darkiron 衣類乾燥機 布団乾燥機

夏や冬などエアコンを使う季節になると一気に電気代がかさみ、お困りの方も多いですよね。そこでおすすめなのが、エアコンと扇風機の併用です。扇風機を使うと体感温度を下げ、エアコンを効率的に使えます。

エアコンと扇風機を併用する場合、扇風機の置き方や位置が重要です。また、さらに効率よく部屋の温度を調整するコツもあります。当記事では、エアコンと扇風機を併用して電気代を節約する方法を解説します。

併用するとなぜ電気代が節約できるのか、具体的な併用の仕方をまとめましたので参考にしてください。広い部屋だけでなく、一人暮らしの方にもおすすめできる方法です。ぜひ、エアコンと扇風機の両方を使って、電気代の節約にチャレンジしてください。

扇風機とエアコンを併用すると電気代が節約できるといいますが、なぜ節約できるのでしょうか。その理由は、空気の流れにあります。空気は温かい空気が上に、冷たい空気が下にたまる性質です。その性質ゆえに、エアコンだけを使っていると、部屋全体の温度にムラができてしまいます。

扇風機を使えば室内の空気がちょうどよく混ざるので、下にたまっていた冷たい空気が全身に届きます。結果として体感温度が下がり、エアコンの設定温度を上げても涼しく過ごせるようになるのです。

そのため、エアコンと扇風機の併用は、電気の節約に効果があるといえます。ただ、扇風機とエアコンを併用したとしても、エアコンの設定温度を上げなければ節約にはならないので注意してください。

エアコンと扇風機を併用した場合、どのくらい節電できるのでしょうか。一般的には、エアコンの温度を1℃下げると、約10％の節電ができるとされています。数字をあげながら、具体的に解説します。

例えば、エアコンを1日に9時間使用する場合、エアコンの温度を27℃から28℃に上げると、年間(夏季)の電気代を約820円節約可能です。9時間以上エアコンを使う方や、エアコンの設定温度をさらに上げた場合は、より節約できます。

電気代を節約したい場合は、扇風機の置き方が大切です。体感温度を下げたい場合と、エアコンの冷気を部屋全体に循環させたい場合の2パターンについて解説します。はじめに、体感温度を下げたい場合は、自分に風が当たるように扇風機の向きを調整しましょう。

冷たい風に当たりたい場合は扇風機をエアコンの正面に起き、体を冷やし過ぎたくない場合はエアコンの風が届かない場所に置いてください。次に、エアコンの冷気を部屋全体に循環させたい場合は、まずエアコンの風向きを水平にしましょう。そして、扇風機を上向きにして使ってください。

扇風機を置く場所は、エアコンの対角線上に置くとより空気が循環しやすくなります。対角線上に置けない場合は、エアコンの冷気が当たる場所に置くと効果的です。

「2部屋を涼しくしたいけれど、片方の部屋にしかエアコンが付いていない」ということもあると思います。そんなときも扇風機が便利です。扇風機を使えば、エアコン1台で2部屋涼しくできます。まず、2つの部屋の境の扉を開け、エアコンを起動します。

そして、扇風機を部屋と部屋の境目に置き、エアコンがない部屋に向けてください。そうすると、エアコンがない部屋にも冷気が届きます。エアコンは、部屋の上の空気の温度に合わせて冷気を出します。そのため、扇風機の向きを上にするのがポイントです。

そのため、エアコンが適切に冷気を出せるように、部屋の温度のムラをなくしてください。扇風機を上に向ければ部屋の空気が循環するので、結果としてエアコンが適切に温度調整してくれます。

扇風機とエアコンを併用すれば、効率的に部屋を冷やせます。ただ、ちょっとした工夫をすることで、さらに効率アップが可能です。効率アップの方法を2つ紹介するので、参考にしてください。

扇風機と似たものに、サーキュレーターがあります。サーキュレーターは、直線的な強い風を発生させるものです。扇風機の主たる目的は涼をとることですが、サーキュレーターは空気の循環を目的としたものです。そのため、エアコンと併用して空気の循環を促すなら、サーキュレーターのほうが効果的といえます。また、首振り機能を使うと、ちょうどよく空気が攪拌されます。

エアコンと扇風機は、使っているうちにホコリがたまってきます。汚れた状態で使うと効率よく冷気を出せないので、定期的に掃除をしてください。特に、エアコンはフィルターの掃除が大切。自動でフィルターを掃除できるエアコンを使っていても、時折自分で掃除するのがおすすめです。扇風機もホコリがたまりすぎると寿命が短くなる可能性があるので、定期的に掃除してください。

ここまで、夏に効率よく部屋を冷やす方法を紹介しました。実は、冬もエアコンと扇風機を併用するのがおすすめです。冬は、エアコンから出た暖かい空気が上にたまってしまいます。扇風機を使って部屋の空気を循環させると、暖かい空気が下に降りてきて体感温度が上がります。エアコンの設定温度を下げても暖かいので、冬も電気代の節約になりますよ。

エアコンと扇風機の併用は夏だけでなく冬も使える方法なので、1年を通して扇風機は活躍します。エアコンと扇風機を併用すれば、効率よく部屋を冷やせます。電気代の節約をしたい方は、ぜひ実践してください。