ソニー テレビ KJ-32W730Eの調査レポ

ソニー独自の超解像エンジン「X-Reality PRO」が搭載されており、地上デジタル放送・Blu-rayディスク・ゲーム・ネット動画などのあらゆるコンテンツを、リアリティーのある鮮明な映像に作り替えるのが特徴です。ノイズ低減処理と高精細処理を行い、伝送や圧縮で失った情報も蘇らせてオリジナルに近い映像信号を生成します。

W730EシリーズはフルHD高精細パネルを搭載しており、WXGA液晶(105万画素)に比べて約2倍の解像度(207万画素)を誇ります。フルHDの映像もそのままの解像度で楽しめるため、Blu-ray映像を視聴する方やPS4やPS5のように画質にこだわったゲームをする方におすすめです。

「クリアボイス機能」を搭載しており、全体の音の大きさを変えずに声の音量のみ変えることが可能です。例えば、ニュースキャスターの声が聞き取りにくいときに役立ちます。リモコンのボタン1つで簡単にオン/オフができるのも便利です。

別売りの外付けHDDをUSB接続するだけで、テレビ番組の録画ができます。ハイビジョン映像も画質を落とさずに録画可能です。また、再生ボタンを長押しすることで、音声を流したまま1.3倍の速度で再生できる「早見再生機能」や、番組に区切りを設定する「オートキャプチャー機能」といった便利な機能もあります。

無線LANを内蔵しているため、ご家庭に無線LAN環境があればワイヤレスで手軽にYoutubeやNetflixなどのネットワークコンテンツを利用できます。Netflixはリモコンのボタン1つで簡単にアクセス可能です。

どんな方でも使いやすいデザインを重視したリモコンは、ボタンの文字が大きいうえにスリムで持ちやすいのが特徴です。「クリアボイス」や「Netflix」など、視聴がより楽しくなるボタンも搭載されています。また、電源オフの状態でもチャンネルボタンを押すことで、電源オン・選局が1発でできる「チャンネルポン」も便利です。

外付けHDDが接続できていないことが多く、電源を付けてからもう一度付け直さなければならないことがあるというレビューがありました。家にいないときに録画する際、HDDを認識せずに録画が失敗してしまうのはたいへん困ります。

「KJ-32W730C」の後継機であることから、最新機能を搭載したモデルだと思ってKJ-32W730Eを購入した方も多いのですが、機能を抑えたコストダウンモデルのようです。HDMI入力部の数が4つから2つに減少したり、視聴可能なネットワークコンテンツの種類が減ったりするなど、KJ-32W730Cから乗り換えた方にとっては残念な結果になりました。

視聴中に画面が急に暗転したり固まったりするなど、不調を訴えるレビューもありました。使用期間は4ヵ月～1年半とまちまちなのですが、初期不良であれば無償で交換をしてもらえる可能性もあります。しかし、液晶の修理で4万円程度かかるという情報もあるので、すでにお使いの方も故障の際は慎重に判断しましょう。

使いやすさにこだわったデザインのリモコンには、操作がしやすいという意見がありました。小さい文字のボタンは一見おしゃれですが、使い勝手はあまり期待できません。KJ-32W730Eのリモコンは文字が大きいため、視力の悪い方やご年配の方も使いやすくて安心です。

声の音量のみを変えることができる「クリアボイス機能」を評価するレビューもありました。リモコンの使いやすさもそうですが、聴力に自信のない方やご年配の方もさまざまな番組を楽しめるため、プレゼントにぴったりです。

一般的に32型のテレビはHD(ハイビジョン)画質が多く、フルHDのモデルは少ないです。そのため、フルHD画質を搭載しているKJ-32W730Eを評価するレビューが見られました。部屋は狭いけど画質にはこだわりたいという方や、画面が大きすぎると部屋の中を圧迫するのが気になる方におすすめです。

無線LANを内蔵しており、YouTubeやNetflixが見られる点も好評です。最近ではテレビよりYouTubeを見るという方も増えていますが、スマホの小さい画面では目が疲れるうえにバッテリーの劣化も激しくなります。しかし、KJ-32W730Eであればネットワークコンテンツを大きな画面で見られます。ただし、コンテンツは限られるので注意してください。

テレビは似たデザインの商品が多いですが、KJ-32W730Eのスタンドのデザインが気に入ったという声もありました。公式サイトやAmazonの画像とは印象が異なるそうなので、デザインにこだわる方はぜひ家電量販店でご確認ください。

KJ-32W500EはKJ-32W730Eの約7か月後、2017年9月に発売された同ブランド「BRAVIA」のモデルです。基本的なスペックはKJ-32W730Eに劣りますが、価格は店舗によっては1～2万円程度安くなっています。最も大きな違いは画質です。KJ-32W730EはフルHDですが、KJ-32W500Eは一般的な32型テレビの標準画質であるHDです。32型の中でも画質のよさを優先したい方には、KJ-32W730Eをおすすめします。

また、KJ-32W500Eは無線LANを搭載していないため、YouTubeやNetflixなどのネットワークコンテンツを視聴することができません。しかし、PS4やChromecastなどの機器があればKJ-32W500Eでもネットワークコンテンツを楽しめます。コストを抑えたい方やシンプルな機能で問題ない方にはKJ-32W500E、ネットワークコンテンツを楽しんだり高画質を楽しみたい方にはKJ-32W730Eをおすすめします。

韓国の家電メーカー「LGエレクトロニクス」から2020年12月に発売した32LX6900PJAは、数少ないフルHD画質32型TVの1つです。価格は店舗によりますが、KJ-32W730Eよりも安いことが多いです。また、HDR(ハイダイナミックレンジ)にも対応しているため、従来のフルHDよりも明暗に広がりが出て、一層リアリティのある映像を楽しめます。

KJ-32W730EはYouTube系統の2つ＋Netflixの3種類のみ視聴可能でしたが、32LX6900PJAはそれらに加えてAmazonビデオやHuluなど7種類以上のコンテンツを楽しむことができます。Bluetoothにも対応しているため、Bluetoothイヤホンやヘッドホンを使うことも可能です。基本的にKJ-32W730Eよりもスペックは高いですが、日本メーカーではないと不安に感じる方や、録画機能にこだわりのある方はKJ-32W730Eを選んでください。

KJ-32W730Eについて、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

KJ-32W730Eは32型テレビには珍しいフルHD画質で、鮮明な映像を楽しめます。また、録画機能やクリアボイス機能を搭載しているうえに、無線LANも内蔵しているため機能性も高いです。以上の点から、フルHD画質の32型テレビをお探しの方や機能性をお求めの方、インターネットコンテンツを楽しみたい方におすすめの商品です。また、国内の有名メーカーなので、「海外メーカーは不安」という方にもおすすめできます。

スマホやタブレットからYouTubeで動画を視聴する方が増えた昨今ですが、32型テレビならそれよりも大きな画面で映像を楽しむことが可能です。ぜひKJ-32W730Eを導入し、さまざまな映像を大画面・高画質で視聴しましょう。