4Kのテレビは10万円を超えることがほとんどですが、65S6Eは高画質・高機能なうえに10万円以下というコスパのよさが魅力です。できる限りコストを抑えたい方は、ぜひチェックしてください。