日立 掃除機 CV-PE700の調査レポ

掃除機のブラシに拭き専用の毛を使っているので、ごみを吸うだけでなくフローリングの菌も拭き取ってくれます。一往復でなんと99%の菌を除去してくれ、掃除機をかけながらクイックルでも掃除しているようです。一台で二役をこなしてくれます。

強力吸引と使いやすいヘッドで大小様々なごみを吸い取ってくれます。ヘッドは掃除機の押し引きに合わせて自動で開いたり閉じたりして圧力を調節するため、軽い力で掃除ができます。また、高性能のフィルターによって吸いとったごみやチリを逃がさず、排気もキレイです。

この掃除機の一番の特徴は、強力な吸引力がありながら本体が軽く、持ち運びしやすいことです。本体と車輪にカーボンライトという軽量素材を使っており、備え付けのファンも小型のものが使われているため高性能で使いやすい使いやすい軽さを実現しています。

パワフルな吸引力があるとはいえ、吸込率は370Wなので大型でパワーのある掃除機にはどうしても力が劣ります。よく吸い込む掃除機を使っていると、少し物足りないと感じるかもしれません。また、その吸い込み率や精密なブラシのため大きい固形物や金属片などは吸い込まないことがあるようです。

紙パック式掃除機はごみを紙パックごと捨てられるため、サイクロン式掃除機のように内部を開いて溜まったごみを捨てるというメンテナンスが不要ですが、それゆえ紙パックのコストがかかります。純正フィルターだと1つにつき700円くらいするので、紙パック式掃除機を購入する場合はそのコスト込みで検討する必要があります。

扱いやすい軽さが特徴のCV-PE700ですが、逆に軽すぎてヘッドが扱いづらいことがあるようです。ヘッドが回転しやすく向きを固定しづらいため、掃除機をかけていると思わぬ方向にヘッドが動いてしまったり、付け替えたブラシがすぐに落ちてしまうといった意見がありました。

ホルダーにノズルが収納しにくい、というコメントが複数見られました。このCV-PE700だけでなく日立の製品に共通している難点のようです。立て掛ける際にノズルが上手く収納できないと少し不便ですね。置場所などを工夫しないといけないかもしれません。

口コミで目立ったのは本体の軽さへの満足度です。階段や高所、二階を掃除する際や高齢の方が一人で掃除する際でも持っていて負担になりにくく掃除しやすいという口コミが多数ありました。軽量という点で購入を決めたユーザーも多いようです。

紙パック式掃除機の最大の利点です。溜まったごみは紙パックごと捨てられるので、いちいち本体を開けてごみを取り出したり掃除したりすることがありません。また紙パックの中のごみも中で圧縮されるのでメンテナンス回数も大幅に減ります。中には3～4ヶ月使い続けてもメンテナンスがいらないという人もいました。

高性能のフィルターを使っているため、排気に塵が混じらず排気の綺麗さにも満足度の高いコメントが多くありました。掃除したあとに嫌な臭いがしないのはスッキリできていいですね。埃も舞ったりしないので埃アレルギーがある人でも安心して使えそうです。

CV-PD30はCV-PE700の1年前に発売されたモデルです。

形はCV-PE700とほぼ変わりませんがCV-PD30の方が大きく、本体2.3㎏、総重量3.9㎏のCV-PE700と比べると、CV-PD30は本体3.7㎏、総重量5.4㎏と1.5㎏も重いので、高齢者の方やあまり力のない方には持って掃除するのは難しいです。

しかし重い分、吸引力はCV-PE700が370Wに対してCV-PD30が680Wと310Wも違いがあります。口コミにも多く書かれていますが、吸引力に優れています。

他にはCV-PE700についているライト機能がなかったり、CV-PE700のエコモードが自動切り替えであることに対してCV-PD30は運転モードが手動切り替えであったり、CV-PE700の方が静音であるなど、AIについてはCV-PE700の方が優れています。その分、価格はCV-PD30の方が安いです。

吸引力よりも軽さや掃除をする際の楽さを選ぶならCV-PE700、楽さよりも値段や吸引力を重視するならCV-PD30を選ぶのがいいでしょう。

CV-PF900はCV-PE700の1年後に発売された後続のモデルです。

色合いが白を基調とし、ゴールドの部分や色違いのブルーの部分の発色が柔らかくなり、より軽めな印象になりました。白やブラウンを基調とした部屋に馴染みそうです。

軽さやLEDライト機能の有無、静音性についてはCV-PE700とほぼ変わりはありません。しかし吸引力は340WとわずかにCV-PE700よりも下がっています。

CV-PF900の本体の重さはCV-PE700と変わりありませんが、ホースやヘッドがより軽くなっており、その差で0.1㎏ほどCV-PE700よりも軽くなっています。また、CV-PE700にはなかった「アイドリングストップ機能」が追加されており、これは掃除中にヘッド操作がなかった場合自動で運転を停止してくれるという機能です。

掃除中つい話をしたりテレビを見たりして掃除機を停めるのを忘れてしまった場合などに役立ち、より省エネを実現してくれそうな機能ですね。

自動運転停止機能の追加やヘッドの軽量化など細かな違いはあるものの、大きなスペックの違いはなく、またCV-PE700の方が吸引力も強く値段も安いため、追加機能に関心がなければCV-PE700の方がおすすめです。

日立　CV-PE700についてスペック、おすすめポイント、口コミ、レビュー、他製品との比較をまとめました。

軽量素材を使っていて軽さに優れ、掃除が楽にできる点や紙パック式でメンテナンスが楽という点を見て、もっと楽に掃除がしたい！と思う方におすすめです。一人暮らしからファミリー層、高齢者の方にもおすすめできる商品といえます。

紙パックを替えなければならないという点もありますが、替えなくても3～4ヶ月もつと思えば1年に2100円ほどのコストで済みますので、毎回掃除機のごみを捨てて掃除しないといけないという時間的なコストよりも抑えられるのではないでしょうか。

新しい機種が出て型落ちしており、値段も3万円弱と手頃になっているので、もっと軽い掃除機で掃除を楽にしたいという方は検討してみてもいいでしょう。