シャープ テレビ LC-60UH5の調査レポ

あらゆるコンテンツを4K液晶パネルに最適な高精細映像に変換、鮮やかな色彩表現で忠実かつ自然な映像の実現、明暗について表現力の向上、外光や照明の映り込みを抑制、速い動きの映像も残像感が少ないクリアな映像といった「高画質」をあらゆる技術で可能にしています。

独自の「AROUND SPEAKER SYSTEM」を採用し、高精細映像と音声の一体感を生み臨場感を高めることを可能にしました。2つのミッドレンジスピーカーを上下に対向配置した独自構造は特許も取得している先端技術です。

COCORO VISIONを採用しています。人工知能が最適なAIoTサービスを届けてくれます。よく見る番組や利用した時間帯を学習し、関心のあるジャンルの番組や、好きなタレントが出演する作品を音声で知らせてくれるのです。

録画についての不具合が目立ちます。長時間の録画などでは、2~3本に分けられてしまうようです。映画のいい場面で切られてしまうということも否めないので、残念な点です。アップデートを待つしかありません。

電源がつくまでの時間やチャンネルが切り替わるまでの時間が長いです。また、録画は10秒送りしかできないので、反応していないと思って数回押したら、送り過ぎたなんていう不便さもあります。

初期状態の時点では、映画中の声の小ささが気になるようです。他の音に、声の部分が埋もれてしまうのです。設定で調整を行うことで、自分の聞きやすい音量にすることは可能なので、試してみましょう。

初期状態の時点では、画面が明るい感じがするようです。あまりに明るいと映像も見にくく、目も疲れます。設定で調整を行いましょう。また、部屋の明るさと相対して、画面が明る過ぎてしまうこともあるので、気をつけてください。

部屋を真っ暗にすれば、まるで映画館にいる気持ちにもなれます。普通のサイズのテレビで映画を見るよりも、LC-60UH5での上映は、圧倒的な迫力があります。また、スポーツの中継などでも、かなり盛り上がります。

LC-60UH5では、15ものアプリを楽しむことができます。従来ではパソコンでしか楽しめなかった動画などが、テレビの前の皆で楽しめるようになりました。また、迫力もパソコン画面とは大違いです。

60インチの液晶テレビとなると高額なものが多いです。30万円も超えてくる液晶テレビがある中で、LC-60UH5は20万円を下回ります。画質も音質も十分なLC-60UH5のコストパフォーマンスはかなり高いです。

LC-60UH5とLC-60US5の大きな違いは、価格、LEDバックライトの設置位置、高速液晶表示のスピード、年間消費電力量、重量です。

LC-60UH5とLC-60US5は発売時期は同じですが、LC-60UH5の価格はLC-60US5と比べて、5万円ほど高くなっています。

LEDバックライトの設置位置にも違いがあります。LC-60UH5はエッジ型LEDバックライトなのに対して、LC-60US5は直下型LEDバックライトです。直下型のメリットは、LEDの位置的に液晶に近い分、画面全体の明るさが維持きることです。

液晶表示のスピードはLC-60UH5が960スピードで、LC-60US5は半分の480スピードとなっています。

年間消費電力はLC-60UH5が193kWhなのに対して、LC-60US5は173kWhです。つまり、電気代はLC-60UH5の方がかかってしまいます。

重量は、LC-60UH5の方がLC-60US5より3kgほど重いです。

LC-60UH5とLC-60US5では、液晶表示のスピードやバックライトの数での差が、金額面に影響を与えていると考えられます。

液晶表示のスピードがある方が、スポーツ観戦やゲームなどの早い動きに対応しやすいです。動画の魅力を最大限に引き出すには、液晶表示のスピードが重要です。

直下型LEDバックライトであるがゆえに、LC-60UH5はバックライトの数が多くなってしまいます。しかし、液晶パネルの真後ろにLEDが配置されているからこそ、綺麗な高輝度での映像を楽しめるのです。

目の前の映像の魅力を、最高な状態で楽しむのなら、LC-60UH5がおすすめです。ただ、優れたコストパフォーマンスをもつのはLC-60US5です。購入予算と求めているスペックとを考慮して、購入を検討しましょう。

LC-60UH5とLC-60XD35の大きな違いは、発売時期、3Dテレビの有無、自動録画機能の有無、VODサービスの扱いです。

発売時期はLC-60XD35が、LC-60UH5の2年前ほどになります。ただ、価格差は13万円もついているのです。販売扱い数自体の減少が高価格につながっていそうです。

3DテレビはLC-60XD35に搭載されています。LC-60UH5は後からでてきましたが、3Dテレビの機能は不採用となりました。3D対応のDVDを持っている方は、LC-60XD35を購入した方がDVDを使い続けられますね。

自動録画機能もLC-60XD35では採用、LC-60UH5では不採用です。自動録画機能の良さは、テレビ番組の新規開拓や好みの番組の予約し忘れ防止ができることでした。

VODサービスで扱っている内容が、LC-60UH5とLC-60XD35とで、異なっています。自分が使いやすいと思っているサービスが、しっかり扱われているか確かめておくと良いでしょう。

LC-60UH5とLC-60XD35では13万円もの価格差があるので、コストパフォーマンスの面ではLC-60UH5が圧勝しています。ただ、二つの大きな機能の有無での機能差もあります。自宅でも3Dを楽しみたいという人はLC-60XD35がおすすめです。

シャープ AQUOS LC-60UH5の種類について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

シャープ AQUOS LC-60UH5は高画質、高音質、そして高コストパフォーマンスを誇っております。また、豊富なアプリにも対応していて、従来はパソコンでしか楽しめなかった映像があったのに対して、大画面で大勢と映像を楽しむということを可能にしました。

AQUOS LC-60UH5には後継機も従来機も存在しますが、採用されている機能は、時期に関係なく良し悪しがあります。基本のスペックも求めるレベルによって納得できるボーダーが変わってきます。また、3DのDVDなどに対応できる機種も、新機種だからといって搭載が当たり前ということではありません。

液晶テレビを買いに行く前に、欲しい機能と予算は明確にしておきましょう。売り場の前で長考せずに済みます。是非、この記事も参考にして、買いたいテレビを探してみてください。