象印 炊飯器 NP-ZF10の調査レポ

本製品はすでに生産を終えていますが、部品の購入は可能です。

特に、コーティングがはがれやすい内釜も、Amazonで購入できます。

メニューに合わせた食感を実現するため、3通りの炊き分け圧力を設定できます。

メーカーが勧める普通の白ごはん向けの「ふつう」、酢に絡みやすいごはんを炊き上げる「すしめし」、カレールーに絡みやすいごはんを炊き上げる「しゃっきり」の3通りです。

好みの食感に合わせることができるのが特長です。

炊き上がりのご飯をおいしくするコツは、炊飯前にお米にしっかり吸水させることです。

本製品の「熟成炊き」は、時間をかけてお米を水に浸して、お米の芯まで時間をかけてしっかりと吸水させます。

芯まで吸水させると、お米の芯からアルファ化を促進し、炊き上がり後、ふっくらとおいしいごはんになります。

また、 熟成炊きの白米は、お米の甘み成分がふつうメニューの約2倍になります。

一晩保温し続けると、ごはんがカピカピになったり、黄色に変色したりする製品もありますが、本製品は、釜内の温度を最適にコントロールすることで、30時間おいしく保温することができます。

従って、夕食に炊いたごはんをそのまま保温して、翌日の朝食に食べるといったことが、可能となります。

炊飯器の指示通りに水加減を設定すると、炊き上がりが硬めに感じる場合があります。

ごはんの硬さの好みは人それぞれなので、メーカー指定の水加減で硬いと感じる場合は、水量を調整する必要があります。

好みの硬さに炊き上がる水加減を見つけるまで、少し時間が必要となる場合があります。

蓋を開ける際、ボタンを押してもすぐに蓋が開かず、少し時間が経ってからゆっくり開きます。

ボタンを押すとすぐに蓋が開く製品を使っていた方は、ボタンを押してから蓋が開くまでの時間に、イライラしてしまうかもしれません。

工場出荷時は「エコ炊飯」に設定されており、炊飯時に炊飯モードを変更しても、コンセントを抜くと炊飯モードがリセットされ、次に使う時はエコ炊飯になってしまいます。

コンセントを挿しっぱなしで使う場合には、最初だけ注意すればよいのですが、毎回コンセントを抜く人は、炊飯ボタンを押す前に炊飯モードをよく確認する必要があります。

圧力IH式の炊飯器は、圧力をコントロールする機構が必要なため、どうしても蓋の構造が複雑になってしまいます。

本製品も、通常のIH式やマイコン式に比べると、蓋周りの構造が複雑となっているため、清掃しにくいと感じる場合があります。

本製品は、圧力IH式の炊飯器の中では割安の部類に入りますが、ふっくらとおいしく炊き上げることができます。

「熟成炊き」は、炊飯に時間はかかるものの、もちもちで甘みを感じるごはんを炊き上げることができます。

コストパフォーマンスが非常によいと言えます。

「うるつや保温」で30時間の保温に耐えられるのは、大変素晴らしいことです。

保温機能が弱い機種ですと、保温後にごはんが乾燥してカピカピになったり、ごはんが黄色に変色するといった話はよく聞きます。

しかし、本製品ではそのようなことがないので、安心して保温することができます。

玄米や雑穀米だけでなく、炊き込みご飯、おこわ、おかゆなど、多彩な炊飯メニューがあります。

玄米を炊く場合、白米に混ぜて炊くとおいしく炊けない場合があるので、玄米のみで炊く必要があります。

白米に雑穀米を混ぜる場合は、雑穀米を炊飯量の10%以下にすると、おいしく炊くことができます。

NP-ZD10はNP-ZF10の上位機種です。

NP-ZF10にないものは、「玄米熟成モード」「蒸気セーブ機能」「やわらかごはんメニュー」です。

玄米熟成モードは、予熱や炊飯時間を長くした専用の炊き方です。甘み成分は通常の玄米メニューより約2倍、GABA(ガンマーアミノ酪酸）も約1.4倍となります。

蒸気セーブ機能は、蒸気の発生を約50%抑えてくれる機能です。発生する蒸気が少ないので、周りの結露を防ぐことができます。

やわらかごはんメニューは、ふつうの硬さとおかゆの間の硬さで炊き上げるメニューです。硬いごはんが苦手な方もおいしく楽しむことができます。

NP-ZG10はNP-ZF10の上位機種です。

NP-ZF10にないものは、「クリーニング機能」「玄米熟成モード」「蒸気セーブ機能」です。

炊き込みご飯を炊いた後など、においが気になるときに、クリーニング機能を使用すると、におい残りを抑えてくれます。

玄米熟成モードは、予熱や炊飯時間を長くした専用の炊き方です。甘み成分は通常の玄米メニューより約2倍、GABA(ガンマーアミノ酪酸）も約1.4倍となります。

その後通常の清掃を行えば、においをしっかり除くことができます。

蒸気セーブ機能は、蒸気の発生を約50%抑えてくれる機能です。発生する蒸気が少ないので、周りの結露を防ぐことができます。

NP-ZS10はNP-ZF10の上位機種です。

NP-ZF10にないものは、「クリーニング機能」「玄米熟成モード」「蒸気セーブ機能」です。

炊き込みご飯を炊いた後など、においが気になるときに、クリーニング機能を使用すると、におい残りを抑えてくれます。

玄米熟成モードは、予熱や炊飯時間を長くした専用の炊き方です。甘み成分は通常の玄米メニューより約2倍、GABA(ガンマーアミノ酪酸）も約1.4倍となります。

その後通常の清掃を行えば、においをしっかり除くことができます。

蒸気セーブ機能は、蒸気の発生を約50%抑えてくれる機能です。発生する蒸気が少ないので、周りの結露を防ぐことができます。

なお、NP-ZG10とNP-ZS10の機能は同じですが、NP-ZG10は数量限定品で、デザインが少し異なっているだけです。

NP-ZC10はNP-ZF10の上位機種です。

NP-ZF10にないものは、「玄米熟成モード」「蒸気セーブ機能」です。

玄米熟成モードは、予熱や炊飯時間を長くした専用の炊き方です。甘み成分は通常の玄米メニューより約2倍、GABA(ガンマーアミノ酪酸）も約1.4倍となります。

蒸気セーブ機能は、蒸気の発生を約50%抑えてくれる機能です。発生する蒸気が少ないので、周りの結露を防ぐことができます。

先ほど紹介したNP-ZD10はNP-ZC10の後継機種です。

象印 NP-ZF10について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

本製品は旧モデルということもあり、リーズナブルに購入することができます。旧モデルと言っても、白米用に「熟成炊き」を含めた3種類の炊飯メニューだけでなく、雑穀米、玄米もおいしく炊き上げるメニューを備えており、豊かなごはんライフの主役になり得る実力を持っています。

また、低価格にもかかわらず保温機能がしっかりしており、最大30時間の保温が可能です。

夕食にごはんを炊いてそのまま保温し、翌朝にも食べることもできます。

これほどの機能を備えているにも関わらず、手頃な価格で入手できるので、十分検討に値するモデルではないかと思います。

圧力IH式の大きな特長である、もちもちした炊き上がりを楽しみたいが、最新モデルには特にこだわらないという方には、特におすすめの製品です。

多くの家庭の主食であるごはんに対しては、こだわりを持っている方が多いのではないかと思います。

そういった方に、今回紹介したNP-ZF10は、非常におすすめできる製品だと思います。